4.「スタンド・バイ・ミー」を思い出す雰囲気のある、フランス製少年2人の青春ロードムービーの佳作。
こういう映画は少年時代が遠い過去になればなるほど、何とも言えない郷愁を感じさせます。
勉強、学校のクラスメート、好きな女の子、親との関係、そしてひょんなことから芽生える友情。
14歳という年齢がとてもよく表現されています。
それにしても2人が旅に出る、ガラクタを集めてきて作った小屋のようなクルマが可笑しかった。
「僕らのミライへ逆回転」ではビデオ屋の店員がヘンなリメイクのビデオを作ったり、
ミシェル・ゴンドリーという人は時々こういう登場人物に妙なものを作らせて面白い世界観を作ります。
主人公の少年のお母さん役がオドレイ・トトゥだったのには驚きました。
そんなに前の作品という気がしないのですが、あのアメリもすっかりお母さん役が似合う年齢になっていました。