★83.《ネタバレ》 高校生の息子と見ました。「アメリカではユダヤ人は金持ちもいるけど一般的には貧しいからWASPぽいハベルと貧しくて政治色の強いケイティ(いかにもジュイッシュ)の違いが出てくる」「第二次大戦ではルーズベルトは共産主義のシンパだったことは当時のアメリカでは常識で、軍人も大戦後ソ連が台頭したことに怒り心頭だったのはパットンだけじゃない、その反動でハリウッドにも赤狩り旋風が吹いた」「70年頃はアメリカの映画界もまともだったから近ごろの娯楽一辺倒や大政翼賛映画ばかりじゃなくてこういった奥の深い映画も作られた」とか学校で教えない近代史を講釈しながら見たのですが、息子も背景が理解できるとそれなりに興味深く見れたようです。私はハベルの「自分の純粋さを保ちたい、まっすぐに生きるケイティに魅かれる」しかし、「現実生活の方を選んで、結局効成り名を遂げてテレビ大衆娯楽のために働いた(しかし生活は安定)」という人間的な部分に共感しますね。その点女性の方が強いんだな。二人の選んだ道は違ったけれども、年を経て再開した時のラストシーン、本当に愛しているからこそお互いの生き方を認めていることを感じさせる「言葉のかけあい」に大人の恋愛を感じてちょっとウルっと来てしまいました。こういう映画最近少ないですね。 【rakitarou】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-03-21 18:30:27) |
82.テーマ曲の美しい音楽をバックに、20年に渡る男女の恋の行方を描いたラブストーリー。 バーブラは今見てもやっぱり個性的な顔立ちで、頑固、激情型という劇中のキャラはハマり役。 レッドフォードはどこにでもいる普通のハンサム男でこれはこれでいいのだが、価値観が違う、 人間のタイプが違うというエピソードがたっぷり描かれているので、正直観ているのが辛かった。 二人の関係が危うくなると、ヒロインが妙に女っぽくなっちゃって、 そのあたりの描写はうまく描かれていると思う。ラストはさっぱりしていて良かったのだが、 男性の目からみると、ちょっと面倒くさい恋愛かなぁと。相手の女性に大きな魅力でもあれば、 わかっていても離れられないという男性心理もわかるんだけどね。そういった意味では、 バーブラはやはり微妙・・・でした。女性のほうが感情移入しやすい作品ではないかと思う。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-09-13 03:44:54) |
81.《ネタバレ》 昔のラブストーリーを見慣れていない僕にはテンポが鈍くて、確かに少し退屈で、眠くなった箇所も無いとは言わない。でも、主義主張も階級も全く異なるハベル(ロバート・レッドフォード)に惚れてしまうケイティ(バーブラ・ストライサンド)の切ない気持ちはよく理解できる。それを貫き通して結婚に至る二人のことはその純粋さに免じて応援したくなる。こんな喧嘩ばかりの二人の周りに実際に自分がいれば、こっちは色々と気を使って「お前ら、いい加減にしろよ!」と言ってしまいそうだが。でも恋は盲目なんだろうし、それはそれで結構なことだ。別れるべくして別れる二人なのだが、思わず観ているこちらも気を揉んでしまわせるこの映画はよく出来ていると思う。 ただし、もっと二人の周りの人間模様(JJ以外も)を描いてくれるともっと見応えのある映画になっただろう。やはり二人だけで二時間持たせるのは苦しい。 また、映画内でもスターリンの粛清ネタでケイティがからかわれる箇所もあるが、ケイティの主張の正当性があまり響いてこない現代に生きているせいか、あまり彼女の主張に共感できなかったのが残念だった。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-19 17:02:26) |
80.うわさ話の好きな知り合いたちはきっと「あの二人、最初から不釣り合いだと思っていたわ」。でも親友は「彼女と別れるのは大損失だ」という。★★うまくまとまったいい作品だと思います。それにしても50年代前後のアメリカの経済的に豊かなこと!戦争中にアメリカでも配給券があったのね。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-22 00:45:44) |
79.真っすぐで妥協することの出来ない実に不器用で損な性格の女性ケイティを演じたバーバラ・ストレイサンドに深く共感させられました。音楽も素敵なしんみりとして落ち着いた素晴らしい映画です。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-10-28 23:33:10) |
78.《ネタバレ》 昨日の午後仕事でお客さんと一緒に入った喫茶店で“the way we were”がかかっていた。無性にこの映画が観たくてたまらなくなり借りてきて本当に久しぶりに観ました。 学生の頃深夜にTVで観た。あまり好きにはなれなかったのを覚えている。あのカッコいいレッドフォードがどうもカッコ良くない。バーブラ・ストライザンド演じるケイティも好きになれなかった。しかし、今観直すとそれも含めていいのだと思ったし十分感情移入して観る事が出来た。二人の人生を時には駆け足で見せる場面もありますが、雑になる事無く、いつの時代も実に丁寧に作られています。 互いに愛し合っていながら一緒に生きていく事が出来ない。そんな二人の思いを感じさせるラストシーンが素晴らしい。「奥さんを連れて遊びにいらっしゃい」「そうはいかん」そして身を寄せ合い、別れ行く。精一杯強がるケイティとそれを理解した上でのハベルの二人の姿があまりにも切なく、そこにあの主題歌が重なる。人生とは時には甘くもあるが時には何と切なくほろ苦いものか。確かに中盤のケイティの人物描写は観ていて疲れる部分もあるし政治的要素がもう少し控え目でも良かったかな、とも思いますが終盤からラストの見事な流れにそんな感想も忘れさせてくれます。そして「追憶」という邦題が見事だと思います。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-08 14:29:31) (良:2票) |
