1.《ネタバレ》 第二次大戦下のスウェーデンが舞台。多感な時期の少年が主人公で、学校の臨時教員とだんだん深い関係をになっていく…というのが主なストーリーです。面白いのは、教師の飲んだくれの夫を交え、妙な三角関係が出来上がるところです。この夫婦、何が原因かはよくわかりませんが冷めたところがあり、傷を持ちながらお互いを敬遠している感じであまり好きになれませんでした。対する少年は家族の不幸を乗り越え、教師との関係を自分で断ち切ります。心の成長を遂げしっかりと二本足で立つ少年に比べ、教師が哀れに見えました。同情は無かったですが。かなり前に見た映画ですが、今でも印象に残っているのが、主人公に想いを寄せる少女が「スウェーデン標準語講座」のようなラジオ番組を聴くシーンです。どこの国にもあるんですね、こんなの。すごく熱心なのが可愛かったです。