67.《ネタバレ》 他レビュアーの皆様一様に辛口の批評なれど、平均点は高いと言う不思議な映画。 一回の鑑賞では全容把握はちょっと難しいかも、私の場合は3回観ました。 「真剣に観れば観るだけ面白さが蓄積される」スルメ系映画好きの私には堪らない作品でした。 並行して進む6つの物語、それらを繋ぐ要素は「主要登場人物が持つほうき星に似た変わった形のアザ」と言うもの。 約3時間の長尺ながら最後まで観られるのは、御大ウォシャウスキー姉弟(今は姉妹)の拘りから来る各エピソード各々手抜きの無い作り込み故か。 この作品、後10年位したらカルトムービー化しているかも。 そして、ぺ・ドゥナに主演女優賞献上! 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-10-24 13:03:12) |
66.3時間弱と長いけど、複数のストーリーが次々とランダムに切り替わり同時進行的に流れていくので飽きずに見終えた。テーマは輪廻なのか?と思いながら見ていたがストーリー間の関係がよく理解できずに終わってしまった。何か隠された繋がりを見つけたならもっと楽しめたかも。 【amicky】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-12-24 16:57:54) |
65.《ネタバレ》 6つの物語が交互に進行していく・・・どの物語もそれなりにおもしろく結果的に3時間とは思えない程テンポは良いと思いました。 が、物語同士の関係性が薄いと思いました。詳細省きます。 こういう進行にしていくなら、経過時間を合わせるだったり、同じような状況のシーンを重ねたり もっと関係性が欲しいところです。 まぁ3時間とは思えないくらいは面白かったと思います。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-08-20 21:55:33) |
64.壮大なテーマを歌い上げてる雰囲気はあるけど、冷静に個々の物語を見返してみると、意外とこじんまりとしているかも。物語が時空を超えて絡み合って相互に影響を与えた上でのラストにつながればよかったのに、この映画の個々の物語はストーリー上の関連はなくただ同じ演者が出てくるだけ、という感じだったなー。もったいない。 【センブリーヌ】さん [インターネット(吹替)] 6点(2021-07-13 04:39:01) |
63.《ネタバレ》 いや、始まってたっぷり一時間半は何がどうなってんのか、おそらく学生の頃必修物理を受けさせられていた時の顔になっていたと思う。だって六本もあるんだよブツ切りのお話が!「あれ、ええとこの人はどういった描写からスタートしてどこまで行ったんだっけ」と話が切り替わる度記憶を遡らなくてはならないし、その間も話は進むしで、客に親切な作りではないですねえ。ワタシはほぼ根気試しみたくなりました。 でも中盤を過ぎるとようやく外枠を掴めてきます。ソンミの命をかけた想い「きっと誰かに届いている」がそれこそ全六話に通じていたのだと判ったときは感動を覚えますし、彼女の「死はひとつの扉にすぎない」も輪廻をざっくり言い表したフレーズで印象的でした。 けど三時間もの長尺、深遠そうなテーマ、何人分も演じた役者の仕事ぶり、お金のかかってそうな画、と構えがとにもかくにも大仰。残念ながらそれに見合うような鑑賞後の充実感には遠いです。「ああ、そういう仕掛けだったのねなるほど」どまりの感想になってしまうのはなんかねえ、残念ですよね。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-03-14 16:41:03) |
62.《ネタバレ》 オチがあるわけではなく感じ入る作品。バベルは地理的に平行させたけど、時系列でそれぞれのシチュエーションを堪能する。それぞれのエピソードも単作品としてでも面白くできている。なんの基礎知識無しに最初見始めた時なにがなんだかわからなくなり、wikiで内容調べてキャスティングもチェックして改めて鑑賞開始。そうでもしないと混乱は必至。個人的にはソンミ編が面白かったかな。内容よりは、演者の演技に気が行く。個々のエピソードに明確なつながりや伏線があったらとんでもない作品になっただろうけど高望みか。どことなく手塚治虫の火の鳥を連想したけど、それ思うと火の鳥の凄さを強く思い起こした。 【タッチッチ】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-07-25 23:11:32) |
