★7.《ネタバレ》 ヤクザを除き、みんな最後には良い人になり過ぎ感アリ。 そこに違和感。
あと、別に大学を除籍になってもホストにはならんだろ。 格差社会で一度人生の階段を踏み外したらヤバイという事を描きたいんだろうけど、主人公が堕ちてゆく過程がかなり強引。 格差社会の今をリアルに描くどころか、むしろ不自然になっている。 この手のテーマはリアリティありきだと思うが、そのリアリティが足りない。 フィクションだと思って見ていれば、普通に楽しめるが…
私の考えは、この作品が訴えたかった事と正反対かなぁ。 人生、そんなに簡単にはおかしくはなりません(ただし身体が健康な場合に限る)。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 4点(2020-07-07 22:23:26) |
6.主人公があまりにも危機感がなくてびっくりだけど、今の若い世代って本当にあんな感じなのか?もっと賢いと信じたい。でも頼るべき資産や人がない人間は確かにすぐに転落し、這い上がれない社会なんだね。看護師から風俗嬢ってのもいかにもだけど、実際いるんだろうな。 【noji】さん [インターネット(邦画)] 5点(2018-11-06 23:36:58) |
5.修は超貧乏に転落したが、人間的には余計なものが取れて純化されて魅力的になっていったと思う。という訳で親父に感謝だね。んな訳あるかい!人間的に素晴らしくても、まともな生活がしたいに決まってる。その生活を手に入れる事がどんなに大変か。それを身をもって体験させてくれてる。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-09-28 21:51:32) |
4.《ネタバレ》 大学を授業料未納で除籍され、ネットカフェ難民、ホストクラブ、貧困ビジネスへと流れて、すべてを失ってしまった終わった人間。でも、まだ終わってなんかないんだよっていう、格差社会の底辺でうごめく人への応援賛歌のようだが、セリフがありきたりで説明的なところもあるので、あんまり響いてこない。チャラい大学生がこれといったエピソードもなく、やたらと正義感の強い良い人になったのもしっくりこない。作り方もあざとさが鼻につくし、惹かれるようなキャラもいないので、ストーリーに入っていけず最後まで共感できなかった。 ストーリーに乗れないものだから、映画のテンションが上がるのに従って、自分のテンションが下がてどんどん乖離していく。感動的?な涙のシャンパンコールもシラーッと見ている自分がいた。裸を辞さない大塚千弘の体当たり演技がもったいない。 【飛鳥】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2015-07-05 02:14:14) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 経済学者トマ・ピケティに関する記事を読んだなかで、貧困を売り物(見せ物)にしてしまうメディアのことや、それに触れて「かわいそうだね、大変だね…さて…」と、何か異世界の奇異なものを見物して自分とは何の関係もないものとして日常に戻っていくという、寒くて効果のないジャーナリズムのことが、とっても引っかかっていました。そんな記憶がまだ新鮮なうちに、この映画に出会いました。自分自身、この映画を観たあとに、この日本社会に何ができるのかというと、全く分かりません。政治もメディアも正常に機能しているとは思えないので、無力感いっぱいです。だからこそ、ピケティが言うような民主主義の段階的なモデルチェンジとかも、ちゃんと考えてみたりしようかなって、そういう気持ちにはなりました。映画の感想ですが、中盤に来て「結局ホスト物語かよ」「結局男女のナンチャラカンチャラ物語かよ」と期待外れ感が漂いはじめてきたところで、そこからも転落し、ストーリー運びという意味で映画に安心しました。主人公の正義感凄すぎるなと思います。僕はあそこまで正しくあろうという生き方はできそうもないです。本当にあそこまで誠実で自己犠牲も厭わない人がいるもんでしょうか? そこだけはリアリティが感じられなかったのですが、それでも、仮にそんな誠実な人が世の中にいても、その人さえ這い上がれない生き地獄はリアルに感じられました。映画で井上順を見るのは三谷幸喜の『ラヂオの時間』以来ですが、ラヂオの時間の順ちゃんも好きだけど、今回の作品の中の井上順はとってもとっても良かったです! 泣けました。茜とのエピソードも含め思いますが、人間ていうのは絆を求める生き物だけど、落とし穴は絆に飢えはじめている人を狙い待ちしてるんだろうね。 【だみお】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-02-28 09:42:28) |
2.《ネタバレ》 別に東京難民である必要がなかった御様子。続編として千葉難民とか埼玉難民とかでも何とでも大量生産出来てしまいそうな御様子。他に福岡難民とか佐賀難民とか九州篇でもいけて可でありそうなんですよね。でもそうなると47都道府県制覇出来てしまって 男はつらいよ・寅さんシリーズの全48作に追いついてしまいかねないギネスものになってしまいかねない。それは困った そうはさせるか だから酷評だ。 でもね、これ、波瀾万丈を二時間で。上手くバランスよく構成されていたとかと思うんです。ティッシュ配りのバイトに始まり、ホスト、日雇い労働、そして必死の努力も虚しくホームレスに落ちてゆき そのパート割りも上手く出来ていて 心底のめり込む事出来てたんですよね だから酷評できない。逆に誉める 開き直って誉めてみたりしてみるんです〝よかったと。 それにそもそも好きな題材だったしで。しかし、茜の転落ぶりが切なかった 誰も彼もが見事に泥沼に沈んで終わってしまったラストに心痛い。 【3737】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-10-27 22:10:23) |
1.《ネタバレ》 意図的な政策によって労働者全体の4割が非正規雇用にする事が成功し、若者の給与水準も3分の1になりましたが、非正規雇用の皆がバカであるという訳では勿論なく、不本意に現在の地位に甘えているものが大勢だと思います。この映画を作った事は貴重ですが、主人公が何も考えずバカだから転落する様は、とても単純過ぎて時事を上手く描いているとは言えないと思います。大塚千弘さんが演じる茜が変わっていく様子は面白いです。再会してすぐに「シャンパンコールやって」と言った時は何かのギャグかと思いました。 【DAIMETAL】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-10-25 05:16:58) |