ソロモンの偽証 後篇・裁判のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ソロモンの偽証 後篇・裁判

[ソロモンノギショウコウヘンサイバン]
Solomon's Perjury Part 2
2015年上映時間:146分
平均点:4.81 / 10(Review 36人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-04-11)
ドラマサスペンス法廷ものシリーズものミステリー青春もの学園もの小説の映画化
新規登録(2015-01-27)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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監督成島出
キャスト藤野涼子(女優)藤野涼子
板垣瑞生(男優)神原和彦
石井杏奈(女優)三宅樹理
清水尋也(男優)大出俊次
富田望生(女優)浅井松子
前田航基(男優)野田健一
平祐奈(女優)水川冴子
佐々木蔵之介(男優)藤野剛
夏川結衣(女優)藤野邦子
永作博美(女優)三宅未来
黒木華(女優)森内恵美子
田畑智子(女優)佐々木礼子
塚地武雅(男優)浅井洋平
市川実和子(女優)垣内美奈絵
森口瑤子(女優)神原歩美
江口のりこ(女優)大出佐知子
安藤玉恵(女優)高木学年主任
木下ほうか(男優)楠山教諭
宮川一朗太(男優)柏木則之
浜田学(男優)垣内典史
大河内浩(男優)
嶋田久作(男優)河野良介
津川雅彦(男優)小林修造
余貴美子(女優)上野素子
松重豊(男優)北尾教諭
小日向文世(男優)津崎正男
尾野真千子(女優)中原涼子
森田想(女優)蒲田教子
井上肇(男優)岡野教頭
原作宮部みゆき「ソロモンの偽証」(新潮文庫)
脚本真辺克彦
音楽安川午朗
津島玄一(音楽プロデューサー)
主題歌U2"With or Without You"(Universal Music)
撮影藤澤順一
製作松竹(「ソロモンの偽証」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「ソロモンの偽証」製作委員会)
朝日新聞社(「ソロモンの偽証」製作委員会)
木下グループ(「ソロモンの偽証」製作委員会)
配給松竹
特撮浅野秀二(VFXスーパーバイザー)
照明金沢正夫
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12
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16.《ネタバレ》 前後篇に分けての劇場公開という、"大作"にしては話題性が低くて、テレビ公開後の書き込みが少ないのは意外でした。個々の中学生の心の葛藤や揺れはうまく描写されていて、悪くはなかったと思います。特に三宅さんと浅井さんの関係はうまく描けていたと思います。しかしやっぱりあのような形での中学生による学校内裁判というのは、実際にはやらせる学校はないでしょうし、あそこまでできる中学生もいないでしょうから、あまりのリアリティのなさが致命的なのかもしれません(佐々木刑事の証言は公務、それともプライベート?)。原作があるとはいえ、折角前後篇の長丁場にしたのですから、せめてドラマ「鈴木先生」の鈴木裁判ぐらいの現実味は出してほしいところでした。
それにしても、浅井さん親子は、子供の配役が決まってからそれにつりあう両親を選んだのか、それとも両親の役者さんが決まってから、二人から生まれそうな子役を選んだのか、気になってしまいました。
キムリンさん [地上波(邦画)] 6点(2016-05-28 22:27:49)
15.この後篇だけでは成立しないので評価は難しいが、予想よりは面白かったと思う。
若者が自分の中にあるものを吐き出すというのは悪く無い。だが、もう少し深く、またはさらに何人かにそれがあってもいいかも。
simpleさん [地上波(邦画)] 6点(2016-05-27 23:37:18)
