【TERU】さん [地上波(吹替)] 5点(2023-09-12 20:56:41) |
48.《ネタバレ》 ~Sudden Impact~不意の衝撃。 4作目にしてアルバート・ポップウェルはハリーの相棒刑事になった。これは覚えていたわ、悲しい最後も覚えてた。しかし友人の出張先になぜ犬を届けるか。 今作はハリー・キャラハン・シリーズのスピン・オフの趣で、主人公はジェニファー。犯人側の心情が撮られたのは初めて。 舞台はサンフランシスコから、架空の街サンパウロに移る。キャラハンは出張でこの町に来ている。 『??俺たちって誰だ?』「スミスと、ウエッソンと、俺だ」カッコイイ。 復讐の相手を見つけるジェニファー(寄り)→事件のフラッシュバックの流れは、キル・ビルにそのまんまインスパイアされてると思った。 ジェニファーの描く自画像と、メリーゴーランドのユニコーンの顔が似てる。銃を手に復讐の為だけに生きる空っぽの自分と、ハリボテで出来た一角獣がダブったんだろうか? タイトル回収は最後のキャラハンの心変わりの事かもしれない。自分があんなこと言ってしまうなんて…的な?ジェニファーには、妹に復讐完遂を伝えたあとは、ぜひキッチリ自首してほしい。 今回、サンフランシスコから飛び出したり、途中から武器をオートマグにしたり、犯罪を見逃したり、最後に歌が流れたり…意欲的に新展開を盛り込んでいるが、この方向でのシリーズ延命はしなかった。色々反響があったのかもしれない。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 6点(2021-03-31 23:52:09) |
47.ストーリー的には中々重い内容ではある。ただし、キャラハンも年取ったのか元気がないし、恋人をヒロインにしてしまったので目立たせながらも極悪人にはできず、中途半端でスッキリしない結末になってしまった。シリーズのひとつの見所である相棒との絡みもないし(というかそもそも相棒が居ないし)。イーストウッド監督ではあるが、それが脚本にどれほど影響したのかわからないが、これまでのシリーズとはテイストが異なる作品ではある。 |
46.同シリーズの中では1番良かったような気が。基本的に2時間ドラマ路線ですが、犯人にリアリティがあるし、ヒロインも見栄えがいい。そして何より、いかに自分〝だけ〟をカッコ良く見せるかに1カケラの謙遜もなくこだわり抜けるイーストウッドは、やっぱりさすがです。典型的日本人である私には、絶対にマネできません。 それにしても、相変わらず片っ端から殺しますね。事情聴取とか、真相究明とか、再発防止といった発想はないのでしょうか。かの国でも古くから「死刑廃止」が議論されているようですが、それ以前に現場で〝処理〟しておけば、たしかに死刑は減るはずです。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-26 11:16:48) |
45.《ネタバレ》 製作・監督を兼ねたクリント・イーストウッドの、単なる自己満足映画。とにかく自分を格好良く撮りたいし、相方のソンドラ・ロックも悪者には仕立てない。そのために話の本筋が出来の悪い2時間ドラマ並のうえ、間延びしていてつまらない。ハリーとジェニファーがいい仲になるという、これ以上はないだろうというシラケた展開には、脱力するほかなし。悪役はとんでもない小物で、魅力のかけらも感じられない。イーストウッドのファンなら楽しめるのかもしれませんが、そうでない人間にとっては、この上なくつまらない作でした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-07-02 21:32:29) (良:1票) |
44.《ネタバレ》 今度はイーストウッド自ら監督に乗り出した上に、共演は気心知れたソンドラということで、全体としては要所要所でほどよく引き締まっています。1ほどではないにしても、2や3よりはずっと上ですね。ただちょっと、人がえらく死にすぎなのは、かえって途中から緊張感を削いでいますが。あと、80's前半丸出しの(というより「昭和50年代丸出しの」と言いたくなる)ロバータ・フラックのテーマ曲が良い感じです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-05-08 03:22:59) |
43.《ネタバレ》 なんじゃこら?って内容でしたねw 日本のサスペンスドラマのような脚本でした。 重苦しく復習する女性のタマに一発!頭に一発!!を嘲笑うかのようなハリーの撃ちまくりぶり。 事情聴取前の鉄拳パンチも当たり前w暴力に対するハードルを下げまくって、ラストに繋げたのですね。 恐るべしハリー・キャラハン! 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-05-01 11:58:37) |
