1.《ネタバレ》 覆面レスラーとレズバンパイア2匹が死んでくれたおかげで、キャラの濃さのみで突っ走った「ゾンビ撃滅作戦」に比べると随分落ち着いた映画になっている。あ、あと前作のラストでゾンビに噛まれたリーゼント君も冒頭で射殺されてましたな。ストーリーはモロ「死霊のえじき」で、スカスカだった前作よりは多少頭の良いストーリーになっているのだが、皿に載せられたチンコを食う、頭蓋骨の眼孔にチンコを挿入する、といったくっだらないシーンもあるので純粋なロメロファンにはオススメ出来ない。クライマックス、基地に雪崩れ込むゾンビに科学者や軍人が次々と食われていくシーンはなかなか見応えがあり、自主制作映画だということを忘れさせてくれる程の迫力があった。どさくさ紛れで覆面レスラーも復活し、ゾンビ相手に関節技をかける大活躍を見せてくれるのも嬉しい誤算だった。総合的な評価は前作と一緒。自主制作だということを踏まえて観れば、それなりに楽しめる作品だと思う。