6.「存在とその消滅」という括りで寄せ集めたエピソードの集積というだけであまり効果的とは思えない。 個人的には、ちょっとしたトラブル(原稿が見付からない)に余裕で対応する周囲という描写が一番印象的でした。 ああいったノウハウを自然と身に付けているってのが、生きてきたんだな~としみじみさせられる。 【カラバ侯爵】さん [DVD(吹替)] 4点(2007-08-10 02:17:52) |
★5.《ネタバレ》 劇場の舞台上とその裏側を描いた作品。 チャックの死から所々登場する、死に関わる天使の女性などにより、 前編幸福感やユーモアにあふれた作りながら「死」について考えてしまう映画でした。
後で知ったんですが、監督の遺作ともなっていたようで、それを思えば、 監督自身のメッセージ溢れる作品となっているように思います。 私には、「人生は素晴らしい。」と。
しかし、素敵な作品なんですが、個人的にあまり馴染めなかった作品です。 歌などメッセージ性の感じられる作品ですが、字幕のため、字を追わなければならない事がマイナスになってしまっているように思います。
ジョージアのCMの方(おじさん)も出演していますよ。 【コショリン】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-29 16:13:49) |
4.人生の終わりに涙はいらない。しんみりするより笑顔でサヨナラしようぜ、とでも言いた気な作品でした。職人芸的な小粋さが心に沁みる。素敵な作品をありがとう。アルトマンに哀悼の意と精一杯の笑顔を贈ろう。 |
3.素敵なカントリー・ミュージックに包まれた一夜の群像劇。昔の「ハード・ボイルド」(のパロディ?)テイストを織り交ぜながらの展開は、ストーリーらしいストーリーはないものの、「死」をキーワードにしながらも明るいタッチの描写で、後味も悪くありません。ラストは観客に自由な解釈をしてくれというところでしょうが、個人的にはもう少し判りやすくして欲しかったですね。 かっちりしたストーリー性を求める人には決して薦められませんが、カントリー・ミュージックが好きで、ちょっとほのぼのしたい人にはいい作品でしょう。 【はやぶさ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-23 23:28:24) |
2.アルトマン作品は今まで『ゴスフォード・パーク』くらいしか観たことがないので偉そうに語る口は持ち合わせていないけれど、やっぱり群像劇は面白いなぁ。登場人物が入れ替わり立ち代り出てきて、みんなそれぞれにドラマがある。巨匠には失礼ながら三谷幸喜作品のノリを思い出してしまったけど、三谷作品と大きく違うのは登場人物たちの「人生の重み」。今日が最後の舞台という設定も作品に重厚感を与えています。最後はちょっと甘くほろ苦く、余韻を残しながらフェードアウト。しびれます。スケールの小さな作品なんだけど、こういう映画は大好きなので大甘で9点。 【denny-jo】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-05-14 23:51:38) |
1.ロバート・アルトマンの遺作。八代亜紀が大好きな(!?)トミー・リー・ジョーンズ以外の豪華俳優達に吹き替えで歌わせることができるのはアルトマンぐらいだろうねぇ。みんなの演技が自然な感じがしてたし内容は明るいものの「死」というものを見事なぐらいにストーリーに絡めていました。ケヴィン・クラインが「ピンクパンサー」ばりに笑わせてくれるので聞いて楽しんで見て楽しんで。見た後、なんかいい気分になってる自分がいました(笑)bad jokeと音マネおじさんは必見です。 |