★92.《ネタバレ》 コミュニケーション下手な男の一発逆転恋愛ドラマ。
面白いです。 恋愛成就の後、人間が変わって、 猛然とチンピラつぶしに立ち上がる流れがスゴイ!
愛は強いのだ! 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-10-28 20:42:56) |
91.《ネタバレ》 初めに言っておくとこの映画はおとぎ話なんです。でも、「おとぎ話です」と銘打っている映画ほどはつまらないものはないですね。そこをわかっていてこの監督はあえてすれすれのラインを狙って撮っていて、普通のコメディ面をして実はそうではない。その具合が実に絶妙だなと。しょっぱなのピアノから主人公のスーツの色や他者との会話が少しずれている具合とか、彼のキレ方の半端ない感じとか、悪の組織の手の下し方とか非常に漫画チックっで時折挿入するサイケなインターミッションなど、ちゃんと夢の中のお話感を醸しだしているんだが、ヒロインがエミリーー・ワトソンというちょうどモテない君を好きになりそうな母性溢れるリアリティあるくらいの容貌で、夢物語じゃない、これ現実だよと観客をミスリードさせる仕掛けもちゃんとぬかりない。でも、この映画きっとリア充な男たちには何ひとつ心に響かない映画でしょう。この映画を評価するのはモテない男たちで、おとぎ話なんだけど、そうじゃないと思わせてくれるクオリティーを持った、感動的で確信犯的な映画なんです。個人的な感覚ではこれと似た感興を催した映画は「眠れぬ夜のために」かな。 【エリア加算】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-03-18 22:39:35) |
90.《ネタバレ》 乗用車の横転は偶発的単独事故、ピアノは悪徳業者による不法投棄という認識でよろしいか? |
89.とっても長く感じたのは退屈だったから。 アダム・サンドラーらしからぬ役柄でしたが、少しも魅力も感じず、かといってどこか面白そうで惹かれるような部分もないというのは致命的でした。 同じように航空会社のマイレージで文句をいう映画「ディエット」のポール・ジアマッティには、共感はできないけれど切れるキャラに興味を持ったので、近寄りたくないけど、遠くから見ていたいような楽しさがありました。 こちらのアダム・サンドラーの切れ方は近寄りたくないし見ていたくないという感じでした。 見終わって怒るほどでもないので3点。 大きなスーパーに並んでいた大量のクッキーモンスターのパッケージのお菓子は印象的でした。 【omut】さん [インターネット(字幕)] 3点(2017-03-03 08:10:37) |
88.《ネタバレ》 何の脈絡もなくトレーラーが横転し、勤務先の前に小さなピアノが置かれる。アクリルで塗られたような鮮やかな抽象画が効果的に挟まれる。物語に重要な意味はなく、ただそこにあるだけで普通のラブストーリーではないことを悟らせる。何せ監督がポール・トーマス・アンダーソンである。でなければ、コメディなアダム・サンドラーとシリアスなエミリー・ワトソンという不釣り合いな二人を共演させないだろう。監督作の中では軽く作られた小品であるが、アクの強さでは一際浮き立つ。テレフォン・セックスの甘い誘いからタカられるしょうもないサイドストーリーを絡めながら、怒らせたら業者の手下をまとめて瞬殺してしまうサンドラーと、驕った態度の割に超ヘタレなボスのフィリップ・シーモア・ホフマンが滑稽。アメリカの現代アートを劇映画にしたらこうなるという一例。 |
87.《ネタバレ》 ああなんてシュール。序盤から道に転がり出るピアノ。しかもこの楽器、最後まで引き取り手も現われず何かの事件のきっかけにもならんという不思議な存在。何を言わんとしているのか分かる方、教えてください。 7人ものモンスターシスターズに自律神経をやられちゃってるA・サンドラーのやや瞳孔開き気味の面構えと、何故その色を?と誰もが思う真っ青のスーツとか、この妙な感性がツボにはまるかがミソ。 私はとても面白かった。こういう作品は脇もシブイ。ルイス・ガスマンとP・S・ホフマンですもん、すばらしい。ガスマンがあの顔で画面中央に陣取るあの場面、なんでまた彼女がアダムを食事に誘っているとこにあの配置。思い出すだけで笑える。執念全開のアダムが散髪中のホフマンと対峙するシーンなど、馬鹿馬鹿しくも勇ましい。こんなけち臭い役を(おそらく友情で)引き受けるホフマン、人間がでかい。 さえない人生を送っている男に、母性あふれる彼女が降ってわく。なんか男性にとってはおとぎ話みたいな展開だ。破壊衝動と、マイレージがたまるプリンの山が背景のおとぎ話。シュールでキュートなこんな傑作を、この監督以外、誰に撮れようか? 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-07-06 00:05:40) |
