ブラック・ウィドウのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ブラック・ウィドウ

[ブラックウィドウ]
Black Widow
2020年上映時間:133分
平均点:6.86 / 10(Review 21人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-07-08)
アクションドラマSFシリーズものスパイもの漫画の映画化配信もの
新規登録(2020-03-02)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-05-22)【イニシャルK】さん
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キャストスカーレット・ヨハンソン(女優)ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ
フローレンス・ピュー(女優)エレーナ・ベロワ
レイチェル・ワイズ(女優)メリーナ・ヴォストコフ
デヴィッド・ハーバー(男優)アレクセイ/レッド・ガーディアン
レイ・ウィンストン(男優)
ウィリアム・ハート(男優)
米倉涼子ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ(日本語吹き替え版)
田村睦心エレーナ・ベロワ(日本語吹き替え版)
田中敦子〔声優〕メリーナ・ヴォストコフ(日本語吹き替え版)
大塚明夫アレクセイ/レッド・ガーディアン(日本語吹き替え版)
関智一リック・メイソン(日本語吹き替え版)
菅生隆之(日本語吹き替え版)
宝亀克寿(日本語吹き替え版)
中村千絵(日本語吹き替え版)
原作スタン・リー
製作ケヴィン・ファイギ
マーベル・スタジオ
製作総指揮スカーレット・ヨハンソン
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
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12
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21.《ネタバレ》 前後作品は把握してませんが単独でも行けるかなと思って鑑賞、勝手に過去話でアベンジャーズ加入前の話と思っていました。
予想は半分当りで半分外れでしたが、どうやらアベンジャーズを抜けた後らしいというのは分りました。
予備知識なくてもそれなりに楽しめました。
レイチェルさんにオルガさんと割と好きな女優さんが出演で良い感じ、破滅的な結末かと思いきやそうでもなくディズニー的?が良かったかどうかは不明だけど後味も悪く無いですね。
ディズニー+に加入したので公開順もしくは時系列順でMCUをみようかなと思いました、食傷気味で避けていたので追いつくには半年~1年はかかりそうですね。

【追加】マーベル時系列鑑賞中です追いつくのに5か月かかりましたw
シビルウォー(キャプテンアメリカ) ~ 本作 ~ ブラックパンサー の流れです。
ヒーロー疲れを乗り越えて前向きに鑑賞中なんですけど、そうは言っても疲れますw
本作は中でもスーパーパワー無しの人間ブラックウィドウです、ヒーロー感薄めのスパイアクションなので一息付けますね。
そのうちウィドウ軍団とかでてくるんかな?
ないとれいんさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-08-21 11:10:03)
20.《ネタバレ》 スパイダーマンはトニー・スタークに超高性能スーツを作ってもらうけど、ナターシャは生身で戦う。
訓練も受けてるし、身体能力も強化されてるけど、他のヒーローと比べると地味。
だが、それがいい。
決めポーズをディスられたり、コミカルな要素もあるけど、ストーリーは深刻。
SPY×FAMILYは幸せそうだけど、このファミリーはどう考えても幸せそうじゃない。
でも、その分だけ後半の展開がめちゃくちゃ盛り上がる。
エレーナが決めポーズしちゃったところで、この作品は成功すると確信した。
終盤のバトルは圧巻で、これがアクション映画だ。とか言い出しそうな勢い。
そして、ラストの謝罪と家族の再会でちょっと泣きそうになりましたよ。
もとやさん [インターネット(吹替)] 8点(2022-10-08 09:09:59)
19.訳ありの家族が素敵でした。
TERUさん [インターネット(字幕)] 8点(2022-05-15 21:54:07)
18.「アベンジャーズ」、一作も観ていない。観たことあるのは、「アイアンマン」の一作目のみ。
でも、この映画は観たいなと思い鑑賞。
なぜってスカーレット・ヨハンソンがカッコいいからに決まってる。
で。
やっぱり最高にしびれた。
他の作品も観ておいた方がより楽しめた感じはかなりするが、観てなくてもカッコいいのに変わりなし。
しかし、レイチェル・ワイズが母親役、には正直参った。
そりゃ私も歳取るはずだわ。
roadster316さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-05-08 11:37:17)
17.《ネタバレ》 いや、知ってるよ!この人の過去はツラいって!…ほらやっぱりツラい!知ってた!
そんな訳で彼女の活躍無くしてアベンジャーズは勝利は無かったのですが、そんな彼女の過去は結構謎だらけ。
初っぱなから解かれる過去は序盤から結構しんどい。なんて人間は残酷なのか…!そしてタスクマスターの正体も非常にキツい。そこまでするかというツラさ!