42.《ネタバレ》 シリーズ唯一のイーストウッド監督作ですけど、まだ作風がドン・シーゲル風味だったころですので出来としてはB級色の強い刑事アクションという感じです。前作以上に「泣けるぜ」とぼやく回数が多かったようで、ハリー・キャラハンもちょっとくたびれてきたかな、という印象ですね。「ゲームのルールは変わったんだぞ」という上司のお説教のおかげでしょうか、本作ではとうとうオート・マグナムを使う様になってしまいました。ラストのオート・マグナムを構えてシルエットになって悪漢の前に現れるところなぞ、「待ってました!」と掛け声をかけたくなるカッコよさですね。でも殺しのシーンではソンドラ・ロックの“股間撃ち抜き殺法”の方がはるかにエグくて、どっちかと言えば主役は彼女じゃないでしょうか。 シリーズとしての疲弊感はキャスティング面において濃厚で、『ガントレット』組のソンドラ・ロックやパット・ヒングルは我慢するにしても、ハリーの相棒が『3』にも出てたアルバート・ポップウェルというのはさすがにどうかと思います。だってこの人、前作では悪役だったんですから、いくら7年のブランクがあったとしてもちょっとあり得ない配役ですよ。良く観るとこの俳優は第一作から全部に悪役として出演していて、とうとうハリーの相棒にまで登りつめたって訳です(笑)。イーストウッドのお気に入り黒人俳優だったみたいで、彼の後継者がモーガン・フリーマンということになるんでしょうか。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-06-30 00:52:09) (良:1票) |
41.《ネタバレ》 ラストで3流映画に成り下がってしまった。日本人なら、女性がハリーに会釈をした後、警察車両に連行されるシーンを想像するはず。 【マー君】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-05-23 12:11:53) |
40.久々にテレビでノーカット鑑賞。でもこれ確か当時映画館で観たなぁ、目当ての映画の同時上映で。なぜか当時はイーストウッドの印象が悪く好きでなかったものの、せっかく二本立てなのでと鑑賞し、ソンドラの顔が印象に残る結果な記憶。で、この度大人になり、自分の意思で再度鑑賞(1~)してみたら4はいろんな意味でまた違う印象だった。当時の印象とも、シリーズの続編としての印象とも。イーストウッドがメガホンをとったと言うことも愛人が前面に出過ぎていることもいろいろあるが、なんやかんやで個人的には功を奏する結果に。エンディングはアレですが、遊園地に現れるハリーには惚れる。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 5点(2015-02-24 18:43:11) |
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39.《ネタバレ》 ダーティハリー全5作の中で最も違和感を持った作品です。本作はハリー・キャラハンという主人公の他にもう1人、ソンドラ・ロックももう1人の主人公といった立ち位置にいます。 忘れることなどできない過去の事件の犯人に復讐する。犯人どもを1人1人撃ち殺していく様は、女版「狼よさらば」シリーズのよう。そこにハリーとのロマンスの要素が加わってくるのですが、イーストウッド自らが監督・製作を兼務して、どうしてもこのシリーズで当時パートナーであったソンドラと共演したかったのでしょうか…。 ラストの夜の遊園地。オートマグ片手に暗闇の中現れるハリー。これはもう、西部劇で善人のピンチに現れるガンマンのようなカッコよさ。しかし本作はソンドラと、ソンドラを狙う悪党どもと、どちらも法を犯してしまっている。そしてその女に惚れてしまったという設定が刑事であるハリーのポジションを難しくしてしまいました。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-12-28 15:01:18) |
【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-12-28 00:08:42) |
★37.《ネタバレ》 シリーズ第4作です。人にまかせていられるかと、イーストウッド自らメガホンを取っちゃいました。お気に入りのソンドラ・ロックもばっちり起用しました。しかし、他のイーストウッド監督作品と比べると、シリーズものとしての縛りがあるのか、垢抜けない出来映えです。ハリーも年食ったなあ、というのが素直な感想です。オートマグナムをもっと全面に押し出して見せて欲しかったところです。 【ジャッカルの目】さん [地上波(吹替)] 6点(2012-08-19 13:43:59) |
36.《ネタバレ》 ○シリーズ初で最後のイーストウッド監督作。恐怖のメロディから始まる彼の監督作品から考えても衝撃的なラスト。○ストーリーやアクション自体はいまいちだが、終盤、夜の遊園地に現れるイーストウッドはカッコよかったね。○こうなると最終作も観たい。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-07-18 20:08:39) |
35.こんな結末絶対アカンけどとにかくアメリカ映画ではよくあること |