77.《ネタバレ》 いやはや、これは参りました。なんなんですか、あのバーブラ・ストライサンドが演じたケイティとかいう女は。自己主張がやたらと強く、そのくせ他人の言うことには耳を貸さず、気に入らない人間は罵倒してばかり。その狭量で身勝手な言動には、開いた口がふさがりません。自己の信念に忠実といえば聞こえはいいですが、この人の場合単に視野が狭いだけだとしか思えません。これほど魅力のない人物が出てくる映画も久しぶりです。で、その相手役のロバート・レッドフォード。軍服姿はパリッとして格好いいのですが、どうも小説家とかシナリオライターのイメージではありません。こちらは役柄云々ではなく、ミスキャストではないかという気がします。 この2人がきわめて魅力に乏しいため、惚れた腫れたと騒いでもこちらにとってはまったくどうでもよく、勝手にすれば、というところです。2人を取り巻く人物も、それを補うほどのインパクトはありません。話の内容としては、要するに「恋愛と結婚は別」ってことでしょう。まあそれだけのお話。 ということで、なぜこれが名作と言われるのか、よくわかりません。が、想像するに、ケイティのようなとんでもない女性でも、レッドフォードのような二枚目が愛してくれるかもしれないという幻想を抱かせてくれるからかもしれません。もちろんそんなものは、単なる幻想にすぎないわけですが。そうなると、ケイティ同様身勝手でわがまま、自己主張だけは強い女性に人気が高いということになるのでしょうか? ちなみに、上映の途中で2名ほど退出した方がありました。やっぱりつまらなかったんでしょうね。 【アングロファイル】さん [映画館(字幕)] 4点(2010-03-17 17:11:57) |
76.《ネタバレ》 うぅ、、、これは泣ける映画です。B・ストライサンドもR・レッドフォードも好きな俳優とは言いがたいが、この作品の2人は特別。不器用だけれどひたむきにハベルを愛するケイティはストライサンドだからこそ成り立つ役柄。ハベルも一見ノンポリ優男風だが、バランス感覚に長けた、精神的にヒジョーに大人なイイ男。ケイティに寄り切られてハベルは結婚したのではなく、合わないのを承知でもやはり彼女を愛しており、彼女の強烈な引力から逃れられず結婚に踏み切ったんでしょう。そういう描写だったでしょ? 友人たちとの集まりの中で、ハベルが時折ケイティの口元をそっと手で覆うシーンが、非常に良いです。ケイティのそういうところ、ちょっと難アリだと思うけど愛しい、というハベルの気持ちが、そのしぐさによく出ています。ラスト、ケイティは再婚したと答えるけれど、彼女の生き方から推測すればシングルマザーの可能性の方が高いでしょう。でも、そこは2人とも深く探らない。しみじみと抱き合って別れるのです。あー、なんと心に染み入るステキな映画でしょう。あの有名なテーマ音楽とともに、忘れられないセリフがちりばめられた、素晴らしい映画です。 【すねこすり】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-12-11 15:46:51) |
75.《ネタバレ》 私も「SEX AND THE CITY」のキャリーが自分とケイティをなぞらえるシーンでこの映画に興味を持ちDVDを借りてきました。テーマソングや映画の存在は知っていたけれど、見るのは初めて。 月並みだけど、すごくいい映画でした。ただし、ある程度の年齢や経験で評価が変わるのかもしれません。第二次大戦後、女性が台頭してきた時代、冷戦時の共産主義が嫌われた時代背景の理解も大事な要素ですね。 ハベルはケイティを愛していたけれど、やはり一緒には暮らしてはいけないと思ったのでしょう。彼女を自由にさせるためにも別れたのだと思います。(本人も当時はどうしようもなく、彼女から逃げたのかもしれないけれど) やはり男にとって愛している女と一緒に暮らす女は別。最後は無難で物事を荒立てない女性を選んだわけです。(JJの恋人とも破局) 最後の有名な場面(プラザホテル前での再会)ですが、ハベルはケイティのその後の結婚や二人の間に出来た娘、新しい父親はその子に優しいか聞くシーンがあります。 おそらく彼女は一人で娘を育てながら、以前のように政治活動を続けているのではないでしょうか。(あくまでも私見ですが) 彼女にとっても今も愛しているのはハベルであり、「娘は美しく、誇りに思っている。」と答えています。「かわいい奥さんと遊びにきて」「いいや。いけないよ。」彼もまだケイティを愛しているからこその答えでしょう。このまま二人は2度の別れと再会を繰り返した末、もう一度再会することはないと思います。 |
74.ドラマ「sex and the city」の中で この映画が出てきて、 切ないのよね~~~みたいな話になっていて ちょっと興味があったので観てみました。 20代前半とかに観たら 共感しなかったかもしれないんだけど この歳になるとけっこう響く。 ラストシーンはたまらないです。 ポラック作品なんですねぇ。 【ckeru】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-22 22:23:09) |
