37.高校生のときにあれこれあって、そこから17年後の34歳のときに再会なんて、いくらでも切ない胸キュンラブロマンスになりそうな設定なのに・・・とにかく全編にわたって、およそ演出の意図というものが感じられない断片映像が切り貼りされているだけです。もちろん、時の経過の表現もなければ変化もありません。まずこの監督は、「間」と「何もしない」とは全然違う、という基礎事項を最初に知っておくべきでした。宮崎あおいや永作博美まで起用しておいて、よくもこんな無駄遣いができるものです。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2023-12-07 00:59:57) |
36.《ネタバレ》 終始、画面が暗い。 好みの問題だが、ずっと画面が暗いと嫌になる。 映像美とは思えない画面の暗さ。 あと、セリフの間合いが退屈感を増長させる。 都会での偶然の出会いも現実味がない。 宮﨑あおいの魅力で4点。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 4点(2021-08-14 20:59:11) |
35.《ネタバレ》 登場人物たちの心の内面にある感情を、顔と言うよりは、顔を映す向きを駆使して表現しようとしているのは、確かにわかる。そしてこの映画には、人の外見や表情よりはむしろ、心の内面からその人を感じ取ってほしい、という監督の強い意図があるから、だから17年後の二人に、外見的には全く似ていない (と僕は思っている) 永作さんと西島さんをキャスティングしたんじゃないかな。 僕が好きだったのは、ギターの在り方。音楽、としてではなくて。 ヨースケ (17歳) はきっと、ユウからの想い、ユウの姉への想い、そして少しのユウへの想い、、その狭間で葛藤していたと思う。だから、彼は学校帰りにユウと川沿いを歩く時、ギターとカバンの二つで両手が塞がっていることによって、彼女が手をつないでくるのをやんわりと拒絶しているように見えた。あるいは、彼自身が手をつなぎたい衝動を抑え込んでいるようにも見えたし。考えすぎ?(笑) 色々と技巧に拘りすぎるあまり、肝心の映画自体がやや退屈という典型的な映画でしたが、こういう心は大切だし、そこは共感します。 でもさ、、姉の彼氏?の事故死、その姉の事故、そして刺されたヨースケという、ユウにまつわる不幸の見本市みたいな話だったので、好きだ、もいいけど、この後に彼女だけは真っ先にお祓いにいくべきだと思う、絶対に。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 6点(2020-11-28 18:08:12) |
34.横顔の、芝居のような映画。 最初の時点で挫折しそうになるが、意外にも最後まで辿り着く。 BGMが無い代わりにアコースティックギターの音が印象的。俳優がこうで無かったらとんでもない評価だったろうけど、この作品としては何とかギリギリ保ったか。 【simple】さん [地上波(邦画)] 4点(2018-02-11 22:07:27) |
33.高校時代、大人になってからも、とてつもなく退屈で、イライラした。 iPadを投げ飛ばしたくなるレベル。レビューの為に最後まで鑑賞したが、本当に時間の無駄だった・・・。 大人のヨースケが特に、イライラする。時間の無駄。 【へまち】さん [インターネット(邦画)] 1点(2017-12-27 19:36:13) |
32. 前半部分のみの評価です。宮崎あおいの一つ、一つの表情が本当に素晴らしくて目が離せない。BGMが無いのも透明感があふれる画面にぴったり。お姉さん役の女優さんもななか。 後半は永作さんに全く興味が無く、気持ちが全く入らないんで評価を控えます。ただ、これだけ静かな映画のストーリー展開に交通事故とか通り魔みたいなエキセントリックな要素を使うのはどうも。あと34歳の二人の中途半端な生活感も少し。 ただ、前半部分だけだったら毎日、毎日流したい映画。 あと、ビターズ・エンドって会社、今回初めて知ったわけだけど、いいなあ。正直、経営が苦しく大勢の人がリストラにあってるような大手が、この手の採算度外視の趣味的な映画作ったとしたら、多分反発感じるんだけれど、そうじゃなくて小さな会社がポリシーもって、こつこつと映画を作ってる姿勢が、ホームページ一瞥しただけでも感じられて好感を持ちました。 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-09-27 05:52:08) |
