31.斬新なマカロニウエスタン。ろくでなし8人。舞台は南北戦争後のアメリカ。駅馬車で雪道を街へと向かう賞金稼ぎと賞金首の女。その道すがら、別の賞金稼ぎと街の新保安官を拾う彼ら。吹雪に見舞われた4人は、山中にある行きつけの店に避難する。その店にはいつもの店主が居らず、同じく避難してきた4人の先客がいた。そして雪に閉ざされた密室で、それぞれの隠された思いがぶつかる夜が始まるのだった。全6章で構成されているが、前半は人物紹介が主で正直長い。だが彼らが行なう会話の中で、人物像が見えて来る演出が上手い。ちょっとダラダラ感があるが、そこを楽しんでこその物語だと思った。そして諍いが起き1人が射殺される。その最中、誰かがコーヒーに毒薬を入れたことで密室劇が始まる。目撃者もいるのだが、何故か黙っている。偶然居合わせたと思われた8人は、実は故あって集められていたのだ。最終章はバイオレンスの嵐。えっ、そんなところに...ってサプライズもあり、最後まで楽しめた。最後に生き残るのは誰か...?それは観てのお楽しみってことで。ハナマル! 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-12-31 17:32:30) |
30.《ネタバレ》 舞台は南北戦争終結から数年後、ワイオミングのとある雪山。かつてないほどの猛吹雪が吹き荒れる中、一軒の寂れた山小屋に4人の男女が逃げ込んでくる。3人の指名手配犯の死体を街へと運んでいた黒人の賞金稼ぎ、マーキス。捕まえた女指名手配犯を生きたまま連行していたのは、通称首吊人と呼ばれる賞金稼ぎの大物、ジョン。そんな彼に手錠で繋がれ、所かまわず悪態をつくのは女犯罪者、ドメルグ。偶然、彼らと同行していたいかにも小物の自称次期保安官クリス。そんな彼らを迎えるのは、この山小屋の所有者から留守を預かっていると主張するメキシコ人、ボブだ。一方、彼らより先に山小屋を訪れていた先客が3人いる。英国紳士風の装いをしている絞首刑執行人のオズワルド。小屋の片隅で自らの物語の執筆に夢中になっているカウボーイのジョー。暖炉の前で我関せずとチェスに明け暮れるのは、かつての南北戦争の英雄だが今や老いさらばえたスミザーズ将軍。一癖も二癖もありそうなそんな〝ロクデナシ8人〟がともに一夜を過ごすことになったのだから、当然、無事に朝日を拝めるわけはなかった。騙し合いに腹の探り合い、主導権争いに明け暮れているうちに、突発的に密室殺人が行われるのだった――。犯人は誰か?その真の動機とは?そして、この凄惨な争いを生き抜き、無事に朝日を拝めるのはどの〝ロクデナシ〟なのか?タランティーノ監督が新たに仕掛けるのは、いかにも彼らしいそんな息詰まるような緊張感に満ちた密室劇でした。唯一無二の彼の才能はもはや円熟の域に達しているといっても過言ではなく、個性的でアクの強いキャラクター、脱線に次ぐ脱線で時に暴走する饒舌な会話劇、下世話でエネルギッシュなエピソードの数々、全編を彩る軽快でノリのいい音楽……。デビュー作である『レザボア・ドックス』からぶれることなく、自らの世界を発展・進化させた彼の一つの完成形がここにはある。自分は存分楽しませてもらいました。アカデミー賞受賞も納得。ただ、難点が一つあるとすれば、それは自らの世界を追求するあまり、映画としていささか予定調和に終わったように感じるところでしょうか。もう少し彼の新たな世界を見たかった気がしなくもない。とはいえ、円熟期を迎えたであろうタランティーノの中期を代表する佳品として記憶に残ることは間違いない。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-12-27 00:50:33) |
29.《ネタバレ》 見渡す限り雪が拡がる空間、鳥の群が雪原を飛び立ち、キリストをかたどった十字架が今にも崩れそう立ち、その向こうから駅馬車が駆けてくるまで長ーいことキャメラが捉え続ける。 ジョン・フォードを愛する種田陽平のドアにこだわりまくった美しい美術、外から密室の天井・床下まで滑らかに移動するロバート・リチャードソンのキャメラワーク。否応なしにワクワクするようなオープニング。 だが、タランティーノは6章に渡り2時間50分かけて描かれる恐ろしい世界に観客を叩き落すのである。 駅馬車を引っ張る馬を横移動で捉えるショットが幾つかあった。タランティーノは駅馬車版「デス・プルーフ」も撮ろうと思えば撮れただろう。だがそうしなかった。 確かに「デス・プルーフ」のように終盤大爆発型タイプの映画だが、あの映画ほどの密度と爽快・痛快なものはない。延々くっちゃべっている気さえしてくる。 「ジャンゴ」が冒頭からブチかますセルジオ・レオーネのマカロニウエスタンやハワード・ホークスといった痛快な西部劇へのオマージュだったのに対し、本作は中々撃たずにダラダラ展開されるタイプの西部劇を挑発するかのような内容だ。 