★4. 何かを突き詰めようとしてるな、というのは感じるが、その仕掛けのほうに主題が移ってしまった気がする。男女の一夜だけで映画を作ってみよう、ってのは、あくまで仕掛けであって主題にはならないんじゃないか。心理的な探り合いが続いて、これエスプリってやつでリアリズムじゃないんでしょうね、それともフランス人ってのは「ああいう状況下」でも喋ってばかりなのか。主題が仕掛けに吸収されちゃってる。男が帰るのかどうか、ってのもサスペンスにするわけではない。あくまで言葉で世界を構築していく。市民社会は写真の中の教師生活のみ、完全にプライベートな時間だけ。たぶん他人を理解する・理解しようとする時間が始まる、それが恋の誕生というラストなんでしょうなあ。意外とよかったのはサン=サーンスの弦楽四重奏で、オーケストラ曲だけ聴いて馬鹿にしてはいけなかった。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 4点(2013-01-09 10:20:52) |
3.夜中に観ると、すっかりジャン・ユーグと一緒にいる気分で困ります(何が?)。 めちゃめちゃ眠たくて、何をごちゃごちゃ言うてるの、状態を抜けると美しいラストの窓辺にたどり着けます。昨夏どうして!・・今は亡きマリー・トランティニャンに合掌。 【かーすけ】さん 5点(2004-06-10 16:54:49) |
2.なかなか凝った映画ですね。ベッドの上で、ミルクを温めたキッチンで、洒落たアパルトマンで、語り合う恋の話。登場人物はたった2人。時間は夜明けまで。事の終わったベッドの上で、漂う気だるい空気。そして冷たいエミリと優しいルイ。とってもいい映画です。 【fero】さん 6点(2003-12-08 11:14:32) |
1.まさに夜中に見るのにうってつけの映画です。 【ローナ】さん 6点(2001-01-31 15:02:44) |