恐るべき子供たちのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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恐るべき子供たち

[オソルベキコドモタチ]
Les Enfants Terrible
1949年上映時間:105分
平均点:6.50 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(1976-08-14)
新規登録(2003-11-16)【おっさんさんさん】さん
タイトル情報更新(2016-03-24)【にじばぶ】さん
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監督ジャン=ピエール・メルヴィル
ジャン・コクトー
原作ジャン・コクトー
脚本ジャン・コクトー(脚色)
ジャン=ピエール・メルヴィル(脚色)
作曲アントニオ・ヴィヴァルディ「調和の霊感」第8番イ短調
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ4台のチェンバロのための協奏曲イ短調 BWV1065
撮影アンリ・ドカエ
製作ジャン=ピエール・メルヴィル
配給フランス映画社
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6.《ネタバレ》 我々の世代でいくとこの作品というより某ヘビが主人公の潜入ゲームの方で名前のみ有名になってしまっていますが、原作・ナレーションにジャン・コクトー、彩るスコアなども相まって非常に文芸的な作品。
観る前の印象は、低年齢の子が知らず知らずのうちにする行為の恐ろしさ、「禁じられた遊び」のような作品をイメージしていたので結構当てが外れたのですが、後半から、弟を溺愛するが故に、誰にも渡さないがために策を弄して友人たちを騙し、挙句弟を死に追いやっても尚自分の非を認めない狂気じみた行為は「恐るべき子供」の表現もぴったりだと思いました。
クリムゾン・キングさん [DVD(字幕)] 7点(2021-07-10 20:21:03)
5.《ネタバレ》 元ネタはジャン・コクトーの小説っていう文芸映画。なんかテキパキとしていて雰囲気もイマイチな上、無邪気さ幼稚さ以外の感情の表現はさほど上手いとは言えず、少ーし上滑りな感じ。内容自体はまずまず面白いと思うのだが(シンプルながら深かった『海の沈黙』と比べると、やや複雑な物語だが)、映画化としては正直微妙な感じ。演技も少し古臭い上にやや大袈裟(特に女優)。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 5点(2019-12-07 17:32:43)
4.《ネタバレ》 姉が弟を愛するあまり、恋路の邪魔をし、あげくの果てには死に導いてしまうという内容。
舞台劇のような作りで、少し苦手な部類に入る。

深い愛を突き詰めると、心中とかになる顛末はよく聞くが、本作の場合、弟を自殺に追いやる。
結局は殺しているのと同じ事。
重苦しいテーマを、ほぼ密室劇状態で見せられたので、かなり心が窮屈になった。

楽しくはないが、フランス映画の芸術性の高さを堪能できる作品。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 5点(2016-03-21 02:57:00)
3.《ネタバレ》 面白い。嵐の二宮くんかエマトンプソンに似た、このお姉さんにくぎ付け。彫刻のような美しい顔、表情。これぞ演劇では表せぬ、映画ならではの芸術性。もうこんな時期に、こんな完成度の高い映画があったなんて・・。今の映画作家が苦しむわけだね。ベルトリッチの「ドリーマーズ」を観てて、思い出した。弟を想う姉のもう離せないくらいの動かぬ愛。ベルトリッチはそこに現代の裸の表現を入れたのだけど、薄汚い作品に仕上がり、結局、愛の映画に裸はあまり必要ないと思わされた。それほどまでに、白黒のこの芸術作品は観る者に美とは何かと思わせる。
トントさん [DVD(字幕)] 8点(2014-06-22 02:27:21)
2.コクトーがナレーションをしているという概念からか、まるで詩の朗読を聴いているような心地よさと同時に目に飛び込んでくるもの全てが舞台劇っぽく映る。が、海のシーンや万引きシーンで突如「映画」が現れる。急に人物が背景に溶け込み開放感を得て、画面に動きが加わることで演劇的なものが映画的なものへと変化したように感じた。ここが唯一の健康的な場面だったかも。その後の泥沼はまた映画から舞台劇のような演出へ。さらに古典劇のような様相を増してゆきラストシーンにおいてそのピークを迎える。演劇と詩と物語を映像に乗せる。これが総合芸術。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-27 15:22:32)
1.《ネタバレ》 仲が悪いようでシンクロしまくってる姉弟の微笑ましいようでちょっと異常な愛情・嫉妬の物語。自活を始めることで子供のままでいられなくなり夢が見られなくなる、それにあくまでも抗おうとする姉弟が愛し合いながらも悲劇に堕ちていく。密室劇のような構成も秀逸やし、綺麗な白黒映像、神の目線のような語り口、姉弟の掛け合いの面白さで退屈せずに観れるんやけど、終盤そこで起きている事象と演出との間に違和感を覚えてしまって没頭できんかったのが残念。
stroheimさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-15 16:22:58)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.50点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5233.33%
600.00%
7350.00%
8116.67%
900.00%
1000.00%

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