62.江口寿史氏のキャラクターは、今監督の映画の雰囲気に合わないような気がしました。80年代に中高生だったモノとしては、鑑賞中に、「あ、江口寿史だ」って、集中が途切れてしまいます。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-04-09 21:56:27) |
61.《ネタバレ》 公開時も劇場で見て、久々に鑑賞。当時と違って色々気づけるシーンがあって楽しめました。過去と過去の栄光と現在の暗闇を戸惑う感覚ってのは歳をとった今だからこそ理解できます。一途な相手(もしくは対象)への思いが、誠実な愛になるか歪んだ脅迫になるかが紙一重ってのは興味深く、今敏らしい一枚一枚の絵とその中の文言(主人公が抜けた後のアイドルのリリース曲は『一人でも大丈夫』等)の拘りも伴い見ごたえがありました。 が!なんか最後のカットがイマイチ。古臭いアイドル映画みたいなのをワザと狙ったとしても主人公が持つ陰を思わせるとか、何かできたと思う。なー。いい作品です。 【reitengo】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-03-27 18:59:49) |
60.この作品は、個人的には今敏の最高傑作。 約10年も前に、ハイクオリティな作品を作ったのも凄いのだが、その映像が今でも見劣りしないのに驚き。 ストーリーの謎が謎をよぶ展開に引き込まれていき、一気に最後まで飽きることなく見られた。 悲しく、シリアスな話だが、決して暗くなることなく撮りきったのは見事。 |
59.《ネタバレ》 よくもわるくも今さんの作品のエッセンスが盛り込まれていると思います。作画はすごくリアルですがキャラが記号的すぎます。アイドルが女優へ転向してヌードシーンの撮影などしなければならなくなる。そこへアイドルを続けていたときの自分の幻影が現れ「アイドルを続けていればよかったのに」という。やがてヌードシーンを撮影したカメラマンや事務所の社長、脚本家がアイスピックにより殺害される事件が起こる。アイドルを続けたかったといいう自分の本音が事件を起こしているのか?現実と虚構が入り混じりどれが本当かわからなくなる。犯人の予想をミスリードするために病的なストーカーを配置したり小技を使っています。「ストーカーが犯人か?」→「ストレスにより分裂した主人公の本心が犯人か?」と視聴者を誘導してその上で本当の犯人を用意していることがサービス精神旺盛な今さんらしいです。ただあくまで作り手の論理なんですよね。見終わった後で作品を俯瞰してみると真犯人の動機とかあまりにも納得いかないんです。エロとグロでむりやり興味をひきつけたといわれても仕方ないような気もします。 【承太郎】さん [インターネット(字幕)] 5点(2010-10-02 11:55:48) |
58.今敏氏が逝去されて追悼番組で初めて観賞しました。面白かったです。公開当時、すでに「アイドル」の全盛は過去のもの。私の思春期が「アイドル」の隆盛と重なっているからか、廃れ行く偶像へのレクイエムのような印象を受けました。今氏は同世代人ですので、同じような思いがあったのかも。制作からさらに十数年後に観たことによって、社会学的にアイドル文化を振り返るような気分にもなりました。ショッピングセンターのアイドルショー、追っかけ、脱アイドルとヌード、それを飯のタネに群がる業界人たち、オタクとストーカー、などなど。それらの事象を散りばめながら、アイドルから女優への転進を目指す女性の現実と心象と出演ドラマがオーバーラップする構成は巧みで見応えがありました。「女優としての必然で脱ぐ」のではなく「脱ぐことで女優になる」人たちの時代は確かにありましたね。演技の質はそっちのけで、スキャンダル性を最終兵器にして生き残りへの賭けに出たアイドルたち。そんな一種の転落を覗き見るようなストーリーはまるでワイドショーを見ている感もあって、観賞側の視線も二重構造になっている気がします。それが複雑な見応えを醸しているのだと思いました。ちなみに、AKB48の騒ぎっぷりとかを見ていると、私が疎くなっているだけでアイドル事情って昔とあまり変わっていないのかもしれませんが、少なくとも「女優になる=ヌードになる」というレールは無くなったような。人気に応じて売り方を変える不経済を、AVとかグラビア・アイドルとか、「見られ方」の細分で合理化したような印象です。「女優としての必然があるのに脱がない」人を時々見かけますが、見習ってほしい映画です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-09-26 10:01:16) (良:1票) |
57.犯人だまされました。とりあえずアイドルソングが頭から離れない。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-09-24 23:51:10) |
56.あの時の大粒の涙・・・ ちょっとおかしいとは感じたけど、深くは考えなかったな~。予想外でなるほど、面白かった。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-09-17 20:08:45) |
