7.《ネタバレ》 スウェーデンの警察小説『マルティン・ベック』シリーズの一編を映画化、舞台はストックホルムからサンフランシスコに変更されて米国の物語に変更されている。70年代のサンフランシスコが舞台だが、当時の荒れた米国の世相が反映したストーリーで、事件のモチーフ自体はスウェーデンより米国に違和感なく置き換えることが出来てます。バス乱射事件で相棒を殺された刑事ウオルター・マッソーと新たにコンビを組むブルース・ダーンが捜査に取り組むのだが、彼ら二人を含む警察の空振り捜査を延々と見せられ事件の真相にさっぱり近づけないのが、もうイライラすることこの上なしです。現実の捜査も快刀乱麻に解決するはずがないのでまあリアルと言えなくもないが、中盤で起こる本筋とは無関係な銃乱射事件など、ムダとしか言いようのないシークエンスがある雑な脚本です。マッソーはパブリックイメージとは違う寡黙でハードボイルドなキャラですが、名優なだけにさほど違和感はなかったです。対するブルース・ダーンがハードボイルドを超したがさつな刑事で、二人が絡むシークエンスの三分の二ぐらいは口論していた感があり、これだけ噛み合わない刑事コンビはちょっと珍しいぐらいです。この映画の最大の難点は、観終わってみても犯人がなんで乗客皆殺しすることになったのかがさっぱり理解できないことで、そもそも犯人があの二人のうちどっちを(両方か?)狙っていたのかすら不明瞭な終わり方なのもイラつかせてくれます。やっぱ同時期のサンフランシスコ市警に在籍していたはずのダーティハリー=ハリー・キャラハンが出てこないと、事件はもつれるばかりです(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2024-03-17 22:24:53) |
★6.《ネタバレ》 サンフランシスコの刑事モンって同じ匂いがするねぇ。「ブリット」「48時間」「ダーティハリー」もそうだし、なんかフィルム映画しか出せないような質感がある。話の方は、警察の仕事って、こんな地味なもんなんだぞ~って言いたかったのかな?だとしたら、その狙いは成功してるよ。だけど、ウォルターマッソーを使ってやるほどの内容だったか?コロンボでイイよ、その辺は・・。あ、あれはロスだったか・・。でも、あれだね、サンフランシスコにもハードゲイっているんだね。ああいうのってアメリカ全土の病だったか・・。新しい相棒が意外に使える、良い奴だったってクライマックスで分かるんだよね。良いね、その辺が。マッソーのスタンドプレーで終わらないってのが良い。某レンタルの発掘良品って、この辺のツボが気持ちいいのが多いね。前のレビュワーさんの言ってた「マルティンベック」もそうだし・・。映画好きには楽しい一本。ダルいテンポはサンフランシスコだからかな?マッソーだからかな?土地柄のせいか?主演俳優の個性のせいか?う~ん・・(レビュー書いてる俺もダルくなってきたし・・笑) 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-06-07 01:50:43) |
5.《ネタバレ》 噂のオープニングのマシンガンの無差別発射。うーん、血糊たっぷりでしたが迫力はなかなか良かったです。本編は見てないけど予告編で見た「ザ・テロリスト/黒い水曜日」には及ばないけど。まぁ正直それだけの映画であとはウォルター・マッソーが聞き込みのヤマさん化とし、それからは何にも起こらないんですよね。かなり地味で結構こじんまりとしてる分なんだかなぁ~って感じです。物足りなさがたっぷりですがなんとか俳優の演技で持ってるように思います。まぁ原作が「刑事マルティン・ベック」なんでこんなもんでしょうか。 |
4.メリハリなし。テンポ悪し。面白味皆無。キャラの魅力無し(ウォルター・マッソーなのに・・)邦題は詐欺。駄目駄目尽くしな作品。 |
3.「笑う警官」をベースにした、ハード・ボイルドと思いきや、大ゴケ作品です。良い役者が出ているのに、、、。邦題は最悪。覚悟してご鑑賞を。 【ジャッカルの目】さん [試写会(字幕)] 3点(2007-05-20 23:18:16) |
2.全体的にムダに長くダラダラしていて面白味が無い。最初と最後以外はほとんど聞き込みで無関係なものばかり。そりゃ刑事は聞き込みが基本だけど、だからといってそればかりでは観てて飽きる。ムダを省けばコマーシャル付き1時間番組が出来上がると思う。映画というよりTVドラマで十分だね。 【くうふく】さん 2点(2004-07-09 23:35:46) |
1.なにがパニックなんだ、と思って見てみたら最初の虐殺場面だけ・・・だったようなきがします。でも、ハードなストーリー展開で面白かったです。 【あつお】さん 7点(2003-12-31 17:33:41) |