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地の群れ

[チノムレ]
1970年上映時間:127分
平均点:6.75 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(1970-01-31)
ドラマ戦争ものモノクロ映画政治もの小説の映画化
新規登録(2004-09-21)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2018-11-19)【イニシャルK】さん
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監督熊井啓
キャスト鈴木瑞穂(男優)宇南親雄
寺田誠(男優)津山信夫
奈良岡朋子(女優)家弓光子
佐野浅夫(男優)家弓勇次
北林谷栄(女優)福地松子
宇野重吉(男優)宮地重夫
紀比呂子(女優)福地徳子
大滝秀治ナレーション
原作井上光晴「地の群れ」
脚本熊井啓
井上光晴
音楽松村禎三
製作高島幸夫
配給ATG
編集丹治睦夫
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4.《ネタバレ》 社会派の熊井啓。
彼は人間を見つめることで社会を問う。
決してシステムなどには目を向けない。

鑑賞後、問われているのは私たちだ、という作りである。
原爆の苦しみ、その後の日本での差別の苦しみ。
被爆者の行き場のない気持ちは、女の子の暴行事件を起こしてしまう。
その女の子もまた、日本で差別されかねない地域の子だった。
そして高度成長の日本の置き忘れている問題を表すかのように、
女の子の恋人がもがき苦しむのを、団地の若奥さんたちが鈍感に笑う。
心を失った医者の存在も我々に突き付けてくる。

長崎という場所の特殊性もある。
原爆を落とされたうえに、米軍基地があるのだ。
被爆者の複雑な気持ちは、想像ができないほどのものだろう。

熊井啓監督は、冷徹なまでの演出技術で、怒りを伝えてくる。
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2019-09-21 14:54:24)
3.《ネタバレ》 ここまでの人の心のどろどろした内容を具現化しようとした創造意欲には凄いものがあるし、1つの事件をきっかけに世界が集約していく終盤の迫力もなかなか。示唆深い割に容赦がないラストも印象深い。しかし、それに比べて前半は著しく未整理だし、主人公の過去のエピソードなんかも、あまり効果的に機能していないんだよな。
Oliasさん [DVD(邦画)] 5点(2016-01-11 00:37:26)
2.《ネタバレ》 映画に登場する海底炭鉱跡地のロケーションが、モノクロフィルムの質感と共に生々しい存在感をもって迫る。
金網の向こう側に米軍潜水艦が停泊している佐世保軍港を歩く鈴木瑞穂を撮った移動ショットは明らかに盗み撮りだろう。
ここでも物々しい空気がフィルムを通して伝わってくるようである。
被爆者部落の中を縦移動していくカメラの静かなリズムが、それだけで息詰まる迫力を生んでいる。
ところどころに鳴り響く米軍機の爆音もまた観る者の緊張を決して解かせない。

北林谷栄を襲う投石の雨。それをカメラは傍観しない。
暗闇の中からカメラに向かって飛んでくる石礫。トラックのライトに浮かび上がる彼女に、カメラ側から投げつけられる石礫。
両者の軸線上にカメラは位置し、双方に同化する。
観客もまた、石を投げつける側であり、投げつけられる当事者であるということだろう。
ユーカラさん [ビデオ(邦画)] 8点(2015-10-29 22:30:49)
1.《ネタバレ》  まあ、何というか非常にやるせないというか救いようの無い物語でしたね。差別という人間の心の闇の部分をこれでもかと見せ付けられました。(支配者にとっては、便利な仕組みなのかもしれませんが・・・・)
 オープニング等で流れる、ニワトリを鼠が喰いちぎり、その後鼠も炎の中で焼け死んでいく映像には思わず目を背けたくなりましたが、同じような事を人間もやっているんだよというメッセージが感じとれました(それにしても残酷で、今なら動物愛護団体から確実にクレームが付けられるんじゃないでしょうか)。
TMさん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-09-25 18:16:41)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.75点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5125.00%
600.00%
7250.00%
8125.00%
900.00%
1000.00%

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