55.「日本でサイコスリラーを作ると、なんでああなるかね?」― と劇中であったそのセリフ、そっくりそのまんまお返しします(w 虚構と現実が曖昧に…。たしかにそういう作品、多いですよねぇ…日本…(遠い目) 【マイケル・エリス】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2010-08-17 01:07:23) |
54.《ネタバレ》 現実と劇中劇、夢が交錯のさせ方、つなげ方が逸品。展開が最後まで読めずにきりきり舞いさせられました。 とはいえ見返すと真犯人を明かす上での伏線などきちんと張っておりミステリーとしても良い出来かと思いました。 【とっと】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2010-07-24 21:12:30) |
53.《ネタバレ》 話しは非常におもしろい。妄想と現実が入り乱れる演出もなかなかで、後の傑作パプリカの原型ともいえそう。が、ちょっとグダグダしてるとこもあり。もっとスピーディに整理できそう。ぶっちゃけてゆ~と、世にも奇妙な物語で30分くらいでできそうな作品。 絵はもはや古いといわざるを得ない。もう一回リメイクしてほしい作品。 実写のほうが怖いと思う。でも日本の実写CGはクソなんで、やっぱアニメかなあ。 ラストのセリフは陳腐でお恥ずかしい。 【うさぎ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-06-30 21:39:18) |
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52.話はありがちやけど、演出はピカ一!サスペンスホラーとしての完成度は高い。 【アフロ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-06-19 03:52:21) |
51.《ネタバレ》 予測がつかなくて起承転結の結部分は意外で面白い。しんどくて怖くて気持ち悪くて恐ろしい映画です。レイプシーンは気持ち悪くなって一度停止してから見ました。もし表現方法が違ったら、すぐ予測がつくようなお話かもしれないけど、表現方法・流れがとてもうまくまんまと意表をつかれてしまった。 【まりんこ】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-01-10 00:12:53) |
50.怖い、まじ怖かった。最初はただの気持ち悪いだけの映画かと思ってましたが。こんなのを擬似体験できるのも映画の楽しさですか。 【よしふみ】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-06-30 00:14:57) |
【Yoshi】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2008-03-20 23:03:37) |
48.面白い。とにかく気持ち悪い雰囲気満点で、続きが気になるけど、早く終われと思いながら観ていました。 二回以上観るのはしんどいですね。精神的に。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-02-16 13:46:03) |
47.結構ありがちなストーリーだが、演出はもっと評価されるべき。 【norainu】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-12-08 18:12:18) |
★46.なんでこれをアニメでやろうと思ったの?、映画にしようと思ったの?、というような超低級のサスペンスものでしかない。 【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 2点(2007-03-10 22:07:08) |
45.《ネタバレ》 アニメと言っても、かなりドキドキのサスペンス。正直なかなか犯人が読めなくて怖かったです。実写版になってもいいかなぁっと思いました。お子ちゃまには不向き(笑) 【うさぎ大福】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-01-07 20:40:47) |
44.適度なサスペンスと適度な暴力と適度なエロ。娯楽映画はこうでないと。 【センブリーヌ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-29 02:58:22) |
43.《ネタバレ》 サイコサスペンスとして上質です。主人公の夢、ドラマの役柄、現実が目まぐるしく入れ替わります。非常にテクニカルで、存分に惑わされます。やや卑怯な作りだと思わなくもないですが、アニメならではの利点を活かしていることを支持したいです。ただ、ラストの台詞はどうでしょう。観客を惑わしたことに対するお詫びなのか、随分とあっさりとした(ベタな)印象でした。後味はいいのですが、少々余韻に欠けました。ところでタイトル『パーフェクトブルー』について。“憂鬱”だけでなく、ほかの意味もありそうです。ブルースカイ=空想。ブルーフィルム=猥褻映画。ブルーセックス=同性愛。ブルーボーイ=男性から女性に性転換した者。あと主人公のニックネーム「ミマリン」のマリンにもかかってたりして。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-11-21 18:08:39) (良:3票) |