4.《ネタバレ》 原田芳雄演じる主人公の不器用で因果な生きざまに男の美学を感じましたね。沢田研二の「サムライ」の歌詞に「男はいつでも不幸なサムライ、花園で眠れぬこともあるんだよ」とありますけど、まさにそんな感じでしたね。 【TM】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-07-29 18:31:49) |
★3. 老いの秋ではなく、青々とした夏が背景となっているので、なかなか街に溶け込めないムショ帰りの主人公の気分が生きてくる。墓参りして改心した原田芳雄が街に戻るが、しかし力仕事はもう無理、けっきょくヤクザのとこの運転手となりズルズルかかわっていってしまうあたりのリアリティ。世の中と合わないこの感じを突き詰めていけば、新しい映画ジャンルを拓くか、とも思ったが、けっきょくタメて爆発するという仁侠映画の大枠に収まっていった。スカッとはするけど、ああまたそこに戻っちゃったか、という気もある。古本屋での会話「ハイ、百八十万円」「釣りはとっといてよ、家でも建てて」なんてあたり、いいよね。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-01-31 12:17:02) |
2.この映画の中の原田芳雄にかつて恐れられたというようなギラギラ感が感じられず、そんな原田に引かれていく片岡礼子に違和感を感じた。 【亜流派 十五郎】さん 4点(2004-01-04 10:41:46) |
1.このジャンルはヤクザ映画になるんでしょうか? 一言にはまとめたくない雰囲気を感じました。原田さんの孤独感が痛かった。人生を望月流の観点で捉えた作品でした。 【もちもちば】さん 7点(2003-12-30 00:39:39) |