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73.こういう恋愛は憧れですけど大人になってないとちょっと辛い恋愛ですよねぇ。。胸毛の濃いロバート・レッドフォードとなんか評判の悪いバーブラ・ストライサイドの組み合わせは良かったと思うんだけどなぁ。あんまりバーブラのことを知らないからそんなに批判もできないし。あんまりロマンス映画というのを見ないのであれなんですが、シドニー・ポラックの重厚な作りと雰囲気に圧倒された感があります。ラストシーンの別れに追憶が重なって見えた瞬間思わずグッときてしまった~。 |
72.わたしは英語はできませんが、この映画をはじめてみたときから、ずっと、この映画の題名を私流に、次のように訳して、ひとり、孤独に泣いています。 題名”それは、ふたりで歩いた小道だった、、、”どんなブサイクにも、ブオトコ、にもヘンタイにも、ハクチにも、バカにも、テイノウにも、それぞれの大好きなひと、歩いてきた道があります。 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-09-04 01:19:07) |
71.ほんとに好きな映画で、好きすぎてアレコレ書けない・・・ 性別、年齢、経験で大きく評価が分かれそうな映画ですね。とにかく私にはズッキュンな映画でした。船でハベルとJJが語らうシーンとラストの切ないシーンが好きです。 男性と見るよりは女同士、自分の娘が大人になったら一緒に見たい映画です。いつか大きなスクリーンで見たいなぁ。 (その後リバイバルがあり、母を誘って映画館で見ました。母は懐かしいと言っていました。ケイティのキャラクターはやっぱ強烈!今で言う「ウザい女」。強い信念と根性があってとにかくヒステリック(笑)。でも人に対してはとにかく不器用すぎるとこが泣けてきます。でも不器用ながらも一生懸命なケイティは可愛い。彼女の性格は自分の嫌なところを見てるみたいで嫌なんだけど、こういう不器用なところが生身の人間っぽいなって思う。そういう彼女を優しく見守るハベルも凄いです。そしてやっぱり最後のシーンで涙が止まらなかった。大好きな映画を大きなスクリーンで見れるってすごく幸せです。) 【餅】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-05-25 23:32:03) (良:3票) |
70.観たときが若すぎたんだろう。もっと成長して、人生を追憶できるようになってから観たら、共感できるのかも。「追憶」という曲は、中学のときによくピアノで弾いたから馴染みはあるんだが。 【Michael.K】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-18 23:43:05) |
69.《ネタバレ》 ケイティの性格が好きになれず、感情移入できませんでした。 それと時代の経過がよくわからないのもイマイチでした。 【カルーア】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-11-05 17:44:36) |
68.お互いの愛をわかっているのに一緒にはいられないという矛盾、ラストシーン、見つめあう二人の表情はこの上なく悲しい、、、 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-10-16 08:28:48) |
67.相手を認め尊重しないと、一緒に生きにくい。愛ゆえにそれを見失しなってしまう・・・いや、ケイティと同じくらいハベルも、お互いを愛してたんだと思います。↓ちかさんに同感ゝっす。 【ジマイマ】さん [地上波(吹替)] 10点(2006-08-20 11:20:42) |
66.《ネタバレ》 くっついたり別れたり。男女ってそうゆうものだけどなんかいまいちピンと来ない。でもほんと、好きだけど合わないひとって合わないもんで、それが苦しい時はとても苦しんだろうなあ。2回めの別れでケイティが“I just want to love each other”と言って顔をおおって涙するシーンには少しぐっと来たり、あのおっきくて高い鼻がキスシーンで美しく映えたり。ところどころすきなとこもありーのです。 【SAEKO】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-27 23:50:13) |
65.ちっとも「追憶」に見えないのですが・・・終わった過去の切なさというのは、現在との対比においてこそ効果を発揮するのですが、この作品では、2人が喧嘩したり元に戻ったりが繰り返されているだけで、時の流れに即した関係性の変化というものが存在しないので、全体が非常に単調な印象を与えます。スポットが2人に当たりすぎで、効果的な脇役が存在しないのも難点(したがって、作品の世界自体が制作側の思い込みのように感じられてしまう)。ラストで何とか形になったという感じ。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-04-11 02:12:50) |
64.下の方と同じく潔癖症で理想主義、おまけにヒステリックなケイティに私もいらいらさせられっぱなしでした。修行が足りないのでしょうか。アメリカ現代史の深い部分が分かっていないとついていけないストーリーにも困りました。二人がうまくいかない理由は何となく分かりましたが、コミュニストだ政治だのとやたら分かりにくい映画でした。主題歌は素晴らしいのですが。 【mhiro】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2006-02-02 14:20:36) |