31.宮崎あおい、永作博美、それぞれ独自の強い魅力を持っているので、別々のドラマに観えてしまった。でも良かったです。大切にしたい女の子の気持ち。でも時にそれはカミソリのような危うさを持っている。恋人を失った姉の生命力のなさがそこに巻き込まれる。その為、二人の純朴な恋人の距離は遠くなってしまう。それから十数年。この二人の出会いは確かなものだったか?それは映画のラストで分かります。とても良い映画でした。今にして思えば、未来の実力派俳優がずらりと揃った幸せな映画でした。こんな映画にめぐり合えるから、映画鑑賞は止められない。 【トント】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-27 04:08:10) |
30.《ネタバレ》 恋愛ものってなんとも笑ってしまうもので ラブにコメディをつなげちゃった人はナイスなセンスの持ち主なんだろうなぁ~ タイトルのままだった 好きだ、 ってののシチュエーションを考えた結果こうなりました の模範解答の1つにちょいと隠し味を添えたらおいしい映画ができた感じ 恋愛映画に抵抗がない僕は こんな技巧的フックみたいなので簡単にKOされた 幸せだなぁ 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-01-15 11:26:03) |
29.セリフがもごもごしてて聞きとりにくい。邦画では時々こう言うのがあるけれど、あんまり宜しくないと思う。映画なんだからセリフぐらいもう少しわかりやすいように話してもいいんではと思う。映画全体としても動きが少なくて正直退屈になってしまう。雰囲気は悪いとは思わないがいまいち感は拭えない。俳優陣は悪くない。やっぱ宮崎あおいは魅力的で良い。あと、高校生時(宮崎)と大人時(永作)に違和感を感じなかったのが良かった。永作博美が宮崎あおいに似せていたのかなと思った。 【スワローマン】さん [DVD(邦画)] 2点(2010-05-19 22:26:30) |
28.これは実験映画といえる代物でしょう。豪華なキャストを揃えながら映すのはひたすら横顔と引きの絵。役者の演技を見ようにもよく見えません。さらにセリフが少なく間が長く、同じ構図の絵をひたすら繰り返す。変わった演出です。ただしBGMが全くないのは好きでした。結果として私が感じた印象は「もっと普通に見せてくれればすごく面白くなるはずなのに」というもの。この監督の作家性にハマるかハマらないかで評価が別れる作品でしょう。 【54dayo】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-05-17 00:06:04) |
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27.忘れかけていたもの、何か心にひっかかっていたものを思い出させてくれるような作品。 考えてみれば人の心の動きは、自分では気付いていないだけで誰でも行ったり来たりの繰り返しをしている訳で、この作品の極端にゆったりとした流れは至極当然のものとも思えます。もどかしすぎるような登場人物の行動も、誰しもが経験したことのある葛藤を客観視すればこうなってしまうのではと。 郷里の空を流れる雲や川のせせらぎも、そんな心の動きとシンクロしているように感じられ、かつては都会にもそんな時間の流れがあったような気がします。 少し違和感があるとすれば、17年後の東京でも二人の間に同じ時間の流れが続いていること。二人を取り巻く世界にも同じ時間が流れて見えること。登場人物の主観に基づいた構成だから、これはこれでいいのかな? それと、すごく心地よい時間を過ごせる作品ですけれど、盛り込まれている二つの事件は、もう少し形を変えた方がいいんじゃないかな?アクセントとしては強すぎる気がしないでもないです。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-05-18 02:07:52) (良:1票) |
26.冗長。長回しが効果的とは思えません。ただ俳優女優は好きです。観る側に依存する映画ですね。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-12-02 23:41:22) |
