15.《ネタバレ》 結局、親の財産があって働かなくてもよくて、女性にもてまくる。道さえ踏み外さなければ完全に勝ち組人生です。同情の余地もあったものじゃない。ただ、この映画を観て原作をこんなものだとは思わないでほしい。原作読んだことないけどね。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2016-09-02 04:17:47) |
14.生田斗真のPVとして見るなら、なかなかの見応え。ストーリー重視で見るのなら、小説で読んだ方が、、。なぜこれほど女性達が主人公をほっとけないのか、主人公の魅力が伝わってこない。寺島しのぶの「幸が薄そうな女」はハマリ役だと思う。 【はちまろ】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-02-27 21:27:51) |
13.人生ずっとモテ期という勝ち組の生き様を追体験できる貴重な作品。 女には不自由しないが、男には金を集られて厄介ではある。 まあ、たかが5円なので気にするほどのことでもないけどね。 そんなわけで、物語前半はいい女をとっかえひっかえいい思いが出来るのだけど、終盤はストライクゾーンを広げ過ぎて、人としてどうかと悩ましい展開。 やっぱり選球眼は大切だと思い知らされる。 それにしても、ヤク中の世話を三田佳子に任せるとか、悪い冗談としか思えないのだけど、実感の篭った迫真の演技は流石としか言い様がなかった。 それでも、作品としての評価が覆るほどではなくて、全体を通しての退屈な印象は拭えなかった。 石原さとみや小池栄子との濡れ場でもあれば良かったのかも知れないけど、室井滋と絡んで誰が得するのかよくわからなかった。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-07-24 11:41:56) |
★12.葉蔵を演じるには生田君ではカッコよ過ぎるなぁ。もう少しだらし無いけどほっとけない感じの人がやった方が良い。でも生田君を鑑賞するには抜群の作品だろう。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 4点(2012-07-19 22:55:51) |
11.《ネタバレ》 昭和初頭の雰囲気はよく出てる 街並みや当時の人々の暮らしがうかがえる凝ったつくり そして太宰治の文学としての「独特なもの」は 伝わってきますね しかし、正直申し上げると 退屈でこんなに長く感じたのは久しぶり 次から次に登場する女優さんのシメが三田さんか~ ぐらいなもので 演技力のない新人さん?には ちと荷の重い役であったような ぼそぼそしか言わないセリフも聞き取りにくく 個人的には長くてツライだけでありマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2012-04-14 08:52:08) |
10.《ネタバレ》 原作を読んでからかなりの時間が経過していることもあるんだけど、「あれ、こんな作品だったっけ?」というのが率直な印象です。主人公は、もっと女ったらしでだらしない人物だったと思ったが、それほどには見えません。活字で心情を吐露し続けるような原作に対し、本作のように映像で外面だけを追っていると、随分と濃度が薄まって見えてしまう。おそらく、主人公の心情が台詞になっているのは「生まれて来てすみません」くらいだったのでは。その使われ方も上手とは思わなかった。原作で最も印象に残っている「恥の多い生涯をおくってきました」というセンテンスが使われなかったことも残念。本作はひとつの作品としてある程度の完成度に到達していると思いますが、あのどうしようも無く弱々しい人物像を描けていると思えない。この映画は生活力の無いイケ面の半生って程度で、人間を失格していません。太宰の代表作を原作としながらそこに焦点が合わないことは罪だと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-12-07 12:14:10) |
9.順番に女優さんが出てくるので女優さんの品評会のようでした 【マーガレット81】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-05-18 23:15:29) |
|
8.《ネタバレ》 こういうスタイリッシュな画面を志向する監督は少なくなってきてるので、貴重な存在ではある。トンネルの中の小さな線香花火の落下から降りしきる落ち葉に移ったり、しだいに暮れていく窓外に大きな打上げ花火が咲いたり、ハッとさせてくれる楽しみはある(空豆を持った石原さとみの凄愴感には驚いた)。でもそれだけなんだよね。もちろんハッとさせてもくれない映画はいっぱいあるのだから、贅沢を言っちゃあいけないけど、清順はハッとさせるだけの安っぽさを自分の味わいにしてしまったが、こちらは全体暗めの画調で安っぽくさせまいとして、かえって手応えを模糊としたものにしてしまった感がある。並列されていく女性たちも、最後さえ三田佳子で押さえとけば、いくらでも短縮できるしいくらでも長くできるなあ、と思ってしまうと、なんか「空回り感」がある。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-04-26 10:07:23) |