しかしそこはやっぱりMCU。適度なギャグも少々挟みつつ頑張ってくれます。
シリアス一辺倒なお話に花を添えてくれるのはデブ親父なのですが、彼があまりちゃんとした活躍が出来ないのが個人的には残念。そしてこの親父に大塚明夫を当てるという配給の決断にも驚きです。いや、凄いあってるんですよ。

そしてやっぱりアクションはよく動く人なので見応えたっぷり、007なノリで世界中で暴れ回るナターシャさんの勇猛っぷりがイカしてます。あとRED ROOMという文字がドーンとでる演出僕は好きです。

そんな訳で最後の最後までなんだかんだ面白かった本作、ミニシアターっぽい間の撮り方や撮影も美しく、楽しめました。満足です。
えすえふさん [インターネット(吹替)] 6点(2022-01-06 00:09:51)
16.《ネタバレ》 面白かったです。なんてゆーか、ボコボコにされながら、余裕で勝つってゆーか、メチャクチャになってるのに、そのメチャクチャを利用して反撃するってアクションが、すごくカッチョよく感じました。また、ブラックウィドウのとーさん、かーさん、妹の4人の家族で協力して戦うんですが、この家族関係が本当の家族じゃないんだけど、どっか家族風なテイストがあり、そこがコミカルな感じ表現されてて、途中から、なんかニヤニヤしながら観てしましいまいた。ヴィランとしてはタスクマスターは最強にしたボバ・フェットって感じでこれまたカッチョ良かったです。
なにわ君さん [インターネット(吹替)] 7点(2022-01-01 15:04:21)
15.《ネタバレ》 一言で書くと、全体としては楽しめたけど期待とは違った。
やはりナターシャには人間離れした格闘を期待してしまうわけで、その高揚感はほぼ無かった。負けてばっかりだったもの。

序盤のロス長官に追い詰められた場面は、掴みとしてこれ以上無い状況なのに、ここで無双して脱出するかと思いきや、いつの間にかこっそり抜け出してた…それじゃ何のためのナターシャなのか。アイアンマン2やウインターソルジャーで見せたような格闘を期待したのに…

ストーリー的には、パパさんはあの力があれば刑務所くらい簡単に脱獄できたんじゃ…とかのツッコミどころもあるけど、それ以上にママさんの行動が説明不足に思える。ナターシャの説得で翻意したのだろうが、もう少し掘り下げて欲しかったかな。あの程度で反乱できるなら、これまでも機会はあったろうに。

苦言を先に書いたけど、妹ちゃんはとてもキャラが立っていて良かった。妹としての立ち位置や感情の動きも完璧。スカヨハを喰ってたね。

笑いどころも上手く配置されていて、過剰に深刻にならないあたりも、マーベルらしいバランス感覚で良かった。このあたりDCは下手なんだよなあ。

ってことで、10点満点なら5点、妹ちゃん加点で6点ってとこかな。

それしても、連ドラに続くって嫌なやり方ね。ちゃんとドラマもDVD化しろよ、ディズニー!
EOSさん [DVD(吹替)] 6点(2021-12-01 11:06:25)(良:1票)
14.《ネタバレ》 予告やスメルズ・ライク・ティーンスピリットの不穏なオープニングといい重めシリアス路線かと思ったら、本編はコメディ要素も良い塩梅で配分されたエンタメ作品になっていて大満足。やっぱスカヨハは良い。ナターシャカッコいい。レイチェル・ワイズももう結構歳だろうに全然老いを感じさせない。フローレンス・ピューはミッドサマーやストーリー・オブ・マイ・ライフのイメージだったので、こんなゴリゴリアクションをする役者とは思わなんだ。意外と演技の幅が広い女優さんなのね。今後のMCU内での活躍が楽しみ。アベンジャーズへ復讐しそうだから暗躍が楽しみとも言える。
不満があるとすれば、最近のディズニーの悪いクセが出ており、徹底して男を愚かに描き、女性を聡明に描く点。いつまでこの感じ続けるんだろ…。
eurekaさん [映画館(字幕)] 8点(2021-11-07 21:02:30)
13.そうか、そうだったのか・・・
フローレンス・ピュー扮するエレーナがスカヨハの後継者になるのか・・・
すみません皆さん、皆さんのレビューを読むまでこの伏線に私は「全く」気付きませんでした。
作品自体はテンポ良く進む気軽に観るには丁度良いものだと思います。
アベンジャーズ系は「エターナル」と言う新機軸の物語がこれから劇場公開されますが、
スパイダーマンやファルコン等の今も続いているシリーズとの連携・融合はどうなるのか気になります。
エレーナの華麗なる再登場、楽しみです。
オリガ・キュリレンコファンの私としては、本作での扱いは横に置いておいてこちらも再登場を
お願いしたい次第です。
たくわんさん [インターネット(字幕)] 6点(2021-11-02 14:09:24)
12.《ネタバレ》 本作は、シビルウォー後のブリッヂストーリー的な位置づけだと思います。