86.《ネタバレ》 唐突な事故とそこに残ったオルガンから物語は始まる。自分は事故=恋、オルガン=他者と捉えた。内気で癇癪持ちの青年はオルガンを持ち帰えるが上手く弾く事ができない。机の上にオルガンを置くという本来のオルガンがあるべき姿とは違う形をとらせることで、オルガンとの距離をとり向き合う事ができない。 またプリンを買い、マイレージを貯めるという行為も彼にとっては貯める事が目的となり、マイレージが意味を持たず本来のそれの目的とも向き合う事ができない。 バリーは恋に落ちる。それは、事故のように唐突に瞬間的に。 彼は貯めたマイレージを使おうとし(実際には使えなかったが)リナに会いに行こうとする。マイレージが目的を持ち、彼の人生にも目的が生まれた瞬間。そして今まで、行き場を失い物にしか向かう事が無かった怒りが、始めて暴力という形になってゆすり屋に向かう事で怒りが意味、目的を持つ。 そしてラストの床に置かれたあるべき姿のオルガンと向き合いそれを弾くバリー。人生に意味と目的を持った彼が、彼なりに他者と向きあう事を決意した瞬間なのだと感じた。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-02-10 16:39:58) (良:1票) |
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84.《ネタバレ》 よくわからない映画だけど何故か8点献上作品です。 冒頭のでんぐり返った車はその後どうなったのか。 置き去りにされたピアノの意味は。 それらはピリッと研ぎ澄まされた緊張感を生み出しているのは間違いなさそうですな。 常に何かが起きそうな感じを与えつつ、所々に用意した笑いで緊張感をほぐす。 それらがリズムになって少しづつ理解出来る様な演出が素晴らしいのと、清々しい空気を感じさせてくれる美しい映像も良かったです。 説明がないから映画の奥行きを感じられるシャレた作品でした。 【仁】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-07-23 23:53:51) |
83.ポール・トーマス・アンダーソンって、本人が子供のころから、しょっちゅうキレやすい性格だったそうで、そのせいか、彼の映画の主人公はキレてばかりいます。本作の主人公もキレやすい性格ですが、秘密を暴露されて、トイレに駆け込み、片っ端から物を壊す場面は、私も何故か共感できます。なんとなく笑っちゃいました。誰でも一度はアダルトサイトにかけた経験ってありますよね。そこから広がっていく展開も面白くて、最後までいろいろな意味で主人公が爆発してくれて、私も気分爽快になりました。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-04-17 08:38:32) |
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82.《ネタバレ》 穏やかで人畜無害に見えるがキレると危ない彼の精神状態は、恋人ができた事で解消されるのだろうか。映像が凝っていて眼に楽しい作品。全体的にちょっと変な映画。 感情移入はしがたいが、鬱陶しい姉や悪党に啖呵を切るところはスカっとする。 【すべから】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-10-09 22:52:38) |
81.どこかで高評価を読んで期待して観たのがいけなかったのか、スタイリッシュではあるがなんとも時間が経つのが遅い映画でした。アダム・サンドラーは当たり外れの幅広いな。個人的に。 【movie海馬】さん [地上波(字幕)] 5点(2012-09-07 21:01:16) |
80.ポール・トーマス・アンダーソンが稀代の天才監督であることは紛れもない事実なのですが、この映画には最悪なまでに退屈させられました。カンヌ映画祭で監督賞を獲った作品だけあって、技術的には見るべき点が多くあります。役者の演技はどれも良いし、ところどころ笑わせる場面もあるのですが、本筋のラブストーリーが分かったような分からないような話でまったく付いていけませんでした。主人公がどれほどの問題行動を起こしても彼を受け入れ続けるリナの心境が腑に落ちないし、そもそもリナとは何者なのかもよく分かりません。「恋愛とは感じるものだ、理屈ではない」という意図から敢えて説明を省略しているのでしょうが、だとしたら観客にもバリーやリナの心境を感じさせる演出を施すべきでした。「実験的」という言葉を免罪符に、監督はあらゆる説明を放棄しているように思います。説明不足といえば、冒頭の事故、置き去りにされたピアノ、主人公の青いスーツ等、思わせぶりに登場しながら結局何の伏線でもなかったという個々のアイテムの肩透かしにも参りました。面白そうなアイテムを思いつくままにぶちまけて後片付けなしというのはストーリーテラーとして失格でしょう。シュールな物語にパズルのピースを巧妙に忍ばせるデビッド・リンチの技を学んでいただきたいところです。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 2点(2011-05-29 22:32:36) |