7.《ネタバレ》 人間失格ほど独白が多くて、しかもそれが重要な意味を持っている小説もないんで、それを映像化しようとするのかなり大胆な試みだと思い、期待してみたんですが…… 大洗海岸、いや違った大笑い、大爆笑。 全く内面を描くことを最初から放棄して、外面的な行動をひたすら原作に忠実に描くだけで映画にしちゃうとは!いや、恐れ入りました。こうまで開き直った志の低さにはひたすら感服する以外他にはありません。 ある一面では原作に極めて忠実であり、同時に全く原作とはかけ離れているという、ものすごい作品ですね。 あと、太宰の作品で、ぬれ場(古い言葉w)がいっぱいあり、それなりの女優さんが大勢出演してるのに、結局肌をさらしたのは生田君一人というのもね、観客層を考えた撮影方針が露骨杉wwwwwww 同じ太宰作品の映画化としては、ビィヨンの妻に比べたらまるで落ちます。 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-03-24 10:45:28) |
6. この映画、面白いとか、感動したとかいう人は少ないんじゃないんでしょうか。イケメンを使っても駄目なものは駄目です。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2011-02-05 14:32:44) |
5.「2時間ってこんなに長かったっけ?」。。これが率直な感想でありまして、だらだら~だらだらと主人公のまさに人間失格な日常を見ていくだけ。そこに面白さを見出すことができず、ただただ退屈。原作を読んでいたらまた違ったかもしれないけど、この映画のみでは深みも出ていないと思う。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2011-01-25 18:30:48) |
4.《ネタバレ》 あまりにも有名で、原作を何度も読んでいるので、なぜ主人公や登場人物がそのような行動をするのか、心の中でどうつぶやいているのか、次はどうなるのかがわかっているため、まっさらな感覚できちんと受け止めることができず大変残念。原作を知らずに観たらどんな映画として受け止めることができたのでしょう。そんな自分ですが、それでもこの映画はもっと生々しく、陰鬱としたシーンがあるべきではと強く思います。何故なら太宰治の文学の根底にあるのは「苦悩」であり、主人公の苦悩と苦悩するが為の無垢さは、主人公の気持ちを勝手に踏みにじる周りの者の仕打ちや、人としての必然的なエゴをしっかり描くことにより鮮明になると思うからです。かなり欲張った意見かも知れないけれど。 【たくみ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-10-24 21:57:09) |
3.《ネタバレ》 原作は未読。太宰治作品は1冊も読んだことはありませんが、ちょっとこれから読んでみますわ。というくらい結構楽しめた。観る前は全く期待していなかったのだが、いやいやこれは結構良かった。まず出演陣。葉蔵を演じる生田斗真のくっきりと整った目鼻立ち、かつ主張し過ぎない佇まい、存在感。演技力どうこうよりもパッと見の姿が良い。体育着姿はさすがに笑ってしまったが。 そして生田斗真を取り囲む演技達者の俳優たち。葉蔵本人よりも周囲の人々によって葉蔵という人物を浮かび上がらせていく。特に伊勢谷と石原さとみ。伊勢谷の悪友らしい甘味と苦み、格好良さといやらしさ、葉蔵を振り回しているようで実際は振り回されてる堀木の立ち位置。 短い出番ながらも純真さ、ふとした瞬間の虚無的な表情を見せてくれる石原さとみ。正直なめてました。ごめんなさい。 また葉蔵のみならず、映画そのものも寡黙で語りすぎない姿勢が非常に好感を持てる。 中原中也絡みのエピソードはあまり必要性を感じなかったが、トンネルのシーンなど、映像的に印象深いものが多かったのも確かなので、これはこれでアリか。 死ぬことすら叶わないこの世は葉蔵にとって地獄のようだったのかもしれない。しかしラストに映し出される写真は葉蔵が辿ってきた地獄、この世を肯定し、かすかな希望を見いだしているかのようだった。 【Sgt.Angel】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-19 00:15:54) |
2.原作や荒戸監督の前作『赤目四十八瀧心中未遂』の印象から勝手にイメージする陰鬱なムードとは裏腹に、冒頭の岩木山を望む津軽の場面を始めとする明るい屋外シーンの多さや、主人公を取り巻く錚々たる女優陣の豊かなバラエティもあって、どこか陽性の印象が強い。 『ファザーファッカー』ほど派手ではないにしても、CGによるイメージシーンの多さもさらに映画に華やかさを添えている。 販売戦略としてのアイドル映画という側面もあるのだろうが、良い意味で無色な新人・生田斗真のキャスティングによって映画版のほうは達者な脇役陣の中でより一層主人公の空疎な存在が体現されることともなった。 太宰の時代として昭和初期を再現するロケーション・美術も『ヴィヨンの妻』以上に充実し見事な出来だ。 葉蔵(生田)と良子(石原さとみ)が暮らす木造二階建ての部屋から、夕景の推移を丁寧に見せる画面の風情などは非常に印象に残る。 灯の揺れや細やかな音使いも前作同様にデリケートで端正だ。 五輪中継などの時代描写は少々説明過剰か。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-03-17 21:06:50) |
1.《ネタバレ》 原作が好きなので観ました。原作には、主人公の独白が自分と重なりハッとさせられる、そんな魅力があると思うのですが、映画では説明的な言葉は一切ありません。それでも原作と同じように、後ろめたい共感みたいなものはありました。 この映画は豪華なのに自然。舞台にしてもそうですが、特に女優陣が素晴らしかったです。寺島さん演じる女性は、原作からはみ出していないのにとても生々しく、薄幸そうだけど芯のあるキャラクターで印象に残りました。 酒に溺れ、行く先々で女と何かある主人公。駄目だなあ…と思うけれど憎めない。そんな絶妙な駄目さ加減が、よく表現されていると思います。 【kaki】さん [映画館(邦画)] 9点(2010-02-28 19:19:29) |