ナターシャの驚愕の生い立ちが明らかになり、暗い雰囲気が見え隠れするスタートに少し不安になりましたが、シリアスに徹しておらず、笑いのツボはしっかり押さえていて、妹・エレーナの"Such a poser."というところは、大ウケでした。
エレーナ役のフローレンス・ピューは、ある意味スカーレットの後継者になると思うのですが、次回作に期待が募る好演でした。

アクションの迫力も満点。
カイロ・レンの第二形態みたいな奴(アントニア)は、この先も登場して欲しいと思える強敵で良かったです。

全体的なストーリーは時代劇のような勧善懲悪お約束の展開で、安心して見ていられます。
ナターシャに再び会えた感動を味わいつつ、あっという間の134分でした。
めたもんさん [インターネット(字幕)] 6点(2021-10-12 11:57:48)
11.久しぶりの映画館で、久しぶりのアベンジャーズシリーズ。
それ程期待していなかったが、面白い。物語の前後を含めた全体像を掴んでいればもっと良かったかもしれないが、そこまで覚えていなくても、単体としても楽しめる。
simpleさん [映画館(吹替)] 7点(2021-07-22 16:19:21)
10.コロナ禍の前、予告編を幾度も見た「ブラック・ウィドウ」
やっと劇場で観る事が出来た。
こんなに時間がかかるとは思っていなかった。

ついに劇場で観られた嬉しさもあり、点数は甘めです。
何と言ってもスカーレットさんはカッコいい。
痺れました。
カッコつけてると、突っ込まれる脚本にクスクス笑えましたし。