14.《ネタバレ》 見応えあった!小中の頃のひっかかりを知らぬ顔をしていては、確かに人生を前に歩いていく力が出てこない。主人公の女の子たちは目を背けずにこの「事件」に挑んで、最後にかけがえのない友情を得た。そして人生が開けた。つまり普通の人になった。この真実を宮部みゆきは見事にエンターティメントとしてドラマという形にした。観ている最中、自分の小中時代を思い返していた。観終わったとき、自分も洗い流されたかのような感じがした。実に見応えのある作品だった。それにしても今、この時期に作られた意図は、法律の大本である憲法をないがしろにする昨今の状況に、言葉を取り戻した裁判を具体的に描きたかったのかな?と感じた。大人になり本当の言葉を失う前の、子どもたちに裁判をやらせることで、本当の社会のあり方とは?というのを浮き彫りにした骨太の作品のように感じられたのだ。
トントさん [DVD(邦画)] 8点(2016-04-30 22:35:22)
13.《ネタバレ》 中学生が裁判、ここがこの映画の最大の見せ場だと思いますが、
わたしの道徳観、倫理観では、やはり到底容認できるものではなかったです。
映画ですからモノを考えるきっかけという使命の観点からみてもチョッとね。。。
サブキャラの告発文の女の子二人は心情と行動の整合性を感じましたが、
あとはもうバラバラ。
肝心要の飛び降り君は、壮絶なかまってちゃん。
こう言っちゃなんですが、あんな気持ち悪い子がどうなろうと知ったこっちゃありません。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 2点(2016-02-21 20:59:08)
12.《ネタバレ》 これは相当期待を裏切られた。一体何のための裁判だったのか。結局自殺ですか。どうせ現実的な話ではないのだから、エンターテイメントに徹して楽しませて欲しかった。こんな話で感動はしない。サスペンスを期待したのに。結局、原作がつまらないということか。残念。
ぽじっこさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-02-11 09:50:51)
11.八日目の蝉がたまたま良かっただけなのかなぁと思ってしまう出来栄え。
役者の演技がひどくて集中できない。
aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 4点(2015-12-22 22:45:22)
10.《ネタバレ》 大人も警察もあてにしない、私たちだけでやる。私たちは真実を知りたい! 大きな困難に立ち向かう中学生達の真摯な姿は心打たれます。この長丁場の話を最後まで引っ張る力強いストーリーテリングは素晴らしいものがあります。あります、が、、、他校生の神原君、そんな重要なことを隠しておくなんて普通あり得ないよ。普通に警察に言えばここまでの騒ぎにはならなかったんじゃないのかい。あまりにも多くの犠牲をはらった結果がコレならば皆はどう思い感じるんだい?  柏木君の背景や神原君との「ゲーム」の関連性が乏しく、なぜ彼ら二人がそこに至ったのかの掘り下げが無く最終的なところは分からないまま。前編の緊迫感を含んだとても良い部分と残念ながら大いに不満の残る部分がある後編でゴザイマシタ
Kanameさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2015-11-12 10:46:00)
9.《ネタバレ》 前編がおもしろすぎて、すぐに観た後編。結局、ミステリーそのものは大したことでなく、意外な展開を見せる裁判劇も想定内。大いに期待した観客のほとんどが、前編より評価が下がると思います。でも、ごめんなさい、僕は非常に面白かった。これは、ある意味、成長の青春映画なんだと思います。二人の生徒の死により、みんなが傷ついた中、唯一、みんなが少しだけ、癒されるとしたら、この裁判をやり遂げた事に大いに意味があり、この映画で描かれた物語は、子供たちが抱える、なんだかモヤモヤした潜在意識に隠されたどーしようもない問題を、少しだけでもなんとかできる、一つの方法論じゃないかと思うのです。