死体の山に座り待っていた男、駅馬車からライフルを突き付け“検査”する男、それに手錠で繋がれた痣だらけの女、サングラスをした御者、雪原の向こうから声をかけ歩いてくる男。 人種差別と暴力が支配し延々と走り続け、観客を不快な気分に沈める閉鎖空間、唾を吐くならドアの外に叩き出し道連れだ。 雪原に打ち込むもの、馬小屋、板の間から入っては溶けて消えていく粉雪、ドアを板でイチイチ打ち付けなきゃならない理由。 床の溝に転がっていた赤いもの、首筋に突き立てられるナイフ、暖かい飲み物と食事を口にする時でさえ安らがない野郎どもの心。 得物を渡し侮辱と挑発を重ねた果てに浴びせる一撃、ポッドに入れられるもの、ぶちまけられる死、二挺拳銃で吹き飛ばし生き残りを黙らせる尋問。 銃を渡すのは信頼のため、後ろで弾込めをしながら続く緊張状態、犯人探し、床下から“判明”する真相。 弾け飛ぶもの、布で隠されるもの、隠された銃、立てかけてあったもので断ち切るもの、吊り上げられるもの、鎮魂の歌。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-12-15 04:24:30) |
28.《ネタバレ》 レザボアドックスが好きだったので、期待してみましたが、思ったよりも面白くなかったです。 やはり、唐突に床からでてくる第三者、これが台無しにしてしまってます。 この手法がありなら、サスペンスやミステリーはなんでもありになってしまいますね。 密室ミステリーという触れ込みはいかがなものかと思います。 とはいえ、所々にタランティーノらしさが見えていて(特に皮肉)その点はよかったです。 【ローグ】さん [DVD(吹替)] 6点(2016-12-03 19:38:06) |
★27.《ネタバレ》 服飾店の一室での会話劇と惨劇。タランティーノ監督らしいクレイジーなバイオレンス展開だが、とにかく会話劇がくだらなくて3時間弱がかなり長尺に感じた。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-11-18 00:30:20) |
26.「こんな映画の楽しみ方も分かってる俺ってどうよ」というB級映画マニアの悪いところがドバっと出た『キル・ビル』『グラインドハウス』では愛想尽かせかけたものの、その後の『イングロリアス・バスターズ』『ジャンゴ』で王道を踏まえた堂々たるエンターテイメントを見せられて「タランティーノって意外と引出しの多い監督なのね」と感心していたところに本作です。しかも本作は50年ぶりにウルトラパナビジョン70を使用し、『グラインドハウス』とは打って変わって往年のハリウッド大作のスタイル復活を目論んだものであり、『イングロリアス・バスターズ』以降の王道路線の決定版とも言える企画。どれだけ素晴らしいものが出来上がるのかという高い期待があったのですが、残念ながら期待値ほどの作品には仕上がっていませんでした。 雪にまみれたキリスト像のアップから駅馬車の登場までは最高であり、ウルトラパナビジョン70の広い画角が有効に活かされています。ただし、その後の本編ではこの冒頭のように目を楽しませるような場面がほとんどなく、タランティーノがウルトラパナビジョン70の使用に固執した理由がよく分かりませんでした。これは『キル・ビル』『グラインドハウス』でやったのと同じ過ちであり、スタイルの模倣に意識を傾けすぎていて、なぜそれが必要なのかというそもそも論が置いていかれているような印象を受けました。マニアの悪いところがまた出てしまいましたね。 本編は密室における会話劇であり、『レザボア・ドッグス』では100分で収めた内容を本作では168分かけて見せられているという印象を受けました。ミスディレクションの仕方や張り巡らされた伏線など相変わらずタランティーノ脚本のクォリティは高いものの、アベレージが異常に高いタランティーノ作品中では凡作に入る方かなという印象です。少なくとも、90年代の3作品やジャンゴよりも劣っている作品だと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2016-11-07 00:08:34) |
25.「タランティーノのミステリー?」って思ったけど、結局はいつもどおりじゃないか(笑) 音楽の使い方はさすがですね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-11-02 23:01:41) |
24.レザボアドックスのようなものを期待してたけど ごく普通の映画だった。 |
23.《ネタバレ》 う~ん、面白い!ファッキングな展開の面白い映画を勉強したかったら、タランティーノの映画だけを観ておけばよい。でもそうしたら、女性が描けなくなるだろうな・・。タラちゃんの「イングロリアス」が好きだったのは、出てくる女性に好感持てたから。「ヘイトフル」はまた元に戻っちゃった。面白い!確かに面白い!でも、それだけじゃあなぁ。映画好きなタラちゃんには、銀幕の美女たちはどう映っていたのだろうか?多感な青年がタランティーノの映画にはまったら、苦労しそう・・。僕らの頃の「時計じかけのオレンジ」にも似た、甘美な映画の味がするもんなぁ。知能指数が高いほど、はまりそうな魅力があるような感じです。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-10-17 01:13:35) |