25.《ネタバレ》 やや全体の雰囲気が暗い映画なので、好きになれませんでした。せりふもぼそぼそ言うので聞き取りにくいし。まあ、印象に残るのは主人公が姉のセーラー服を着て学校に行くシーンかな。こういうのが本当にあったら、面白いはな。 【ジブラルタの星】さん [レーザーディスク(邦画)] 5点(2008-08-05 15:59:04) |
24.この映画のテンションが今の自分には合わなかった(一緒に観た嫁さんは「ヘボ映画」と言ってました)。ドキュメンタリータッチの手法は、是枝監督の作品みたいに、臨場感のあるスリリングな画を作ることも可能だが、これはちょっと退屈に過ぎる。何度も眠くなった。「宮崎あおいが出てなかったら観なかった」とは嫁の弁です。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-07-11 13:54:50) |
23.《ネタバレ》 宮崎あおいがかわいかった。ストーリーはうーん、ちょっと退屈やったかなぁ。雰囲気・空気は嫌いじゃないけど。もうちょっとなんかドキドキハラハラするシーンがほしかった 【天国のコロ】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-05-04 01:01:01) |
22.大量のアドリブと間で構成された作品です。 もちろんこんなもどかしい恋はしたくないです。 あくびがとまらなくて目がおかしくなりそうでした。 それでもこの点数。なんてったって主題歌が秀逸。この曲に映画の映像はめこんで4分くらいのPVにしたほうが価値が出そう。 【よーじろー】さん [地上波(邦画)] 6点(2008-02-20 15:21:55) |
21.物語とかいう以前の問題として、あまりにもメリハリに欠けて退屈だった。 狙いはわかるけど、さすがにやり過ぎと感じた。 もう少し盛り上がるシーンがあっても良かったんじゃないかと思う。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-08-20 16:55:30) |
★20.《ネタバレ》 好きだ、って普通言うかな?好き、とか好きです、とか好きやで、とか言わないかな? 東京の人はそう言うのかな。それはさておき、最後死んだか、と思わせといて生きてたんで得点アップ! 【SAS30】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-08-16 13:55:28) |
19.あおいちゃんの表情が良くホント女優さんだなぁと思う。でもあまりにも画に動きがなさ過ぎ!いくらなんでも30分顔を見られれば十分です。ドが付くほど退屈な映画でした。あとやっぱ日本の映画ってぼそぼそしゃべって聞き取りづらい! 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2007-08-16 12:40:18) |
18.《ネタバレ》 ポイントは顔の描写。序盤多用されるのは横顔の画。例えば宮崎姉。観客が見るのは、ほとんど彼女の横顔です。そこから見えない部分を想像するしかない。それは反対側の顔であり、正面の顔、そして心の顔。大切な人を失って少し増えた笑顔の理由を、私たちは想像するしかありません。瑛太の場合も同じ。彼の描写もほとんどが横顔です。横顔は、すなわちその人の半分。見せない部分がある。そこに心の壁を感じます。この2人と宮崎は少し違う。彼女も2人同様に横顔が多いものの、正面の顔を幾つか見せてくれます。半分ではなく全部をさらけ出している。その分彼女は少し強い。表情から読みとる彼女の心。口には出さなくても、彼女の振る舞いや眼差しから想いは伝わります。西島の場合も同じ。野波を助けたときの、加瀬に対する哀れみの気持ち。その想いは伝わってしまった。このときの彼は正面の顔です。大人になって強くなったということ。ただ、結果的に悲劇を呼ぶことになってしまいます。伝えたいのに、伝えられない気持ちもあれば、その気が無いのに伝わってしまう想いもある。なんて面倒なのでしょう。だからこそ、声に出して伝えることに意味がある。長い歳月をかけてやっと言えた言葉が、胸を突きます。それを口にしたのは永作。やはり女のほうが強い。“想い”に形はありません。色も匂いも質量もない。あやふやなものを頼りに、人は生きている。そんな曖昧な存在に形を与え、ときに色や匂い、重さを与えるのが言葉なのかもしれません。「好きだ、」はやっと辿りついた言葉。そしてそこから始まる。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-07-03 18:51:00) (良:3票) |