それは裁判をするとゆう行為そのものではなく、問題に立ち向かってどのように決着をつけるのか自由な発想で試行錯誤して、やりとげる、しかも、真面目に。そこに惹かれてちゃって、観たあとにもなんかさわやかな気分になれるとゆーか。昨今のどこかひねた少年ばっかを描いた映画とは一味違う純粋な視点もなんだか新鮮でよかった。もちろん、なんであの少年は自殺したのかとか、それで解決になるのかとか色々疑問もあるんですけど、この際、細かいことはどーでもいいってゆか、なんだか子供たちががんばって一つの事を成し遂げたんだから、これはこれでいいのだと自分の中で納得しちゃって、大変、満足です。でも前編の方がどっちか言えば好きですね。
なにわ君さん [DVD(邦画)] 10点(2015-10-21 18:50:45)
8.《ネタバレ》 前篇からの緊迫感はあるが、被告の判決や関係者の誰かが秘密を持っているのは予想通り。
少年が死亡前に電話を4回も受けていたのを警察が調べないのは不自然。
また、そんなに知っていることがあるなら君はなんで警察にすぐ行かないのだ、と突っ込みたくなる。
知り合いが死亡した少年しかいないような他の中学校の行事(?)に主役級で参加するのは異常なことだと思う。
交通事故については説明がほとんどない。
自己満足の「かまってちゃん」が、受験前の友人と大人を巻き込んで振り回すだけの映画を前篇後編と4時間以上も見たことに脱力感が残った。
主演女優のオデコと無表情に1点づつで緊迫感1点。それ以外は評価できない。
たこげるげさん [ビデオ(邦画)] 3点(2015-10-08 07:33:01)
7.原作未読ですが、雰囲気はよく伝わってきました。ただあれはどうなったの?と回収できていない部分が気になりました。裁判は成功といっていいでしょうが、柏木君は結局何で死んだんだ?
Yoshiさん [DVD(邦画)] 5点(2015-09-04 15:22:19)
6.《ネタバレ》 前編だけを見た時点では結構面白いと思っていたのだが・・・
なので前編には6点をつけたが、後編まで見ると時間の無駄だったと思い知らされる。
無駄に長いです。前編後編に分ける必要なかったと思うし、すべてが予想の外へ行かない。
告発状も、2人の死んだ理由なんかもそのまま、思った通りでなんのひねりも無いとは・・・
隣人の変態女とか要る?手紙を盗ったって所まではその存在理由がわかるんだけど
ワインで殴りに来るのとか完全に蛇足。不要。意味が無い。
死んだ少年はただただ、ものすごいイヤなやつって感じに描かれていて死んでも別に、っていうかこりゃ死んで当然と感じてしまうのは
どこか説明が足りないというか大事な部分、原作からどこか抜け落ちてるんではないか?ってぐらい不自然。
「少年はなぜ死ななければならなかったのか?」この部分は非常に大切な部分のはずなのだがこの作品にはその理由が無い。
勝手に死んだ、時々ニュースでやってる単なる中学生の自殺、だとしか思われない。
こちらが考えていたような謎やミステリーも無い。だから最後まで見ても納得がいかず面白くない。
前編が良かったのに、後編まで見るとあまりの駄作っぷりに後悔。
レンタル代金と時間が本当にもったいなかった。
虎王さん [DVD(邦画)] 3点(2015-08-20 11:31:10)
5.《ネタバレ》 ガチでマジな校内裁判にて真実が明かされる後編。学芸会の延長線上にあるような新人若手俳優のあどけない演技によるベタベタな学園ミステリーだが、しょっぱいナミダをかっさらうおハナシで悪くない。むしろ傑作の域。裁判スタッフはみんな優等生すぎる、我々が中学生の頃はこんなんではなかったな。キーマンは熱くてミステリアスな他校生・カンバラくん。多くのぱちが飛び交ったが、結局自殺のカシワギくんこそが偏屈で救いようのないイチバンのワルかもね。
獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 8点(2015-05-31 23:20:39)
4.《ネタバレ》 法廷劇となる後編は舞台も行動も限定的・抑制的となるだろう。
それだけに各人の所作・視線が劇を形作る。