79.エミリーワトソン、やっぱいい。 ポールトーマスアンダーソンワールドに アダムサンドラーがトコまで・・・と思ったけど このカップリングは結構イケルのでは。 割とリピート映画です。 【Pecco】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-07-20 22:13:23) |
78.暗いとか暴力的とかいう批判が多いが、あまりそういう部分は気にならなかった(と言うより、むしろ主人公に結構共感できた)。アダム・サンドラーの映画にしては下品ではなく、淡々としてシュールな感じが好き。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-07-13 07:12:20) |
77.マグノリアの監督だったんですね、いま知りました。よかったです。アダム・サンドラーの新境地か。珍しくジューイッシュな儀式が出なかったですね。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-08 16:18:59) |
76.うーん、うーん、良かったとはいえない、でも嫌いじゃない。でもありえねーとも思う。でも否定はできない。 彼女役の人どこかで見たことあるなと思ったら、『アンジェラの灰』でお母さん役をやった人でした。 【towa】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-07-19 19:49:19) |
75.好きだなあ!この映画、アダム・サンドラー強いのか弱いのか?上が姉ばかりのせいか、それともエミリー・ワトソンの魅力のせいかも? プリンのマイレージポイント巧く解決するのかなぁ? 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-12-25 16:15:46) |
74.なんだかよくわからないまま終わってしまいました。また最初から見なきゃいけなそうなので、巻き戻すのはやめておきました。豪華だけどいまいちっていうのやめてほしいな。 【色鉛筆】さん [インターネット(字幕)] 3点(2008-12-23 21:43:33) |
73.《ネタバレ》 冒頭から約10分ですでに退屈感を覚える。主人公らしき男性が倉庫の中で何をやっているのか読もうとしても読めないようになっているし、出たら朝焼けで車を持ち込んだ女性に捨てられたオルガン、というところから何を期待し、何を読めばいいのだろ。 口うるさい7人の姉たちの登場やパーティでのガラス割り、シュリンクという言葉が出た段階で、「心理ドラマ」で笑わせてくれるのかと期待が芽生える。 でもバリーはシュリンクには行かなくて、唐突に話はテレホンセックス詐欺へと急激な舵を切る。 テレホンセックスで社会保障番号やらカード番号を答えるのも有りえないならチンケな元締め(役者だけは豪華でホフマン)が子分を寄越すのも有りえなくて、せっかくの「姉の重圧に悩めるバリー」や「高齢の独身女」というリアリティのあるキャラはぶちこわしになってしまう。 そうかこれはリアリティは関係ないうえに誰かの心理に感情移入をして見るタイプの映画ではないのだな、するとどうやって見るのが楽しめるのかな、と考えてもよくわからない。 前半でバリーにプレッシャーをかけて、最後に爆発させて爽快感を味わう、というには中途半端な暴れぶりだと思う。プレッシャーの部分にしたって、姉との接触が不足しているから姉たちにいじめられる快感も充分でない。 どうせテレホン詐欺のエピソードは、狙われるバリーというシチュエーションにしたいがためのご都合から出ただけではないか。それにしてもこんなミエミエなご都合でいいのか。 全部が中途半端ですごく気持ちが悪くなるといったら言い過ぎかしら。失敗作というのが最もしっくりこないだろうか。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-12-13 14:18:44) |