46.《ネタバレ》 アメリカ人のカンフーおたくが、いかにカンフー映画の世界にもぐりこめるか、
という一種の妄想作品のような気がします。
ストーリーはいい加減というか、天帝や将軍、孫悟空の関係がちぐはぐです。
伝説というか予言がどこからわいてでたのか、またなぜそうなるのか?
冒頭のシーンを見る限り、孫悟空は単なる暴れん坊ですしね。
あとはワイヤーアクションは好きではないのもありますが、
最初のふわふわした孫悟空と兵士の争いはいまいちでした。
これだけのキャストなら地に足をつけたアクションでも十分だった気がします。
あと料亭の闘いとジャッキーとジェット・リーの対決は長すぎでした。
しかしこちらのレビューを見て少し感想が変わりました。
これはジャッキーとジェット・リーの共演とカンフーを見るための映画だということ。
ある意味、見せ場だったということなんですね。
ただ私の場合、昔はジャッキーの映画で興奮もしましたが、
いまさらジャッキー対ジェット・リーと言われても、
なんかピンときませんでした(歳をとったせいか?)。
師匠の座を争う二人のやりとりは、良かったですけどね。
むしろ不良のリーダーの技のキレにちとびびりました(笑)。
あと二人の扮装に気づいたのは最後の最後でした(にぶすぎか…)。