61.《ネタバレ》 あらゆる意味で規格外。3人の監督に、時空を超えた世界レベルの6つの物語に、俳優陣が複数役を演じる(MVPはペ・ドゥナ)。複雑で実験的な映画だが、中身はエンタメに徹しており、同時進行で展開するため3時間の長尺を感じさせない。一度見ただけでは理解できない箇所があり不親切とも言えるが、何度も見れば新しい発見のある面白さがある。大事なことを全て台詞で語ってしまうのはマイナスだろう。ただでさえ複雑なので仕方ないかもしれないが・・・。人々が輪廻転生を繰り返すように、この世界もループしている。いつの世も悲惨に満ち溢れ、過ちが繰り返されていくことに暗澹としてしまう。それでも正しくあろうと闘った人間たちがいた。雫はやがて大海になる。因果が廻りに廻って、希望にも絶望にもなるが、信念は次の世代に引き継がれていく。その未来をどう描くかは自分たちなのだ。 |
60.2144年のソウルは北朝鮮になっている、ってコトを言いたいんだったら、何となく言い当ててそうな気もしますけどね(笑)。それ以外に何かありますかね、この映画。 時間も場所もバラバラな複数の物語をごちゃ混ぜに描いて、しかし基本的に何もかもが解説調なので、わかりやすいったらありゃしない。並行して提示されるこれらいくつかの物語の間には、留意すべき大した関連性も無いらしいので、気楽なもんです。また、映画の構成としても、ある物語において、シーンと次のシーンとをどう繋ぐかなんて事も考えなくってよいからこりゃ楽です、別の物語をコマーシャルみたいに間に挟んでおけばいいんだから。 ただ、何やら意味ありげに感じさせるのが、同じ俳優を各物語に異なる役で何度も登場させる点。だけどコレ、撮ってる方は楽しいかも知れないけれど、観る側にとっては鬱陶しいノイズにしかなってない。最後にはわざわざ懇切丁寧に、誰が何の役か「種明かし」してくれるなんて、ああ私たちもナメられたもんです。ちょっと反省しなければ。しかしこのエンドクレジットにおける「種明かし」以外に、カタルシスも盛り上がりも無いんだから、一応、この「種明かし」が、作品のクライマックスのつもりなんでしょうか。 【鱗歌】さん [CS・衛星(吹替)] 1点(2017-01-04 16:49:05) |
★59.正直、長すぎ。そして、一つ一つの話が大して面白くもなく展開していくので、最初の2時間は睡魔との戦いとなりました。 この苦難の2時間を乗り切れるか、それともあきらめるかで評価が違って来るでしょう。 2時間を過ぎた当たりから、ようやくテンポの良い展開になってきて面白くなりました。 まあ、好みの問題かとは思いますが、同じ役者が何役もやっており、しまいには性別や人種も超えての特殊メイクをして 演じているのですが、なんとなく学芸会的なにおいがして正直微妙な感じです。 前半3点、後半6点でトータル4.5点ということで4点とさせていただきます。 私としては、この映画を見るよりも90分の映画を2本見た方が良かったかなという感じですね。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 4点(2016-11-17 16:58:01) |
58.《ネタバレ》 輪廻転生によって過去生で関わった人とまたなんらかの形で現世でも関わるという、この映画のテーマ自体がキリスト教に対するアンチテーゼというのは、日本人にはピンと来ない感じなんじゃないだろーか。 そして人間は時間の概念を過去→現在→未来への一方向に考えてるけど、実は宇宙には時間は無いらしい。これはスピリチュアルや量子力学に興味ある人なら結構知ってると思う。それで言うと、あまりみんな触れてないが、海辺で医者が人食い族の歯を探してたのは、文明崩壊後の人食い族の歯のことで時系列で言えばおかしい。ってことは、何度もこの物語のようなことを地球の人々は繰り返している。というよりも今この瞬間に過去も未来も全て同時に存在しているとも言える。ってなメッセージでもあると思いますねー。 クラウド・アトラス六重奏というのも、それぞれ六つの物語のことなんだろうけど、さらに言えば、超ひも理論のことなんじゃないかなと思う。人間も物も宇宙も素粒子にすれば全て弦のようなひもでできていて、それぞれが固有の振動(周波数や音とも言える)をして様々なものを作っている。っていうことだけど、人々の織りなす人生も含め宇宙全体が壮大な音楽だってことを言ってるんだと感じたなー。 僕は輪廻転生を信じているので、自分もこうやって生まれ変わって今があるんだと、エンディングで自分をトムハンクスに投影して、思わず感涙しましたね!ウォシャウスキー姉妹って、この世界や宇宙ってなんやねん!?みたいな映画を作ってくれますね〜。僕は大好きな映画です! 【ゆにお】さん [インターネット(字幕)] 9点(2016-11-13 02:13:53) (良:2票) |
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57.それぞれの話はそこまでおもしろくない。全部がどこかでつながるのを期待し過ぎたら最後がっかりになるかも。こういう仕掛けは好きだけど、上手くまとめきれていないかな。 |