22.「髑髏島の惨劇」(マイケル・スレイド著)という小説を読んだ事がある。残虐描写が売りのサイコスリラー作家が書いた本格推理小説として一時期話題になったもの。 絶海の孤島にある豪邸に招かれた一癖も二癖もある登場人物達が、一人、また一人と殺されていく…。殺され方たるや、今時のミステリーには滅多に登場しない徹底した機械トリックで、これでもかという残虐な方法。(暖炉の上にある骸骨の置物が時計仕掛けで弓矢を放ったり、便器がいきなり真空になって内臓が吸い出されたり、一歩踏み出す毎に刃が飛び出す階段駆け下りて足先から頭まで順番に輪切りにされたり…。) でも最後の一人になるまで犯人は分からない。 …てっきりそういう話かと思って見てたら、ミステリーでもなんでもない単なる「密室劇=室内劇」(※「密室殺人」とかそういう類ではない。) たっぷりお金かけて劣化した「レザボア・ドッグス」って感じ。 こういうのが好きな人はいいけど、日本での宣伝の仕方はJAROものの虚偽宣伝では。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-10-04 22:20:27) (良:1票) |
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21.《ネタバレ》 観る前、なんかえらく上映時間が長いなって思ってました。とにかくキャラの濃い出演者のやり取りが続いて、ちょっとダレテきたあたりで新たな展開。一瞬オッと思って惹きつけられましたがそれからはなんか必要以上にぐろいシーン。エンディングでのリンカーンの手紙を読むシーンも微妙な感じでした。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-10-04 08:15:53) |
20.《ネタバレ》 わざとなんだろうけど前半が退屈すぎる。 何も起こらないまま90分もダラダラダラダラと・・・。 そこからちょっと面白くなってくるけどもう遅すぎるよ。 床下の1人は説明無しで急に出てきててズルいし。 これをミステリーとは言わないのでは。期待しすぎた。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-09-13 16:52:21) |
19.映画ファンのために撮影から鑑賞状況までもこだわったらしい。このこだわり具合には敬服します。それゆえに、今作の作りも至れり尽くせりのサービス満載。まるで食事をできるだけ長く豪勢に楽しんでもらおうと工夫された高級フランス料理のような作りだ。最後に凝縮された濃厚なメインメニューのバイオレンス、メインに行くまでゆっくりとテンションを上げて楽しめるオードブル的な長いタメ。高級フランス料理が、食べる場所の雰囲気や食器なども楽しむ者のテンションを上げる重要な要素になっているのと同じで、この映画を観る状況も大切、家で観てしまっている僕は、料理をタッパーにつめて家にお持ち帰りして食べるよもうので、この映画を本当に堪能できる状態ではないのかもしれない。だから、僕の三流以下の舌で味わった感想だけをのべるなら、とにかく、タメは長く感じたし、少々、退屈にも感じた。家で手軽に食べちゃってるんだから、しょーがない。ただ、それによって舞台背景は十分理解できたので、最後のメインはかなり楽しめた。テンションもあがった。ちなみにバイオレンスに興味がなければ、メインは恐らく、舌にはあわないかと思います。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-09-10 09:41:30) |
18.宣伝文句の「タランティーノが仕掛ける密室ミステリー」に期待したけれど、ミステリーなんてほとんどないやん!いつものバイオレンスやん!てかレザボアドックス!?て観終わって最初に浮かんださ~www つまんないわけじゃないんだけど、これといってタランティーノの新たな代表作の誕生!てわけでもないのが残念だった。総じてお決まりのタランティーノ映画でした。 |
17.”映画を見た”って気になれる一本でした。 過激・グロ映像がキツイところはあるけど、最後まで楽しめました。 タランティーノらしい魅力的な物語でした。 【fujicccoo】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-07-20 09:19:33) |
