4.《ネタバレ》 奇をてらった内容ではなく、普通の人達の何てことない日常を淡々と描いた内容。
西島秀俊と加瀬亮という二人の俳優が出ていなかったら、もっと平凡な作品になっていただろう。
ある古びたアパートには、それなりの歴史があって、そこで何十年も前に存在した、青春なるエピソードが土台になっている。
それなりに生きていれば、どんな人にも忘れがたき思い出というものがあり、又、それなりに古いアパートには、そこに住んでいた人達の様々な人生劇場が存在する。
それを地味に描いた本作は、突出した面白さは無いが、日本映画特有の味わいを感じることができた。