★4. ジェームス・ディーンの再来って宣伝だったけど、こりゃただのソックリさんだわな。もう勝負のついている賭けに、さかのぼって50年代にロックンロールに賭けたってちっとも偉かないさ。本当のJ・ディーンの時代と比較した(映画製作時)90年代のだらしなさを自己批判した映画としてなら意味があるが。鐘で始まり鐘で終わる。お粗末な演奏はよく出来ていた。ロックが乗ってくるとこね。監督はなんでも振り付け師あがりだとかで、その感覚だろう。後の秘密バーでのダンスシーンより良い。DJで流れていた曲は、なんかアレンジが50年代以降に聞こえたんだけど、どうだろう。ラストはもう定型どおり。喜劇だと定型どおりが○になることが多いけど、こういうドラマだと×に感じる。なんかシラケちゃうんだな。ま、おばあさんがロックンロールに乗って自然に腰を動かし始める、っていう定型がなかっただけでもヨシとしよう。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-05-25 10:11:55) |
3.《ネタバレ》 なかなかいいじゃないですかこの作品。かなりベタな展開ですが、好きです。冒頭「シェーン」の看板が出てきますが、これはまさにシェーン・トラボルタです。ちょっと影のある男(トラボルタへの固定観念がある人はそうは見えないかもしれないが、そこは我慢して)が、ある田舎町に音楽教師としてふらっと現れる。そこで抑圧された施設の少年達にロックを手ほどき。「サタデーナイトフィーバー」の経験が生かされます。少年達は恋や音楽を通じて成長をとげる。ある日、少年を守るために暴力事件を起こし、逃亡するシェーン・トラボルタ。実は彼は南部で黒人のために白人を殺した(これがまた人情深い!)お尋ね者だったのだ。ここは「フットルース」のような田舎町で演奏会ではロック禁止。そこへ再出発の為に自首するシェーン・トラボルタが現れる。彼へのエールとして突然曲調を変えてロックを演奏し始める少年達。抑圧からの解放感と爽快感の喜びを全身で表現する。「今を生きる」のような感動のラストです。 |
2.最後の展開がちょっとしらけちゃう・・・。わざとらしい感じなんだもん。あと、どうでもいいことだけどジェイミー・ウォルターズの腕毛がなんか気になった。意外にグウィネス・パルトロウが出てて見れたのは結構収穫。 【バカ王子】さん 4点(2004-03-12 20:32:12) |
1.院で利己的だったジェシーがジャックとロックに出会い、進むべき道とサラとの愛を手に入れる。ジェシーとジャックの生徒と教師を超えた友情がくさいけど良かった。ヘザー・グラハムの低露出の色っぽさ。あのグウィネス・パルトロウのデビュー作。この映画から唯一ラジー賞助演男優賞にノミネートされたトラボルタは頷ける。ベネディクト楽団の演奏中に登場する彼は受賞に値する妙な存在感と演技、結構笑えます。ただそれまでを割と無難にこなしている為受賞はならなかったのだろう。彼のこういったスタイルは恥じることなく貫いて欲しい、このズレ具合を楽しめる僕みたいな人もいると思うので。この点を除けば割と楽しめる、トラボルタのズレ具合を楽しめる人ならたまんない作品かもしれない。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-03-01 22:02:10) (良:1票) |