意志の勝利のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。
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(レビュー・クチコミ)
意志の勝利
[イシノショウリ]
Triumph of the Will
(Triumph des Willens)
1935年
【
独
】
上映時間:110分
平均点:
6.80
/
10
点
(Review 5人)
(点数分布表示)
(
戦争もの
・
ドキュメンタリー
・
モノクロ映画
・
政治もの
・
歴史もの
)
新規登録(2010-02-03)【
8bit
】さん
タイトル情報更新(2020-07-23)【
イニシャルK
】さん
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監督
レニ・リーフェンシュタール
脚本
レニ・リーフェンシュタール
製作
レニ・リーフェンシュタール
配給
東宝東和
編集
レニ・リーフェンシュタール
(ノンクレジット)
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5.
《ネタバレ》
残虐行為や戦闘シーンは一切ないのだが、その後の歴史を知る我々には単なる政党演説が狂気に見えてしまい、凍てつく。
ウクライナ侵攻したプーチンを重ねようと観たのだけれど、ヒトラーの演出には遠く及ばない。
「博士の異常な愛情」でシニカルに笑って、気を紛らわせるとするかな。
【
★★★1/2
】
さん
[DVD(字幕)]
6点
(2022-10-16 14:56:19)
4.
演説と行進と整列。繰り返し繰り返し所属することの悦びを歌い上げ、今あなたが所属している党/ドイツという国家の確実性・正統性を保証してくれる。この時代のこの国に生まれたことは何と幸運なんだろう。大人数を捉えるときは俯瞰でその秩序正しさを描き、ヒットラーを初め指導者たちを捉えるときはやや下から見上げ偉大さを強調する。演説者を横移動でゆっくり撮るのは、ありがたい仏像を拝むときの気持ちに似通った効果を狙っているのかもしれない。ヒットラーはしばしば逆光で捉えられ、彼の黒髪があたかも純粋なアーリア民族の(彼が夢見た)金髪であるかのような錯覚を与える。ショーというものの力を最も有効に使った権力者だけのことはある。モンタージュによる作為、反復の陶酔、映像の力をフルに生かした点でプロパガンダ映像史上の一つの頂点であり、後世にも影響を残した。拍手が鳴り止まぬ熱狂を司会者の困惑で描くうまさなんて、以後の劇映画でも目にした気がする。これ東京の有楽町そごうデパート7階だったかに短期間存在した「映像カルチャーホール」ってんで見たんだけど、500円で海外のドキュメンタリーの名作を見られるいいところだった(いまはデパートそのものもない)。映画史の本に載ってるような英国サイレント期の傑作を、ここでずいぶん見られた。あれどこが運営してたのか、あれらのフィルムは今どうなっているのか、ほとんど日本語字幕が付いてたし、無駄なく活用されていればいいんだけど。
【
なんのかんの
】
さん
[映画館(字幕)]
8点
(2012-06-23 09:45:48)
3.
随所に、さすがレニ・リーフェンシュタールという映像あり。
【
ashigara
】
さん
[DVD(字幕)]
7点
(2011-07-10 18:45:33)
2.
初めて観るタイプの映画でした。いろいろな意味で圧倒され正直どんなことを書いていいのかわからなかったのですが、↓のにじばぶさんの書かれたレビューが私の思っていたことを代弁してくださいました。あの演説のインパクト、なによりも凄いのはヒトラーの眼光。あの鋭い目つきで睨まれたなら、人によっては心を根こそぎ持っていかれるかもしれません(自分は背筋が凍る思いでしたが)。歓喜に満ちた表情で敬礼を繰り返す民衆たちもさることながら、実際この映像の完成度を見る限りレニ・リーフェンシュタール自身もヒトラーに心酔しているのがよくわかります。
【
8bit
】
さん
[DVD(字幕)]
6点
(2010-02-25 15:11:21)
★
1.
(8bitさん、先にコメント失礼いたします)
ヒトラー自らレニ監督に依頼し創らせたという、まさに歴史に残るドキュメンタリー映画。
本作の最大の見所は、やはり終幕のヒトラー演説のシーン。
いつもに増してヒトラーが計算ずくのハイテンションとジェスチャーで、民衆を扇動する。
この演説シーンは、まさに圧巻で、自分がその場所にもし居たら、間違いなく洗脳されるだろう、と思わせるだけの凄みがある。
そして、この演説は、何故か聴いていて元気が出る。
仕事の疲れが、何故か取れていく。
つまり、過去の映像であるにも関わらず、ヒトラーという類い稀な人物のエネルギーが、画面を通して自分に伝わってくるのだ。
自分は別にヒトラーが好きではないが、少なくとも、この演説シーンを観ている間は、そう感じた。
民衆を一つの方向へ向けて一致団結させ動かす、その演説のエネルギーたるは、時空を超える凄さであった。
これだけの才能とバイタリティを持つ人間は、おそらく長い歴史をみても少数であろう。
こういった人間は、常人を超えた才能を持つがゆえに、その目標も高く、限られた時間でその高い目標を達成するために過激な手段を選択してしまう。
つまり、ナチスでいう過激な手段とは、独裁であり、戦争であった。
超人的な能力を持つ人間こそが持つ危険性。
そして、その超人的な人間が扇動した時に、衆人が影響を受けてしまう危険性。
更には群集心理。
ナチス・ドイツという世紀の悪玉が生まれ膨張していったその様子を、このドキュメンタリーは鮮烈に捉えており、色々な意味で映画史に残る傑作ドキュメンタリーと言えるのではないだろうか。
【
にじばぶ
】
さん
[インターネット(字幕)]
7点
(2010-02-20 23:51:40)
(良:1票)
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【点数情報】
Review人数
5人
平均点数
6.80点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
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4
0
0.00%
5
0
0.00%
6
2
40.00%
7
2
40.00%
8
1
20.00%
9
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