予告編でも出ていた姉妹の戦い、アクションのレベル高い。
他のアクションも見ごたえありました。

そして、レイチェル・ワイズさんさすがの演技。
母子のやりとり、名優同士の存在感と説得力がとても良かった。

アベンジャーズ作品でのシーンを思い出し、じーんとし、ウルウル出来た。
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 8点(2021-07-20 21:42:43)
9.《ネタバレ》 配信ドラマは一切見ておらず予告編は去年映画館で観たきりで一切情報を入れずに鑑賞。マーベル・スタジオのロゴが出るOPは「ついに帰ってきたな」とテンションが上りました。 95年オハイオを舞台にした冒頭の逃亡劇で父アレクセイのキャップ並の能力に「おおっ!」と思ったところから一気に引き込まれました。それから21年後が本作の舞台。ソコヴィア協定で仲間同士が対立したシビルウォー後の逃亡生活中に暗殺者に襲われ、妹がまだ生きていて殺害したはずの指導者ドレイコフとかつて在籍していたレッドルームの健在ぶりを知り、因縁にケリをつけるためにオハイオで3年年間一緒に過ごした家族との再会を決断する、という流れ。 その家族の父アレクセイはキャプテン・アメリカの対抗馬でロシアのスーパー・ソルジャー、母メリーナはナターシャの前世代のウィドウでもある科学者、妹エレーナは現役ウィドウという構成でしたが全員キャラが立ってて面白かったですね。特に妹エレーナ役のフローレンス・ピューは家族が大好きで実は甘えたい末娘していて良かったです。ナターシャとの相性もバッチリで決めポーズのイジリなど掛け合いが可愛らしくて微笑ましくもっと観ていたいなと思いました。ナターシャ亡き後、彼女を据えるんでしょうけど楽しみなキャラが誕生しました。 家族が立ち向かう相手ドレイコフはレッドルームというスパイ養成組織を支配し、幼い少女を集めマインド・コントロールと戦闘や諜報活動の訓練で女暗殺者ウィドウとして育成。彼女たちを使い世界を裏から操ろうとするオッサンでしたが女性を支配し意のままに操るというとハーヴェイ・ワインスタインを思い起こさせますね。なかなか攻めた脚本でした。そのゲスい巨悪を家族と共に倒し、自身と同じ命運を辿りそうだった多くのウィドウたちを解放したワケですが良く出来てたと思います。たった3年間の偽装家族だったとはいえ多感な少女時代の記憶は鮮明に残っていて、21年ぶりに再会しても違和感なく溶け込め表情も穏やかになっていたナターシャ。家族の愛に触れたコトにより『エンドゲーム』でのあの決断がより一層深みを増した感じ。
ロカホリさん [映画館(字幕)] 7点(2021-07-17 23:13:06)
8.《ネタバレ》 素直に面白いと思いました。アクションシーンはワクワクしましたし、コメディとしても楽しめました。初めは笑いのニュアンスがよくわからなかったのですが、基本的にコメディなんだと思ってからは、すっきりしました。アクション全快かと思いきや、どちらかと言えばファミリー映画に仕上げてあるので、そこに引っかかりを感じる人がいるかもしれません。天涯孤独ではないことを示したかったのです。
shoukanさん [映画館(字幕)] 7点(2021-07-17 13:58:02)
7.《ネタバレ》 大して期待せずに見たんですが、うん、これはかなり面白いですよ。
ファミリードラマのシーンは、展開が甘すぎだ、とか、Mr.インクレディブルのパクリが多すぎだ、とかの批判はあるかもしれませんが、年頃の娘を持つ父の身として、予告編では最も魅力に乏しく見えたレッド・ガーディアンに、なんともろに感情移入できてしまいまして、非常に微笑ましく好ましいものでした。
アクションシーンは、アベンジャーズものらしく、ちょっとありえないようなシチュエーションが満載で、それこそGCを山のように使っているんでしょうが、でもこういうのこそ正しいCGの使い方だと思います。大生物が都会で大暴れするよりもよっぽど迫力があり、ハラハラさせてくれました。
昨今、ハリウッド女優の賞味期間がずいぶん短くなっていると思う(一時期売れっ子でも、歳を取ると途端に主演作が減る)のですが、スカーレットヨハンソンは、まだまだとてもきれいで、素敵なお姉さんのキャラクターを維持してました。もうアラフォーなのにすごいことです。・・・もしかすると、彼女のアップのシーンで一番CG使ってたりして。
Northwoodさん [映画館(吹替)] 7点(2021-07-17 00:31:55)
6.兎にも角にも、まずは、「おかえり、ナターシャ」と心の中で唱えずにはいられない。
コロナ禍の影響も重なり、実に2年ぶりのMCU映画の劇場鑑賞。
スクリーンに映し出される「MARVEL」のお決まりのオープニングクレジットを目の当たりにした瞬間、高揚感が一気に高まり、思っていた以上に自分がMCUの新作映画を“欲していたこと”を痛感した。
正直なところ、その高揚感を感じつつ、MCU“フェーズ4”の幕開けを迎えられただけで、一定の満足感は得られたことは否定できない。

このブラック・ウィドウ単独主役作品を、ドラマシリーズとしてではなく単体映画作品として製作し、コロナ禍により数々の映画作品が劇場公開を諦めネット配信に切り替わっていく中においても、何とか劇場公開(+プレミア配信)にこぎつけたのは、何と言ってもブラック・ウィドウ(a.k.a ナターシャ・ロマノフ)というキャラクターのMCUシリーズを通じた貢献度の高さと、演じたスカーレット・ヨハンソンに対するリスペクト故だろう。

MCUシリーズ作の中で都度垣間見えたブラック・ウィドウの過去を踏まえると、彼女を主役にした単独映画が、シリアスな女性スパイ映画になるであろうことは想像に難くなかった。
壮絶かつ残酷な生い立ちや、スパイとしての成長描写を踏みつつ、スタイリッシュなスパイ・アクションを期待していた。
結果的に、その想像と期待は、半分当たり、半分外れたと言える。