56.《ネタバレ》 壮大の物語のダイジェストとしては良くできています。ただ、この物語を描くには約3時間ではあまりに短すぎます。 まあ、トム・ハンクス演じるザックリーが語る物語を孫の目線で聞く感覚を映像化したということなのかもしれませんが。 【TM】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-02-25 22:04:57) |
55.《ネタバレ》 時空を超えた6つの物語が同時進行する映画です。役者がいろいろなキャラクターを何役も演じていたり、それぞれの物語の繋がりも感じられて面白いと思いますが、人間臭い話が次第に説教臭くなってくるストーリーの物足りなさが残念です。 【ProPace】さん [地上波(字幕)] 5点(2016-01-31 01:19:23) |
54.どんでん返しや最後に凄い伏線の回収があるのを期待しすぎたのかな? 見終わった後の肩透かし感がすごかった。 【miso】さん [地上波(字幕)] 5点(2016-01-27 21:04:51) |
53.《ネタバレ》 時代が異なる6つの世界が入り交じり展開する不思議な作品。 輪廻転生とでもいうのか、いくつもの時代で同じ顔の人間達の様々なドラマが見る事が出来る。 素晴らしいのはジャンルも時代も違う6つの作品をぶつ切りにしてとてもテンポ良く交わらせた事。これは編集の妙が光る脱帽のセンス。 そして時代時代を彩る美術。そして音楽。劇中曲「クラウドアトラス六重奏」は人間の喜びや空しさをそっと語りかけてくれるような素晴らしい曲だ。 全体通して見るとそこまで凄いという話はないのだが、その編集、その音楽、そして役者にひと時も目が離せない映画でした。 最後の答え合わせできっとあなたはビックリします。役者ってすげー! 【えすえふ】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-11-12 01:14:11) |
【プラネット】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-08-24 18:58:58) |
51.《ネタバレ》 変な絵本をSF映画にしたような画像とストーリーですが引き込まれるとおもしろいです。でも、この人がここでこの役をしているからといろいろ余計なことを考えてしまうので少々蛇足かなと・・・ネオソウルはアジアをがんばって混ぜてましたね。4カ国での撮影19国籍にわたる役者とスタッフ、想像を絶するプロジェクトだったとお察しします。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-07-15 17:45:30) |
50.《ネタバレ》 ぺ・ドゥナ目的で鑑賞。しかしそんなもんじゃ収まらない大作具合に圧倒される。 映画の描き方に感心。六つの時代の物語が同時進行。航海・名曲誕生・陰謀・脱走・クローン少女・崩壊した地球。かつ、手塚治虫師匠のスターシステムのように1人の役者さんが時代を超えて何作も演じていたり(うん、誰もが火の鳥を思い出すのは間違いない)、でも互いのエピソードが干渉したり収束する感じは少なくて。よくもまあ長めではあるがこの上映時間に収めたものだと。壮大さとコンパクトさが共存する稀有なケースだなと。 でも一つの物語として成立しているのはわかる。実を言うと私は主題は何かよくわからなかった。ただ、主題はマイナスなものではないと確信できる。六つの物語をバラして主題を探してもダメかなと。これは最後のトムハンクスとハルベリーが抱き合いながら家に入って行くシーンまでつながるように主題を考えねば。何もないとは思えない。 ヒントは彗星型の痣なんだろうか? 私的には同じ人が数キャラを演じていたことに気付かずに観ていたのでそれはそれでよかったが、でもそこがヒントなのかもしれない。 【JF】さん [DVD(吹替)] 6点(2015-06-17 15:57:02) |
49.壮大な物語。 それぞれの時代において未来につながる革命的なことをしていく、それをうまくつないで全く飽きること無く観させる。 「死は扉である。そして新しい世界が開いていく」というモチーフに向かって物語も進む。実験的な要素もあるが、とても評価出来る映画なので内容以上に加点したくなる。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-10-05 21:52:34) |
48.サンデー大工を挟んで観た。 途中までこれがあの有名な中二病の欧米バージョンか。 なんて斜めから観てたが最後には泣いてた。 子供の頃好きだった映画を思い出した。 ワクワクドキドキのエンターテイメントに久しぶりに興奮した。 もっかいは観れるなぁ。 【おでんの卵】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-09-20 22:16:23) |