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新・座頭市物語

[シンザトウイチモノガタリ]
1963年上映時間:91分
平均点:7.21 / 10(Review 14人) (点数分布表示)
公開開始日(1963-03-15)
アクション時代劇シリーズもの小説の映画化
新規登録(2004-01-13)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2023-07-26)【イニシャルK】さん
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監督田中徳三
助監督土井茂
キャスト勝新太郎(男優)座頭市
坪内ミキ子(女優)弥生
近藤美恵子(女優)お新
真城千都世(女優)おきぬ
河津清三郎(男優)伴野弥十郎
丹羽又三郎(男優)奥村紀之介
中村豊(男優)馬造
須賀不二男(男優)安彦の島吉
遠藤辰雄(男優)三五三吉
舟木洋一(男優)為吉
水原浩一(男優)多七
杉山昌三九(男優)山田靖之助
伊達三郎(男優)安蔵
南條新太郎(男優)建部主馬
武智豊子(女優)お茂
南部彰三(男優)神田陣八郎
東良之助(男優)真壁の浅右衛門
尾上栄五郎(男優)与四郎
高倉一郎(男優)神田欽吾
玉置一恵(男優)寺尾元彦
浜田雄史(男優)辰助
沖時男(男優)猪之助
春日清(男優)森屋市左衛門
細谷新吾(男優)
藤川準(男優)旅篭の亭主
福井隆次(男優)笹之助
志賀明(男優)丑松
木村玄(男優)宇吉
高森チズ子(女優)
原作子母沢寛
脚本犬塚稔
音楽伊福部昭
撮影牧浦地志
企画久保寺生郎
配給大映
美術太田誠一
編集山田弘
録音大角正夫
照明古谷賢次
その他IMAGICA(現像)
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1
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14.私にとっては、連想ゲームのおばちゃんのイメージしかない坪内ミキ子氏、必殺シリーズの地味なイメージの須賀不二男氏が実にいい味だしてますねぇ。以降の自分の人生を諦観した座頭市ではなく、ひょっとしたら堅気の道に戻れるのではとあがく姿が新鮮で魅力的でした。
代書屋さん [インターネット(邦画)] 8点(2024-11-15 18:17:04)
13.《ネタバレ》 剣もバクチも無類の強さを誇りながら、普段は朴訥とした佇まいで周囲をケムに巻いている、この座頭市というヒト。こういうのが一番の悪人だろう、とか思っちゃうのですが、この第3作はあまりそういうイメージではなく、どうも本気で女性に惚れ、本気でカタギになろうとしているらしい。どう転んだって、勝新が誠実であるようには見えないんですが、それはさておき、そういうオハナシ。
しかし、いろいろと過去の因縁を抱えているもんで、簡単にはカタギになれない。それでもなろうとすれば、結果的には誰かが犠牲となる。こういうヒトは宿命として、決してカタギにはなれないんですね。
割と座頭市の個人的な部分にスポットが当たっていて、かつての師匠なんてのも登場します。まあ、これがロクな師匠じゃなくって。昭和残侠伝シリーズの池部良が親分に恵まれてないようなもんですかね。
この作品ではどちらかと言うと、普段の朴訥とした雰囲気が素の座頭市で、止む無く戦いに臨まざるを得なくなる、という展開。ある意味、まとまりの良い作品になってます。ニヒルさは座頭市よりも、彼をつけ狙う男(須賀不二男)の方に漂っていて、悪役顔が見事にキマってます。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-04-21 09:28:02)
12.《ネタバレ》 20年以上前に10作品以上見た記憶だけは残っていて、私のイメージでは「関所破り」が最高傑作だと思っていましたが、初カラー作品である本作3作目はやたらと素敵でした。続けて見た4作目(座頭市兇状旅)もなかなか良かったのですが、本作「新・座頭市物語」のほうが頭一つ抜き出ていたと思いました。

深い感銘を受けたのはきっと私自身が年齢を重ねて感受性が変わったためだと思われますが、しかし大人になって冷静に見返してみると、本作や次作(座頭市兇状旅)ではやたらと市の心情を表現したシーンが多いことに気づきます。勝新が監督した89年版のメイキングでも女の子にしきりに感情指導していましたので、おそらく勝自身が”哀しき孤高の盲目ヤクザ”の内面を演じたかったのでしょうか。とにかくこの心情表現が素晴らしい。