34.《ネタバレ》 「ダーティハリー」シリーズ、リアルタイムで映画館で見たのはこの作品のみ。(あとは「日曜洋画劇場」にて)実は観る前、キャラハン刑事って自分の想定を遥かに越えた、超破天荒ブッ飛び(←古い)キャラなんじゃないかと思ってたんですが、意外にまともで常識的なデカぶりに、拍子抜けした記憶があるんです。自分もこの頃は生意気盛りの中学生、「インディ」あたりの、アドベンチャー映画にはまっていた時期だっただけに、余計これが地味で暗い映画に思えてしまったのかもしれません。多分「寅さん」が、初期の頃は暴れん坊的トラブルメーカーだったはずなのに、シリーズ後期になるにつれ、穏やか且つ物分りが良い存在になっていったのと同じパターンなんでしょうね、これって。やっぱ歳を重ねれば人間丸くなる、シリーズを続けていく上では、やむを得ない措置だったのかと思ったり。・・・あれ、いつの間にやら「ダーティハリー」のレビューじゃなくなってるし(汗) 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-02-26 11:18:34) |
33.《ネタバレ》 そこそこ、意外と面白い。 2は雰囲気が残っていた。3は惰性で作った。そういうシリーズだったが、4は単に人気キャラを使って当時の世論を代弁したのだろう作りだったのか、何となくシリアスだ。 もちろん人間を44オートマグで撃ち殺すとか、単純にあり得ない。武装グループが女性を人質に娯楽施設に立て籠もった。当たり前だが、当然SWATの仕事だ。しかし、署に知らせることもせず、私刑を決意した。あり得ない。 しかし、あり得ない設定をすっと味気ないほどの演出で最後まで作ってしまった。驚くほど汚い人間を実在感たっぷりに表現していた。80年代は被害者の人権が叫ばれた時代だったらしい。日本以外の先進国で。 そういう世の中で極論を極論のまま、極論の象徴で映像化したイーストウッドは、当時きっと娯楽と問題提起の狭間をふわふわとする本作の内容のため、矢面に立たされたに違いない。しかし20年も前の話だ。現代のアメリカ司法に基づく話であれば、このような展開にすることは不可能だろう。多くの人たちの気持ちを代弁しきった内容だったに違いない。 現在、日本では強姦罪の犯人が裁判で何の感情を込めることが無くても「合意であった」と口走るだけで議論になる。減刑の可能性が生じる。そんなこと以前に反省の態度を取れば即減刑である。再犯しない性犯罪者など居ないと言っていいほどの現状だ。21世紀の先進国側世界にもそういう国家が存在する。 無期懲役と死刑の間を埋める刑も存在せず、海外の法に照らせば、赦されること自体あり得ない罪人さえも、酩酊状態で猥褻物を陳列した程度の刑法犯と同列に扱う団体や思想がまかり通り、その要求を満足させようとする司法制度がこの国に存在する。誰が扇動したのかわからない四半世紀前に跋扈したカルト的な平等主義が色濃く残るこの国では、遠い昔のアクション映画のフォーマットで提示された、遠い昔の被害者論でさえ揉めてしまう。 この後、ハリーが逮捕されて審理されれば、結局この事件はすべて法に任されるのである。この選択肢が無意識化に提示されている時点で70年代以前のアメリカ社会での法の無力が示されている。自己解決的、内省的に善悪が読み取れる作品だが、国、地域によっては誤解されたまま読み取られやすいのも事実なのだろう。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 6点(2010-11-20 16:27:34) |
32.《ネタバレ》 まるで、「火サス」のフォーマット。さしずめ、「無頼漢刑事4・復讐の回転木馬 ~美人姉妹の恨みを晴らすマグナム44~」ってところでしょうか。まったく、歌謡曲で終わらせてしまうしねぇ。 【なたね】さん [ビデオ(字幕)] 2点(2010-10-21 22:03:17) |
31.ラストシーンまでは2、3よりもおもしろかった。 悪役たちがあまりにむかつくので、 一人づつ殺されていくのに拍手したいほどだけど、 それでも今同じテーマで作ったらこうはならなかったでしょう。 さらに、エンディングに歌はこのシリーズに合わない。 【Skycrawler】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2010-10-03 04:19:41) |
30.《ネタバレ》 ラストシーン前までは、前作よりは見れるな と思っていたのが、思わぬラストに閉口。 これではただの公私混同警官である。 どうしようもない上層部の権力や、法の理不尽さと徹底して戦ってきたキャラハンが下した決断は、同情で犯人を見逃すというやり方だった。 いくら同情があっても、彼女は殺人犯に変わりは無い。 ハリーなりの正義を貫いた話のつもりなのだろうが、なんだかとても後味が悪いキレイ事で終わっているような気がしてしまう。 ハリーが西部劇風に登場したり、カッコ良いシーンは3よりはあるだけにこの終わり方はとても残念。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-01-16 02:29:09) (良:1票) |