まず意外だったのは、思ったよりもコメディ演出が多かったことだ。
主人公のナターシャも、フローレンス・ピュー演じる“妹”のエレーナも、そのあまりにも非人道的な生い立ちに反比例するかのように、自らの半生をシニカルに半笑いで語る。
そして、こちらも壮絶な人生観と業を孕んでいるはずの、“父”と“母”のキャラクター性も、どこか間が抜けていて、思わず吹き出してしまうシーンが多々あった。

その映画的テイストは、近年各国の映画作品で表現されている女性スパイ映画の悲愴や苛烈さというよりも、ずばりスパイ映画の王道である「007」シリーズの系譜だった。
MCUの中で描き出される女性スパイ映画として、そのバランス感は結果的に適していたと思う。
スパイ映画としての娯楽の本流を貫きつつも、現代的な問題意識を根底に敷き詰めたストーリーテリングに対しては、「流石MCU」の一言に尽きる。

ただし、だ。
今作を、MCUの大河の中で、アベンジャーズの面々の中でも常に中心に存在し続けたナターシャ・ロナマノフ(=ブラック・ウィドウ)の映画であることを捉えると、どうしても腑に落ちない要素も大きい。
最も納得できないのは、「インフィニティ・ウォー」の後、「エンドゲーム」冒頭の彼女の孤独感についてだ。

サノスに敗れ去り、完全に崩壊したアベンジャーズが、彼女にとっての“唯一の家族”だとナターシャは孤独感に苛まれつつも、光の見えない可能性を模索していた。
でも、今作の結末を踏まえると、彼女には“もう一つの家族”が確実に存在していたことになり、「エンドゲーム」の冒頭で描かれていた孤独感が揺らいでしまう。
サノスの“指パッチン”により、実は存在していた「家族」たちも同時に失ったという風にも捉えられるかもしれないが、どうしても後付感が拭えない。

要は、今作の結末が、ちょっと“ハッピーエンド”過ぎるのではないかと思うのだ。
今作は、主人公が過去に失った「疑似家族」と再び巡り合うと同時に、そこの孕む罪と罰と向き合い、贖罪を誓う物語であるはずだ。
であるならば、その業を背負った“家族”全員が結果的に無事に存在し続けるというのは、少々都合が良すぎるのではないかと思えてしまう。
特に、“父”と“母”は、どう取り繕ったとしても“悪”の根幹を担っていたことは否定できない事実であり、何かしらの「禊」が描き出されて然るべきだったのではないか。

今作の結末で、その然るべき“悲しみ”を背負っていたのならば、ナターシャの「インフィニティ・ウォー」に臨む悲壮感も、「エンドゲーム」おける孤独感も、もっと説得力のあるものとして高まったと思う。
とはいえ、冒頭にも記したとおり、ブラック・ウィドウの最後の勇姿をしっかりとスクリーンで堪能できたことは満足だ。
どうやらこれで完全にスカーレット・ヨハンソンはMCU卒業ということのようなので、トニー・スターク同様に、ナターシャ・ロマノフにもこの言葉を捧げたい。

Thank you Natasha,3000
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 6点(2021-07-15 23:49:13)(良:1票)
5.《ネタバレ》 ん~・・・観終わった瞬間まさに、ん~・・・だった。決してつまらなかったわけではないんだが、少しばかり期待していたものとは違った。ブラック・ウィドウことナターシャといえばやはり「孤独な暗殺者」なイメージだし、アベンジャーズにいても気心のしれ合った感じはしなかった。なのに例え偽装とはいえ曲がりなりにも「家族」という枠組みに押し込んでしまい、その「家族」と共闘して悪に立ち向かうって、なんからしくない感じだった。もっとダークでシリアスで悲しいものを想像していた。たしかに彼女の生い立ちは酷いけれど、演出のせいか、その悲壮感が全く伝わってこなかった。なんか明るいんですよね。それと母親役も今までずーっと逆らわずに従ってきたのになんで急に手のひら返すのかも理解に苦しむとこで、そもそも組織のナンバーワン科学者なら、いくらでも洗脳を解くことやフェロモン対策だって出来たはず。それをやらないで今までノホホンと暮らしてきたのが腑に落ちない。腑に落ちないのは父親役も同じ。スーパーソルジャー化されたそうだが、ならあんな刑務所、簡単に脱獄できたでしょ。なんでしなかったのってね。それに全然活躍しないし。でこれが一番なんだかな~だったのがラスボス?組織のボスがただのじいさんだってこと。特別な能力や武器があるでもなく、こんな奴を倒すための映画なのか!? てちょっとガッカリだった。それにあの仮面の娘も最強みたいな感じ出しておいて終わり方があれじゃあなんかしっくりこなかった。てかあの至近距離の爆発で即死じゃないのがウソだろ!!?? だった。

