16.《ネタバレ》 一体どこの層に向けて作ったのでしょう・・いや実写にしたぐらいだから原作を知らない一般層に向けて作ったのかもしれませんが原作知らない人があれを見ても理解できないでしょう。原作に対するリスペクトが全く感じられないんですよ。まず原作からのストーリーの選択がおかしい。よりによって「眇の魚」を選択するなんて・・。しかも意味不明な時系列操作までしちゃって原作ファンも一般層も置いてけぼり。最初に「柔らかい角」を持ってきた意図も不明。普通に「緑の座」を持ってきて大まかな世界観-映像美、蟲についてなどを分かってもらった上で次の展開に進めれば良かったのではないでしょうか。完全オリジナルのストーリーならまだしも、原作やアニメで改善の余地が無いほど完璧に仕上がっている話に妙な改変を加えた意味は一体何なのでしょう。この妙な改変具合がまた酷くて酷くて・・何であんなに虹郎大活躍してるんですか、一緒に探幽の家へ行っちゃうし・・しかも大活躍させたくせに肝心な虹の話については深く触れない、何をやってるんだよ阿呆。あの虹郎の親父やら何やらのくだりがあったからこそ、あの虹蛇を見つけたとき何か感慨深いものがあるんじゃないですか。で、探幽関連の話はもう置いといてもっと酷いのがぬい関連の話。時系列の事はもう許そう、だが実はぬいが生きていて記憶がないギンコは自分がヨキだったころの事を知る・・・って何なんですか、それ。あの話はぬいにはもう決して会えない、それどころかぬいという存在すらギンコはもう決して思い出すことが無い・・・それがちょっと悲しくて何か感慨深い話なんですが、何がどうなったらあんな展開になっちゃうのでしょう。ここまで改変しちゃうのならいっそ原作知らない人を無視してオリジナルストーリー90~2時間分を1本作ってしまったほうが良かったんじゃないでしょうか。 唯一、悪くなかったのは雰囲気ですかね。よく理解しないでこの映画つくちゃったのでしょうか。雰囲気だけは掴めたけど何か色々と誤解しちゃったようです。映画蟲師のスタッフはアニメ蟲師のスタッフの全てを見習って欲しいです。理解力が足りなくてもせめてアニメスタッフぐらいの意気込みがあればここまで酷くはならなかったはずです。散々酷評しましたが、後はもうこれを見て原作知らない人が原作やアニメの方に興味を持ってくれることをただただ祈るばかりです。 【ケ66軍曹】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-12-16 01:01:57) (良:2票) |
★15.《ネタバレ》 私は原作が好きで、原作に忠実につくられたアニメ版が非常に良かったので、実写には期待していたのですが・・・。まず物語は一話完結が基本のものなのに、無理やり複数の話を一つにしたため、どの話も中途半端で、原作とはまったく違う結末だったり、原作を知ってる人にもさっぱりな展開。ぬいのエピソードはギンコに記憶がない時点で本筋の話では無いと私は思うので、何故数ある蟲の話からあれをチョイスしたのかが疑問。淡幽の話は唯一連続して語られている話なので、本筋といってもいいかとは思うんだけれど、淡幽という女性の人物像が、ほとんど苦しんでいる姿しかなくて分かり辛い。ギンコも含みを持たせすぎで暗い。本当に原作を読んで作ったのか疑問。何話かチョイスしてオムニバスな感じで作ればよかったのにね。まぁ、原作好きでもこれはかなりキツイ出来でした。 【ラジェンドラ】さん [DVD(邦画)] 1点(2007-11-23 21:23:48) |
14.なんか色々詰め込み過ぎちゃったね~。これ、原作とかなーんも知らないで見たら、眠くなってしょうがない映画だと思う。 【ネフェルタリ】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-11-22 22:27:01) |
13.《ネタバレ》 原作は好きなんですが・・・微妙。過去と現在が入り混じった話の展開も理解するのに少々時間がかかり江角の棒読みの台詞で現実に引き戻され、気がついたら終わっていた気がします。オダギリ、蒼井と好きな役者がでていたのになー。んー残念。 【あるまじろ】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-11-10 17:00:11) |
12.こ、これは、、、ワールド・アパートメント・ホラーの悪夢再来か?いやまぁ確かに雰囲気は悪くはない。が、しかしあまりに?なシーンが多いので、とても大衆受けはしそうにない。ぬいという女が話の主軸になってるが、そやつはとにかく「動く疑問符」である。ぬいが喋り、動くと、虫ではなくて見てるこっちは疑問符が湧いてくる。なんなんだこいつは?いつのまにか僕の周りには?が大量に飛び回っている。今回もまた大友さんは脚本に絡んできているが、いっそのこと脚本はまるまる他人にやらせた方がいい。原作のコミックはアニメ化もされてるそうだが、そうなると尚の事、実写でやる必然性がよくわからない。アニメでやった方が絶対評判はいい。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-10-28 04:44:55) |
11.う~ん、期待ハズレ..物語として何とかぎりぎり理解出来ましたが..監督の指向なのか、あまりにも物語が平淡で、想像よりかなり盛り上がりに欠けるものでした..時系列を入れ替えたストーリー展開も悪くはないのですが、あまり効果がなかったように思えます..原作を知らないので、何とも言えませんが..2時間程度の映画では上手く消化しきれなかったのかな... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-10-22 14:40:46) |
