2.《ネタバレ》 大河ロマンですね、戦争とアイルランド問題と嫉妬。
こういうものに翻弄されたローズの物語、ヴァネッサ・レッドグレイヴは老いてもきれいです。
ルーニー・マーラも芯の強い女性というイメージで、そこまでドラマチックで目が離せなくなる展開ではないのですが、
彼女の魅力が大きいのか、飽きることなくしっかり観られます。
ローズとマイケルが結婚式を挙げたのがプロテスタントの教会なんですよね、てことは二人ともプロテスタント派だったの?
マイケルはIRAと思われる連中に狙われ、ローズは街の教会のゴーント神父に執着される。
この神父、立場を利用してローズとマイケルを引き裂き、ローズを精神病院に閉じ込め、そして産まれた子どもまで・・・
ちょっと、ちょっと~~この神父、大司教にまでなったようですがなんか腹立つな~~煩悩まみれじゃん
赤ん坊殺しもなんの物証もないんです、神父の証言だから嘘のはずがないって理由なんですね。
40年も経ってから今さらなによ?と思ったんですが、ラストで海岸を散歩するシーンを見て
ローズの一途さ、信念が遂に。。。感慨深いものがありました。
しかし「ゴーント神父、カトリックなら死ぬ前に絶対懺悔しろよ」とかなり憤慨したのも確か。
深くは知らないけど、アイルランドとカトリックとプロテスタント、これを全く知らないわけではなかったので
混乱することはなく観られました。