とにかく総評して思っていたのではなくて残念だった。でも個人的ブラック・ウィドウが好きなので点数はちょっと甘めにしちゃいました。
Dream kerokeroさん [映画館(字幕)] 6点(2021-07-11 15:06:36)
4.《ネタバレ》 ブラック・ウィドウの物語としての側のおはなしの中身は、率直にだいぶ好かった・好く出来ていたと思いました。テーマはシンプルに「家族」あるいは「女性(姉妹・母娘)」的なトコロで、ありがちな内容とも言えますが私は普通に好きなヤツでしたし、各キャラの設定のつくり込みやキャストの実際の演技もごく手堅いものでした。フローレンス・ピューもカッコカワイくてグッドでしたが、レイチェル・ワイズが中々存在感ありましたね(年齢を重ねることで何か「闇」属性というか、そちらの方面への深みというのを獲得した様に感じています)。

他方、アクション面やそっちの側のストーリーは、合格点以下とは言いませんが特筆するほどのクオリティではありませんでした。ブラック・ウィドウが主人公である以上スーパーヒーロー的なアクションとするのにはチョイ難があるんだけど、それでもマーベル作品なんだからあんまり地味でもなあ…的な逡巡が見え隠れするとゆーか、ちょっと中途半端なよーに思えて、と言いますか。個人的には、スーパーヒーローものの質感を目指すよりは、スパイ映画程度のアクションスリラー的な感じに仕上げた方が好かったのでは、という様な気もしますですね。
Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 6点(2021-07-11 13:16:33)
3.《ネタバレ》 アベンジャーズシリーズのスピンオフ。ややノムラっぽいスカ嬢演じるブラック・ウィドウのエピソード。世界各地を転戦。偽装家族の絆。お母ちゃんがレイチェル・ワイズ、羨ましいぜ。オルガ・キュレリンコ、面コワすぎだぜ。ストーリー性よりもアクションで魅了。
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2021-07-11 00:05:30)
2.《ネタバレ》 MCU初見の人は、前もってシビル・ウォー程度は観ておいた方が良いかも知れません。
「ソコヴィア協定」とか「アリ男」とか、初見では分からない言葉が飛び交います。
時代設定は、そのシビル・ウォーの直後、キャプテン・アメリカ側に就いたため、国際指名手配されてしまったナターシャの物語
2012年の映画「アベンジャーズ」の中で、S.H.I.E.L.D.に捕らわれの身となったロキが、ナターシャに向かって話していたキーワード「ドレイコフの娘」「サンパウロ」「病院の火災」の意味も明かされていきます。
「アベンジャーズ」から8年後の作品ですから、考えてみると随分壮大ですね。

映画自体は、スパイ映画ですね。これは。
他のヒーローと違い、特殊能力を持たない(それでも随分持っているけど)ナターシャが主役の分、アクションには力を入れているように感じました。

家族同様であったアベンジャーズを失い、その失意の中で、かつてロシアのスパイとして仮の家族であった父と母、そして妹との「家族」を取り戻そうとする。そうした「家族」をテーマとした作品でもあります。
ただし、人物の掘り下げにはやや不満が残りました。
本作のヴィランであるドレイコフもショボすぎる。
特殊能力は、自分のフェロモンを相手に嗅がせて攻撃出来ないようにする。というショボショボの設定

でも、仮の妹エレーナ役のフローレンス・ピューは良かったですよ。
ナターシャが暗い過去を持つ「陰」ならば、こちらは「陽」
ナターシャとは全く異なる面の魅力を感じました。
フェイズ4では、もしかするとナターシャ亡きあと、第二のブラック・ウィドゥに成るのかも知れません。(ナターシャの決めポーズもしっかりコピーしていたし‥‥)
そのことは、エレーナも出てくるドラマ「ホークアイ」の中で明かされる事になると思います。
TerenParenさん [映画館(字幕)] 7点(2021-07-10 22:48:37)
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【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 6.86点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6838.10%
7838.10%
8523.81%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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