330.《ネタバレ》 大雑把なマイケル・ベイ監督作のわりには、
一番良い出来だと私は思いますよ~!
見てる最中に(これは別の監督の作品に違いない)とか、
マジ思ったくらい完璧すぎてアレッ?とか思ってた(苦笑)
しかし後半の連続爆破攻撃は(やはり)と嬉しくなってしまうということは、
もしかしたら私はけなしながらもこの監督の爆破演出が気に入ってる??
前触れはもちろんありました。
あのひつこい大袈裟なカーチェイスはいらないのでは?とも思うし、
いらないとは言い切れないけど長かった(苦笑)
それほどショーン・コネリーに大脱出させたいのか~(爆)
この人派手さが似合うボンドだから仕方ないんですが、
呆れながらもまあコネリーだからいいかと変に納得。
まさにコネリー007引退した某国某スパイの老練なる役。
「レッドオクトーバーを追え」のほうがその演出はひつこくはなく好感。
まあしかし監督が違うから仕方ないか・・
ニコラス・ケイジを持ってきたのは意外にも合っていた。
やはり両方熱血だと映画が暑苦しくなる(爆)
それでなくても熱い男を描くのが好きな監督です。
でも私は意外にもこのふたりの面白さよりも、
さらに熱い男エド・ハリスに釘つけになったのです。
この冷静で嫌らしくガンコな役はなんだ?
似合いすぎている・・
こういう時代錯誤なガンコオヤジ、
「海底2万マイル」のネモ船長のような役は好きです。
時代に置いてゆかれ自分の帝国を地下に作っている・・
こういう引きこもりのカリスマおやじの筋って面白い。
「某国のイージズ」の真田広之のようなニコラス・ケイジのラストは、
やはりこういう破滅型アクション映画はお金をかけないとダメだと痛感。
そのあとの爆破は成功したが海に沈むというパターンは、
実は観ていて楽しめた。
心から期待していたから。
爆破させろ!って・・
映画の中くらい派手に破壊してほしい。
エンドクレジットにドン・シンプソンに・・とあり、
あああの有名な製作者が亡くなったんだと知り、
そうかだから娯楽作でよかったのかもとしみじみ・・