16.《ネタバレ》 ○タランティーノらしいといえばらしいがそれまでかな。もちろん面白かったが。○チャニング・テイタムのクレジットを最初に出したのは失敗だったな。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-05-08 21:59:01) (良:1票) |
15.いつものタランティーノ映画。 山小屋に集いし8人の荒くれ共。こいつらのキャラクター設定を聞いただけでこの後に待ち受ける展開が地獄しか思い浮かばない。 閉鎖された空間で、いつバイオレンスがおっ始まるのかというドキドキ感。貯めに貯めて、焦らして焦らして、ちょっと油断した所でドッカーンというお得意の演出にはわかっていても唸らされる。これぞタランティーノ映画の醍醐味だ。キャストも皆ハマりまっくているし、セットの美術も素晴らしい。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-04-12 08:26:34) |
14.《ネタバレ》 ウルトラパナビジョン70撮影って言ったって、日本にゃ対応した上映環境が存在してないので、その効果を堪能する事なんてできやしません。シネスコサイズのスクリーンの上下に更に黒が入った超横長デジタル上映を眺めるしかない状態。左右カットして無理矢理シネスコサイズにしなかっただけでもマシですが。 だけどデジタル変換されてもとても美しい70mm撮影。映ってるモノは美しいとは言い難いモノがいっぱいでしたが・・・ どうせまたお得意のギトギトネトネトグチョグチョなんでしょ?って思ったらその通りで。タランティーノ映画の脂っこさったら胸焼けレベル。っていうか、なんかいい加減マンネリになってきてないですかねぇ。あのチャプターで区切った時系列を崩した構成、タランティーノ組とも言えるお馴染みの面々、長い会話シーン、血まみれ肉片まみれな爆発的暴力。 ミステリーとしての面白さみたいなのがあるのかと思ったのですが、床下に一人隠れてました、なんてそりゃミステリーとして成立してないじゃん、って状態で。 キャラ一人一人は面白いんですけれど、それだけ。わざと安っぽいキャラ造形で、この映画のためだけに生まれて、そして死んでゆくだけの存在。 ロクでもない連中が閉ざされた空間で殺し合いって物語に2時間48分。それだけの時間を消費してまで見る価値がある映画なのか?っていうと、トシとって最近はお金よりも時間がもったいないって感じるようになってる私には甚だ疑問なのでした。今年に入って2時間半超の映画は『ヘイトフル・エイト』『バットマンVSスーパーマン』『レヴェナント』『リップヴァンウィンクルの花嫁』と見ていますが、時間的価値を感じたのって『リップ~』だけでしたねぇ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-04-07 23:15:19) |
13.《ネタバレ》 レザボアドッグスと同じやんか!!新しい要素が何一つない。本来なら嬉しいはずのタランティーノ「らしさ」が、行き過ぎて、全て自己模倣になってしまっている。残念、悲しい。 【わんたん】さん [映画館(字幕)] 3点(2016-03-21 22:10:33) (良:1票) |
12.まず、クエンティン・タランティーノの相変わらずの映画オタクぶりに、ある種の安堵感を覚えた。 もはや、キャリア的にも、名声的にも、業界を代表する“大御所”として立振舞っても然るべきはずだが、この人は相変わらず馬鹿だ。文字通りの映画馬鹿だ。 どうか、そのキャリアの終着点まで、変わらずこのスタイルを貫き通してほしいものだと思う。 バイオレントな作品群の中でも屈指とも言えるほど、今作も当然のように暴力的で、ブラックユーモアに溢れ、全編通して“血みどろ”である。 ただ、そんな血みどろの中においても、明確なメッセージ性が存在していたと思う。 この嘘つきの悪人ばかりが雁首突き合わせて殺し合う映画は、現代のアメリカ社会の縮図のように見えた。 前作「ジャンゴ 繋がれざる者」でタランティーノは、米国史における紛れも無い「闇」である奴隷制度の憎しみと苦しみを“怒り”というカタルシスで爆発させてみせた。 続く今作も、時代的背景を捉えれば、前作と同様のモチーフのようにも見える。 しかし、この最新作でタランティーノが描き出したかったことは、150年前の奴隷制度時代から今なお根続きで蔓延している差別意識だと思えた。 相変わらず胸クソ悪い事件や戦争ばかりが起こるこの胸クソ悪い社会に対して、特製の胸クソ悪い映画をお見舞いしてやろうという、クエンティン・タランティーノのあの悪戯な笑みが目に浮かぶ。 出張先の新宿での深夜にこの映画を観た。日中の徒労感による鑑賞前の眠気は、3時間超の長尺にも関わらず稀代の映画オタクによる強烈な一撃によって吹き飛ばされた‥‥いや、「八撃」か。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-03-19 13:54:46) |