5.全編にわたって、躁状態のごとく舞台風な誇張コメディ演技をスクリ-ン所狭しと披露する風間&大竹の主役ご両人。つかこうへい氏原作って事で、狙いはわかるけど、デフォルメしすぎのオーバーな舞台演技をスクリーンでずっと見せられ、途中からもう辟易してしまった記憶が。ちょうど同じ時期くらいに公開されていた根岸吉太郎監督「永遠の1/2」、こちらにも大竹しのぶが出演していてごく自然体での演技により好感を持ったのをよく覚えています。芸域が広い女優さんだなあと感心しつつも、この映画を観て以来、彼女のこっち方向のコメディ演技に関しては、ちと僕は若干拒否反応を起こすようになり。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(邦画)] 5点(2018-11-02 23:38:45) |
★4.《ネタバレ》 文句なく面白い!!あ~これならつかこうへいさんが人気あるのは分かる。超お嬢さんの身勝手なお見合いの決着を、かけおち、心中するほどの愛を捨てて、実業家への愛に身をまかせるという女性の身の立て方にはっとした。長年つきあった彼への愛も嘘じゃないし、自分を強く思ってくれる実業家に嫁ぐ自分にも美しい理由になる。女性ってたくましいのね。だけど、その心中につきあうのんびりしてる風間杜夫のことには考えが回らないんだね~なんて男の哀しさに共感しました。子どもが生まれると、あれほど風間を大事にしてた岸田今日子の態度がガラッと変わるとこも凄い。女性映画ってこういうのをいうのかもしれないね。宮崎駿、山田洋次、エリックロメールらには描けない女性映画だった。 【トント】さん [DVD(邦画)] 10点(2013-03-20 01:35:39) |
3.この点数は、つかこうへいファンまたは舞台演劇が好きな人向きのものです。本作は、つかこうへい作品の映像化としては、もっとも“らしさ”があります。また、かつて演劇界でハイ・テンション俳優の代表とされた風間杜夫の全盛期を知る上では、ひじょうに貴重な資料です。70年代から80年代を駆け抜けたつかこうへいブームを知りたい人にもおすすめしたい作品です。 【伊達邦彦】さん 9点(2004-02-23 03:56:04) |
2.原作から入ってるんで若干イメージと違ったりしますが、風間&大竹ってつかこうへいに一番マッチしてる気がする。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2003-11-18 15:19:44) |
1.《ネタバレ》 「自由な女神たち」と同時上映で観ましたが、こちらの方が若干面白かったカナ…。原作・脚本をつかこうへいが執筆しているせいか、演技はオーバーリアクションで演出がやや舞台調に傾いています。二人が“かけおち”をするまでは単調で、コレと言って話に盛り上がりが有るような展開が無いが、二人が“かけおち”をしてから、なんで追っ手が来ないんだろう…と思案を重ね、迎えに来てくれ…って言うのはちょっと笑えました。まァ、可も無く不可も無くと言う所。 【_】さん 5点(2003-10-29 00:40:55) |