雨が降り出す中を、娘を追いかけその肩を抱きしめてやる佐々木蔵之介。
家に戻った娘の肩に優しく手をやり、話を聞いてやる夏川結衣。
それら触れ合いの所作は、映画のラストに閉廷後の校庭でしゃがみこむ
石井杏奈を巡っても変奏される。

黒木華の平手打ち。板垣瑞生と清水尋也と間に交わされる握手。
森口瑤子が息子の友達に麦わら帽子をかぶせてやる気遣い。
そんなさりげない動作ひとつの中に各人の人間性を垣間見せるよう演出が為されている。

藤野涼子ら5人が横並びとなって校門へと歩む一つのショットで
「友達になった」ことを示す簡潔さもいい。

元校長である小日向文世に対して生徒達が感謝の意を込めて深々と頭を下げる。
田畑智子もまた、彼の背中に静かに礼をする。
それらの所作が美しい。

そうしたシーンを盛大なBGMで煽る下品な映画が多いなか、
この作品はなかなか節度があって好感を持つ。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 6点(2015-04-23 23:54:02)
3.《ネタバレ》 原作未読。総じて、この映画は何をやりたかったのか、よく分かりませんでした。中学生の純粋な正義感か、逆転相次ぐ法廷ミステリーか、大人の欺瞞を暴くことか、若者の群像ドラマか…残念ながら後篇を見た限り、いずれの方向性も中途半端に見えました。法廷ものの醍醐味というのは、新たな証拠・証言・証人の登場によって、それまでの推論が二転三転していくことの面白さにあると思うのですが、この作品の場合、裁判前日までの会話で、観客にはほぼ真相が分かってしまうため、法廷シーンそのものには「大人の裁判劇を中学生がリアルに真似してる」以上の感想がありません。ではそれ以外の要素が重要なのかというと、肝心の神原君の正義感がどうにも後付け過ぎて理解できません。これだけの人数の生徒や大人を振り回して、自分の悔恨を滔々と述べ、ひたすら被虐を望む…その場で断片情報だけ得ていた傍聴者ならともかく、事件を一部始終を見ていた観客としては、中学生男子の自己満足につきあわされた疲労感が残りました。
蛇蟇斎狐狸窟さん [映画館(邦画)] 4点(2015-04-18 16:34:38)
2.《ネタバレ》  結局、前後編に分けた意味は(商売上の理由以外には)感じられなかったなぁ、と。分けた事で生じた弊害ばかりが目立つ状態で。

 2時間半近くに及ぶ後篇、だけど間延びして密度が無くダラけた印象。表情をアップで捉え「泣くまで待とうホトトギス」とばかりに観客を巻き込んでその時を待つみたいな、そんなショットが何度も何度も。

 前作のホラータッチは今回登場しません。つまり、前篇でバケモノのように描いた生徒を今回はドラマティックに描く事で、そのギャップで感動させようという安い手。だけどそれも流れがあって初めて有効になる訳で、前後篇で分断されてしまっていては、雰囲気が違うという印象を与えるばかりで無効です。

 柏木が死の当日に受けた電話、ああいうのは前篇から描いておくべきだと思います。一本の作品の流れの中でならば位置として正しいとしても、二本に分けた後篇で唐突に出てきてそれが話の主軸になるというのではミステリーとしてフェアではありません。

 中学生、そして親たちそれぞれが抱えた痛みや罪の意識、それを役者さん達は上手く表現していたと思います。でも、他人を批判しながら自らはあくまで傍観者を気取り、常に自分を外側に置く、ネット上に沢山いる中二病の代表のような柏木は、あくまで魂を与えられていないんですよね。そこに罪の意識を抱く他のキャラと明確に線を引く事でテーマを強調している訳ですが、それが結局は人間ではなく化け物となっていた柏木という存在のせいで生まれた悲劇のように見えてしまって。それではいけない筈ですよね?【追記:思ったんですが、最初から柏木を象徴的に描いていればそれは回避できたのかもしれません。柏木のビジュアルは死体のみで、あとは会話だけに登場する形にして】

 これだけの尺を費やしながら、各人の心の流れが散漫に感じられたのは、エピソードが整理されていなかったため、そして前後編に分けてイメージが分断されたためではないかと思います。前後編ひとまとめに見せるイベントならともかく、観客が間にどれだけ他のものに触れるのか、その点について考慮されていない印象が強い映画ではありました。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 5点(2015-04-12 22:12:57)(良:1票)
1.《ネタバレ》 これは失敗だ。完全なる尻すぼみ。前編を見た人の99%は大出君は犯人ではないと思ったはず。つまり校内裁判を開く意味はない。と言う事はみんなの予想を外す意外な展開が待ち受けているはずと思った。なのにこの展開はある意味一番あり得る結果でしかない。裁判で展開されるのはベタベタなヒューマンドラマばかり。これは大出君でなくても怒るよ。何のためにこんな裁判開いたんだって。神原君、大出君の無実を晴らすんならまず警察に行きなさい。主人公の藤野涼子もきっとなんらかの形で事件に関与してるんだろう、それが刑事である父親の「真相を知ったらお前が傷つく」と言う言葉につながっているはず、と思ったのにそれも見事な肩透かしでした。いくらなんでも宮部みゆきともあろうミステリーの大家がこんな話を書くんだろうか?何か重要な部分が抜け落ちているのでは?と思うが、真相を知るためには原作を読むしかない。でもミステリーで原作を後追いで読むのは結構しんどいんだよね。力作を期待させる前編だったんだけど、それだけに落胆も大きかったです。
ぴのづかさん [映画館(邦画)] 4点(2015-04-11 21:31:21)
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【点数情報】

Review人数 36人
平均点数 4.81点
000.00%
100.00%
225.56%
3925.00%
4822.22%
5411.11%
6719.44%
725.56%
838.33%
900.00%
1012.78%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 6.00点 Review2人
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