30.《ネタバレ》 やたら観念的で設定ありきな導入部では期待が下がったのですが、一番のダメ男の田無が前に出てきてからは、話がぐいぐい引っ張られる。チエが不自然に暴力的なところに目をつぶれば、この2人のやりとりは、コメディとして完成しています。一つ一つのやりとりもシーンの置き方も丁寧です。一方で、難点は、田無以外の男がほとんど機能しておらず、最初にもっともらしく言っていた5人の分析とかどうとかが意味をなしていないこと。それなら、最初から2人に絞った上で、スパイスで西尾を出してくるくらいの方がよかったのではないでしょうか。●ラストは今日の基準ではえらくあっさり切り上げ風味ですが、50年以上前の映画ではむしろこういうのが普通であり、この作品はその辺のクラシカルな作風を意識したのではないかと思います。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-12-08 01:09:09) |
29.あまりの陳腐な設定に序盤で鑑賞するのをやめようかと思ったんですが、 相手役の男の子のバカッぷりが目立ちはじめた中盤からはそれなりに楽しめました。 登場人物みんなバカばかりなのは、ラブコメらしくていいんじゃないかと。 ヒロインのキャラは、この女優さんの雰囲気に合っているなと思いました。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 4点(2016-05-02 12:32:17) |
28.《ネタバレ》 悪くなかったと思います。小気味良い小作品とでもいいますか。 クスッと笑える微笑ましいユーモアが満載で、特に吉高由里子の演技が見事。 というか、本人そのものみたいに見える。素のような演技がまた良いですね。 5人と同時に付き合い、それぞれ比較して手帳に記しながら選んでいくというものすごく打算的な女性。 だけど互いに目一杯言い争って喧嘩してるうちにいつの間にか惹かれてる。 ああいう自分のキャラをそのまま出せるってのが、やっぱり伸び伸びできていいのでしょうね。 好きと嫌いは紙一重と言いますが、男女の奥深さを丁寧にコミカルに描いてて楽しかったです。 【あろえりーな】さん [地上波(邦画)] 6点(2016-04-12 22:28:42) |
27.吉高由里子がホントにアホで性悪な女に見えました。地ではないと思いますので彼女の演技力を称賛したいです。中身はいい加減ですがなかなか楽しくて可笑しいラブコメです。ラブストーリーのリアリティを高めるともっといい映画になりそうですが。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-03-14 21:09:52) |
26.《ネタバレ》 「5人の男と同時に付き合い、それぞれを手玉にとってる思っている主人公の女が実はみんなにそれほど好かれていませんでした」ってパッケージに書いてあるので面白そうだと思ってレンタル、でも「実は本当に好かれていました」って詐欺じゃん。つまんない。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 2点(2015-04-25 17:04:35) |
25.バカ女が崩壊していく様を演じきった吉高の存在感はピカイチで、彼女なしでは成立しない作品。とんでもない女優だ。朝ドラ女優の杏との競演も見ものではあったが、杏が霞んで見えるほど。ただし脚本が終盤に失速してしまったのが残念。 |
24.うわーっ!! 面白かったーっ! 久々に9点つけたい映画に出会いました。タイトルで損してますよね。こんなに深い映画だとは、夢にも思いませんでした。通り一遍の価値観や、ステレオタイプなストーリーから完全に脱却していながら、決してきわもの映画になっておらず、ひとつの物語として恐ろしいほどに完成しています。プロットの積み上げ方も見事で、無理がない。ひとりひとりの人物の描写が最高にリアルです。「恋愛」だの「結婚」だのいうテーマに、こういう光を当てた作品って、初めてなんじゃないでしょうか。そう、人間ってこういうものだよね、世の中ってこういうものだよね、と納得させられることばかり。しかもそれが、辛気臭くもならず、変にロマンティックにもなっていなくて、その分、深く深く胸に突き刺さってきます。最後のほうでは泣いちゃいましたが、この映画で泣いたのは多分僕を含めて全部で4人くらいしかいないかな、とは思います。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-01 09:51:13) |
23.ハチャメチャなストーリーでもいいけど、登場人物が悪い意味でバカなのはイライラします。 【なこちん】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-02-10 00:31:00) |
22.好感の持てるキャラクターが一人もいなかったので楽しむことができず。 節々にあるエピソードでもマイナスの印象をプラスに変える効果はなかった。 そのため、どこを魅力に感じて相手を好きになったのかが伝わってこなかったので、 感情移入する気持ちや応援したくなる気持ちが沸かなかった。 【邦画好き】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-08-15 08:42:10) |
21.《ネタバレ》 自動録画されていたものの、こちらの平均点低いし、観ずに消去を考えましたが、「横道世之介」を観て最近注目している吉高由里子が出演しているので期待して観てみることにしました。ベタではあるけど裏切られず、ハッピーエンドで楽しめました。希望を言えば5人の男がもっと絡んでドタバタしても良かったかなって気がします。監督、脚本と同一人物みたいなので次回作に期待して憶えとこ、あと全然観る気が無かったまもなく公開の「タニタの社員食堂」に浜野謙太出演しているみたいなのでちょっと観たくなりました。こちらも名前を憶えとこ^^ 【ないとれいん】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-05-24 23:50:12) |
