4.《ネタバレ》 言うことやることが無茶苦茶なヒロインに感情移入できなかった時点で既に評価はキツいです。こいつだけがマトモで他の連中がトチ狂ってるって言うならまだしもこれは…。結局、知的障害はあるけど無欲で純粋な長男がいちばん真っ当な人生を送れたっていうのもなんか狙い過ぎでイヤな感じ。ラストの超長回しと、おかんがアヒル(?)を無言で殺すシーンぐらいしか印象に残らず。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-04-21 22:09:53) |
3.《ネタバレ》 ひとつの家庭の三人兄弟の今思えば幸せだった昔を弟が振り返るという感じの映画。まずは姉パート、兄パート、そして自分パートと、三分割してそれぞれの生活を描くという構成。正直これが失敗。殆ど意味がない。素直に同時進行させて描いた方がわかりやすくまだ面白くなるだろうと思える。中途半端に計算高いだけで、いまいちバイタリティに欠ける姉など、人物の魅力が根本的に欠如している。彼等の歩む人生も魅力的とは言い難く、ただただ長いだけだった。どうでも良い奴等のどうでもいい人生など本当にどうでもいいのである。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2008-04-18 03:10:42) |
2.衛星放送でやっていたのを見て驚愕し、DVDで再度鑑賞しました。 じっくり心に響くすばらしい作品でした。 【kokko】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-11-13 20:38:14) |
★1. 《ネタバレ》 こういうすばらしい映画を見ると、あれはどういう意味だろう、と考えるより、ただただシーンを思い返していたくなる。日常にうんざりしている娘が屋上で寝転がっている目に飛び込んでくる、落下傘部隊の優雅な降下訓練。アコーディオンに合わせて朝鮮の踊りを鏡の前で踊る、どうも家庭的に不幸らしいおじさん。知的障害がある息子が見初めた娘がどれか知ろうと、道で一人一人この娘? この娘? と指さして確認する母…、ととめどがない。ばらばらに散り、また一緒になる兄妹たち、そこには再会の喜びはなく、過ぎ去ってしまった時間の取り返しようのなさを悔やむ娘の涙だけがある。だけど、その過ぎ去った時間はこんなにも豊かだった、と映画を見た者なら分かっている。孔雀は誰も見ていないところで羽根を広げていたのだ。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-09 12:16:17) (良:1票) |