10.長編には不向きな原作と、テク重視の監督、良くも悪くも独自の世界観を持つ主演オダギリ、と、危ういバランスの上に出来上がってしまった「蟲師」な訳だが…やはり面白くなかった。危惧したとおりの不安定感。個人的に原作のファンゆえに、思い入れも、ある。しかしその「思い入れ」を無視してみても、楽しめない。原作ファンの観点から言わせてもらうと、「架空っぽい日本・架空っぽい時代」という設定を、キチンと守ってほしかった。もうひとつ原作ファンっぽい嫌味を言わせてもらうなら、ギンコや虹郎は、まぁいいとしても、あの淡幽(原作はかっこいい)は違う!と、思った。いかにも原作ファンっぽい狭量なコメントを残しつつ、残念。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-10-18 00:36:12) |
9.雰囲気は良かったけど、肝心の物語が弱すぎて退屈だった。 映画の長尺に耐えられるだけの本筋を用意せずに雰囲気だけに頼った作品作りになってしまっている。 素材がいいだけに非常に残念な作品。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-09-09 06:33:30) |
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8.《ネタバレ》 蟲師の世界観を見事に映像化したと思います。 科学力が発達した現代と自然が周りに溢れ蟲という人間からは未知な存在が普通にいた時代との過渡期をうまく表現できたと思います。 しかし、肝心の話が色々と盛り込みすぎたためにぼやけてしまったのは残念。 各ストーリーは良かったのでもう少し絞ればもっと観やすかったと思います。 【寺 梅斗】さん [映画館(邦画)] 4点(2007-08-25 05:53:34) |
7.良いところを見つけようとしている内に終わってしまった。蟲師、いい題材じゃないか、大友よ。でも、つまらなかったよ。退屈だったよ。オダジョーも蒼井優も出ているのに。なのに何故、つまらん?その理由すら見つける気にならなかった。制作中はあれだけ話題だったのに…。 【ParaP】さん [映画館(邦画)] 2点(2007-07-30 01:56:24) |
6.《ネタバレ》 原作未読。蟲に対する説明もほとんどないままドンドン淡々と進む物語は起伏が無くて盛上らなかった。蟲も害ある蟲ばっかりで、良い蟲などもいると思うんだけど(いなかったらスマンです)紹介して欲しかったな。もっとエピソードを絞ったほうが良いと思った。主役もヘタレで存在感が無く蟲に食われてますね。ただ、人が行かないような山の中までロケハンして決めた自然や美術だけは素晴らしかった。 まぁこれだけは言える。大友よ、本職に戻れ。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 3点(2007-04-21 01:01:38) |
5.原作のもつ幻想的な世界観がうまく映像化されていて良かった。ただ、ストーリーがあまりに淡々としていてちょっと退屈。また、主人公の生い立ちを語るのに時間を取りすぎていてそこだけ間延びしてる感じがしたので、どうせならそれはヒミツにしといて謎めいたキャラのままの方が良かったのでは?と思った。 エンターテインメントとしてはやや不満の残る出来でした。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 3点(2007-04-14 20:41:01) |
4.あの名作コミック×大友克洋監督ということで期待していましたが、どの側面から見ても残念な結果になってます。映像の美しさも期待していたほどではなかった。 【馬】さん [映画館(邦画)] 1点(2007-04-10 15:46:01) |
3.原作の漫画を知ったのは、もう6年くらい前になるだろうか、それから1年に1回のペースで単行本が出ているのだが、いつもふと書店に立ち寄った時に偶然発刊しているのを見つけるという、個人的に不思議な関係性を持つ漫画なのだ。 作品の世界観自体もとても独特で、「蟲」という異形のものにまつわる物語が、水のように、風のように流れ込んでくる。ストーリーは主人公・蟲師ギンコのひたすらな旅と共に展開されていくのだが、読者もその旅を共にしているような感覚を生む。 漫画の映画化がもはや蔓延化している今、この漫画が映画化されるのは必然と言えよう。が、だからこそ「映画化」に一抹の不安を覚えたことも事実。 初めて実写映画のメガホンをとる大友克洋、今や映画俳優の先陣をきるオダギリジョー、蒼井優の共演というとても魅力的な要素があったとしても、その不安は拭えなかった。 そんなわけで観た映画だったのだが、結果としては満足できるものだったと思う。 美しい映像感覚は原作の雰囲気を感じさせたし、巧いキャスト陣は特異な世界に見事に息づいてみせた。 独特の間を持つ原作なので、実写に転用した際に少々間延び感は出てしまっている気はするし、ラストの顛末に少し尻すぼみな印象は残ったが、それもこの原作の“リズム”からすればアリなのかとも思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-04-06 16:31:55) |
2.設定がイマイチ飲み込めず。この手の雰囲気は好きですけど、原作知らない人が観るには厳しい感じ。安易な娯楽作にしろとは言わないけど、もう少しわかりやすく作ってほしかったかな?でも蒼井憂可愛いので許す。 |
1.◆新しい映画だと思う。この映画はストーリーを追う映画ではなく、その背景や景色を見る映画なのだ。内容に意味が無かったり、脈絡が無かったりしても、そのことさえ意識してみることができれば決して悪い作品ではない。その意味では、この作品は一回目でストーリーを追い、二回目に景色を見る、という二段構えで見る映画なのかもしれない。◆しかし、そのことを理解したうえでも、やはりこの作品はお勧めできない。映画は自分の伝えたいことを伝えるものではあるが、同時に受け手を楽しませるエンターテイメントの要素も兼ね備えてなければならない。長い上映時間と無駄なカット、意味のわからない脚本や用語は明らかに客を飽きさせる。たとえ背景を見せたい映画だとしても、観客の興味を失わせてしまうことは映画を媒介手段としている限りは許されない。◆これほど時間が長く感じた映画は無い。まず、無駄なカットを編集することから始めてもらいたい。4点を献上させていただく。 【もりたろう】さん [試写会(邦画)] 4点(2007-01-30 04:03:58) |