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20.これぞラブコメという内容で、大変楽しかったです。吉高さんの魅力が存分に表現されています。しかし私にとってこの映画は名俳優「浜野謙太」を認知した映画として記憶に残る。誰だこの名俳優は?少なくとも私は観たことがない。お笑い出身か?調べてみるとミュージシャン(バンドのドラム担当)とのこと。驚きです。多分野での才能をお持ちのようで、羨ましい。 【あるまーぬ】さん [地上波(邦画)] 8点(2013-05-12 17:24:09) |
【黒ネコ】さん [地上波(吹替)] 5点(2013-03-23 14:08:52) |
18.《ネタバレ》 吉高由里子の魅力が満載。展開から結末は予想できましたが。。その人を選びますか。 【山椒の実】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-03-10 22:48:13) |
17.《ネタバレ》 無礼だった田無君(浜野謙太)を懲らしめてやろうという計画が進んだ結果、一室に四人が集まる状況になり、突然貧者のプロポーズの場と化して過剰にロマンチックな空気が満ち、さらに他の三人が百人一首で話が盛り上がれば、チエちゃんは面白くないを通り越し敗北感深まり、唐突に田無君にキスして脱走する。ここらへんのリズム感、いい。この性格の悪いヒロイン(粘土人形投げるのも、字を書くのも堂々と左利き)、それをずっと対象化しつつ、でも突き放さずに描いてきた映画、このシーンでなんか彼女がかわいく見えた。そもそも田無君に「俺たち付き合ってないじゃん」と皮肉でも嫌味でもなくサラッと言われたことがショックだったときから、彼女の敗北は始まっていたんだろう。ほとんどのシーンに吉高由里子がいる映画で、たぶん田無君がらみの土手の場と、警察からの帰りの場のみ、ヒロインを含まない。五人のうち彼だけこの映画の中で特別な地位にあることがそれだけでもうかがえるが、最初っから「メリット=楽」の田無君は魅力的だった(私事になるが、土手で彼が奏したアフリカの民族楽器カリンバは私も持ってて、よくポロンポロンはじく。心落ち着くんだな)。ラストシーンがファーストシーンを裏返してるのもいい趣向だし、最後まで憂い顔の年上の後輩も楽しい。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-02-01 10:18:54) (良:1票) |
16.《ネタバレ》 話はあまり面白くなかったですが、吉高由里子の演技力は際立っていたと思います。それにパン工場の彼のキャラも良かったです。でもそれ以外はあまり見どころもなく・・・。ラストのハッピーエンドなんて、芸がないというか、もうちょっとマシなアイディアはなかったんでしょうか? 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-10-21 22:55:56) |
15.《ネタバレ》 私には吉高さんが美人に見えないんですよね。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-06-24 03:15:59) |
14.《ネタバレ》 やっぱり、たとえ架空であっても自分を知らないか、あるいは知ってても無視してる人間の強がりは見苦しくて。ああいう厚顔無恥な人間を、劣等感の裏返しと受け止めてあげるだけの度量は自分にはありません。 だから、彼が無茶苦茶不幸になる結末だけを期待して見てたので、終わって不快感爆発です。(結局、きわめて小心者だからああいう無神経極まりない生き方に嫉妬してるんでしょうね) ところでふつう原付でも50~60は出るでしょ。自転車じゃ追いつかないって(笑) 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-04-07 10:10:05) |
13.吉高ちゃんの自然な演技に心癒される映画。ぼーっと見てしまった。 【cas385】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-02-17 12:31:00) |
12.「感情移入」なんてものを受け付けないスクリューボール(=常軌を逸した変人)的主人公を演じる浜野謙太の風貌とズレた台詞がいい。 一般性と特殊性が綯い交ぜとなったユニークなキャラクター造形だ。 拘置室の「壁」を挟んだ男女間の闘争は、スクリューボールコメディ(SC)第一号『或る夜の出来事』の「エリコの壁」の変奏とも云えよう。 それも最終的には恋愛の成就(女性の勝利)に帰着する点や、具体的恋愛表現をほとんど短いキスだけに留めている自主検閲的側面なども伝統的SCの王道を踏襲している。 四人が囲む会食シーンや、浜野のアパートでの取っ組み合いシーンを始めとする然るべき長廻しは、場の空気の変容を捉えるための然るべき個所で的確な構図とともに用いられており、巧みだ。 どこかアドリブ感も感じさせる吉高由里子の豊かな芝居も楽しい。 忍び込んだ浜野のアパートで大慌てする様などは最高だ。 【ユーカラ】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-02-11 18:02:37) |
★11.《ネタバレ》 優しくて自分を受け入れてくれる平穏な相手より、例え欠点だらけでも、自分が成長できたり、全てをぶつけ合っても平気だと分かってる相手の方に惹かれたりする彼氏の心境に、妙に共感できるところがありました。恋人候補はハマケン含む全員が見事に自分の考えを中心に生きていて、結婚なんて考えられる相手は見事にいなかったけど、主人公も今までそうやって自分を中心に生きてきたもんだから、気が付くと本当の愛なんて誰とも感じ合えてない。そういう相手ばっかだから5股なんてのも楽勝だし、自己中大学生以外とは別れるのも簡単だっただろうな。主人公は最初「人生の時間は限られてる」とか言って自分の行為を正当化してきたけど、本当は物凄い寂しがり屋で、重く思われないように気持ちを分散してドライになる事でバランスとってんだろな。それを分かってるだけに、親友も多くは言わないんだろうなと。そういうちょっと妙にリアルなとこも面白かったです。でも思うのです。最後に5股相手とモトカノを結婚式に呼んでんじゃねえよと(笑) 【Fukky】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-01-01 21:23:15) |