7.《ネタバレ》 長くて長くて眠りそうになった・・って時点で私の好きな映画ではなかった、ということだろう。いい歳したバカップル二組の退屈な痴話に最後まで付き合ったのは、美也子 (安藤サクラ) の存在。何かしでかしそうな危うい存在感に登場する度にどきどきしたよ。(いつから気づいていたのだろうか?) スイートリトルライズ、とか能天気なこと言っとる場合じゃない。不倫メロドラマには必ず犠牲者がいるということをどうか自覚してください。これならむしろ一時の不倫じゃあなくて、どちらも本気な恋で終わった方がよほど救われたよ。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 3点(2019-02-12 22:54:55) |
6.まあ、雰囲気だけで見せようとし過ぎな系統の映画ですね。自分のペースで行間の意味をじっくり考えられる本とは違うので、これだけの説明要素ではなかなか難しい。後半のおばあさんとのシーンが柔らかく印象的。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-03-01 11:34:59) |
5.《ネタバレ》 こういう不倫モノは、まず、当事者の生活感を十分に出しておいて、そこから逸脱する背徳感を押し出してこそ、感情と現実のギャップがドラマたりうるのです。ところがこの作品は、夫婦がもともとどんな生活をしているのかもよく分からないし、いざ不倫へと乗り出してからも、感情の乱れや葛藤がほとんど見受けられない。つまり、制作側が都合良く敷いたレールの上を都合良く進んでいるだけなのです。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-07-22 20:58:35) |
★4.《ネタバレ》 矢崎仁司監督目当てで鑑賞。 やっぱりこの監督の最近の作品は映像が素晴らしい。 何気ない映像だけど、透明感がある。 そして、どこか一歩ひいたような冷たい映像がまた良い。
中谷美紀があまり好みでないので、そもそも入り込みづらかったが、それでも大森南朋の相変わらずな疲れたクマ顔(目の下にクマがあるという意)に、なんとなく引き込まれてしまった。 まさか、テディベアの「クマ」と「クマ」顔をかけた訳じゃないだろうけど・・・ 大森南朋はやっぱりオヤジ(まろあかじ)には似ていない!
中谷美紀の不倫相手を演じた俳優さんは、アップだと顔の皮膚が汚い。 こんなのと不倫する女性の気がしれない!
池脇千鶴は、妻子持ちの男を誘惑し過ぎ! 何が「先輩♪先輩♪」だ。 歳、離れ過ぎだろ!
以上は、文句や不満でなく、結局楽しめたというところのブツ切れ感想です。 やっぱり矢崎仁司監督の作品は良かった。 寡作なのが非常に残念。
あ、大島優子が、妙にエロカワでドキドキした。
最後に内容について触れるのも何なのだが、冷え切った喧嘩もロクにしない夫婦って、まさにこんな感じなんだろう。 喧嘩しない、ではなくて、正確には喧嘩できない、なんだろうけど。 夫が部屋に鍵をかけてとじこもり、一人でゲームをする。 それで寂しがる妻。 それを露骨に拒否はしないが、明らかに一人にしてくれ、と言わんばかりの夫。 非常に身をもって分かってしまうこの構図が怖い。
お互いに不倫し合うけど、結局元のさやに戻る夫婦。 意外と実際こんなもんなのかもしれない。 だって、お互い過去に「この人と一生一緒に過ごしたい」と思った仲だからこそ、夫婦になったわけだから。 一時の刺激だけを求める不倫に、本当の安らぎはない。 だからこそ、良いとは言い切れないまでも、夫婦という元のさやに戻ったんだと思う。
そういう意味では、極めて現実的で、最後まで冷え切った内容で押し通された一貫性を感じた。 矢崎色というより、江國色がより濃く出た作品だったんじゃないだろうか。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-30 00:49:38) |
3.《ネタバレ》 僕がもっとも嫌いなタイプの映画。私たち結婚生活の穴は不倫で埋めてるので順調です。って話ですか。池脇千鶴は濡れ場要員ですか。黒川芽以目当てに観たけど端役ですか。この映画こそ「ソラニン」というタイトルでいいんじゃないですか。毒くらえ! 【すべから】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-10-23 14:22:39) |
2.《ネタバレ》 訳の分からん夫婦の不貞を見せ付けられ、うーん。。となってしまっていたのだが、ある瞬間を境にしてふと何かが氷解した。 なんだろう。心をグッとつかまれたような、ものすごい集中力でもって見入ってしまった。 たぶん人はどんなに近くにいても、他人を理解することはできない。 言葉を重ねても。 体を重ねても。 満たされることはない。 それでも愛されるために、また嘘を重ねていく。。 これをハッピーエンドだなんて思ってはいけない。 幸せになっていいのは美也子だけだ。 【xxx】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-03-19 00:27:06) |
1.《ネタバレ》 原作未読。ぜひ読みたい。 テディベア製作工程の、バラバラの腕や頭部、目に突き刺さる長い縫い針が、これから起こる冷たい運命を予感させる。部屋の「窓」を内側、外側から捉える。ガラスは透明だから、部屋をそこに反射させたり、手をあてたり。一方中谷美紀の不倫部屋はスリガラス、その窓を開ける中谷美紀。 あれですね、安藤サクラは化け物ですね。 |