2.《ネタバレ》 台湾の青春映画で、内容は時代的にも・主人公の年齢(=ハタチ前)的にも・また原題+英題的にも、オーソドックスに若さ故の「反逆・暴走」といったモノを描くタイプの作品に思われた。つまり、内容はワリと普遍的な方のヤツだ…とは言っても、この頃の台湾を舞台にしたごくエスニックな「やるせない状況」の不快指数の高さとゆーのは、中々に相当なモノであったのですね(⇒だからこそ、逆に共感も高度に可能だとゆーか)。観てるダケでもゾワゾワと身の毛もよだつ様な籠った熱気や湿気+実に薄汚い諸々なんかも、画ヅラの出来としても生々しいし、やっぱエスニックだし…てのもあって確かにユニークなモノにも感じられるし、シンプルにかなり興味深い映画だったかな~と思いますね。
少しダケ、そーいう心地好くないシーンが極めて淡々と延々と続いてゆく…ので、多少は「外す」シーンがあっても好かったかな…とは思いましたかね。なので、評価は多少は迷ったのですが、同時に観た監督の次作との兼ね合いもあって、この評価としています。