ベタな展開ながら師弟関係(河津清三郎)と天狗党の一件も非常に面白いし、師の妹(坪内ミキ子)に惚れられる展開もシンプルで良いです。なんだかんだと市はよくモテます。因果応報で安彦の島吉(須賀不二男)に執拗に追われる展開も綺麗な結末を見せるし、その後の市の心情を揺さぶる流れもよく出来た展開でした。兄の本当の姿を目撃して見せる弥生の表情も素晴らしかったのですが、極悪人である兄が死に、その兄を斬った市も去って行く流れは少し可哀そうではありましたね。

さりげないシーンですが、幼馴染みに「イチタさん」と呼び止められます。おそらく座頭市の本名が判明する唯一の回ではないでしょうか。
アラジン2014さん [地上波(邦画)] 8点(2024-03-21 17:26:22)
11.一作目は平手造酒がいて天保水滸伝の時代。これでは天狗党が絡んできてずっと幕末も押し詰まったころの印象があって、時代的に見てどうなんだろう、そう不自然でもないのかな。よくわかんない。市が周囲にロウソクを立てて居合いをし、順番に斬れ落ちていき、居合いのわざよりもそれで暗くなるのがいい。師の娘坪内ミキ子は18歳ということになっている。カタギになります、地道な暮らしを立てます。とカタギに戻ろうとするアウトローが、でも戻れないというお話の設定。いいのは仇と狙う須賀不二男。やられる覚悟で市に向かう男気、カタギになろうとしている市を見てサイコロ勝負、半だった目をそっと四六の長に変えて「運のいい野郎だ」とか言って去っていくの。それだけじゃないんだけどね。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 7点(2013-12-16 09:55:53)
10.《ネタバレ》 座頭市の師匠が登場、その妹の弥生が市に惚れて、市も弥生のために堅気になると誓う。兄の仇をとるべく市の命を狙う安彦の島吉にも市は刀を捨て、手をついて謝るし、弥生も必死に許しを請う。「私も一緒に斬られます」とまで言っている。座頭市・純愛編といった感じ。二人に負けた島吉の優しさにも感動。十数人を相手にした太刀回りも見事だったと思うし、師匠であり、愛する弥生の兄でもある人を斬らなきゃならない市のつらさも伝わってきた。「市はやっぱりこんな男でして…」切ない。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-11-06 12:01:39)
9.《ネタバレ》 「座頭市」シリーズ3作目で初のカラー作品。初期作品とあってかまだそんなに派手な殺陣シーンはないが、その分、市の内面の描写がしっかりとしている。市がヒロインに求婚されて本気で堅気になろうと決意する展開はどこか「男はつらいよ」シリーズの寅さんのようではあるが、このシリーズではちょっと珍しいし、市を兄の敵と狙う男がそれを知ってわざと賭博で負けるのもべたではあるが、ちょっとウルッとくるものがある。剣の師匠(河津清三郎)を倒した市がその妹であるヒロインに「やっぱりこんな男です。」と言い残して去っていくラストシーンも切なかった。ただ、この剣の師匠の人物描写が浅く、ラストの対決もここがもっとしっかりとしていればもっと違う印象になっていたと思うし、ドラマとしても深みがあるものになっていたのではないかと思うと少々残念な気がする。とはいえ、久しぶりに見る座頭市(そういえば大映の時代劇もかなり久しぶりに見た気がする。)で、全体的にはなかなか楽しめた。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-02 01:40:58)
8.《ネタバレ》 カラーになっても影の見せ方が綺麗、いっつぁんの三味線にシビれる三作目の座頭市。
90分ちょいの話だが、濃厚で無駄なシーンは一つもない。というか、足りてない気がする。居合の師匠がどんな人なのか、兄妹の関係性はどうなのかとかの掘り下げがあれば、もっと深味のある一本になってた筈。
二人の恋はいつの間に盛り上がってたのか知らないし、魅力的なヒロインとも思えないが、女のために生まれ変わろうとするいっつぁんは情けなくも人間臭く男らしい。それでも結局は大暴れ。なんたって、市はこんな男ですから…。切ないぜ。
すべからさん [インターネット(字幕)] 7点(2009-05-10 00:21:55)
7.第一作を見てしまうと、後続作品を見たときの感慨が薄れてしまいますね。そこが「男はつらいよ」と違うところでしょうか。。。
くろゆりさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-05-05 15:52:32)
6.第3作、初カラー作品。
市が居合いを教わった師匠と戦い、
その妹「お嬢さん」に求愛されるんですね。
そして舞台が、茨城だ。ブラボー

戦わねばならぬ宿命を嘆き、
去っていく市の後ろ姿。。
過去シリーズは4、5本観たが、
この作品では後と違い内面の描写があった。
しかし今観ると寅さんのようで…
いやなんでもない、やはり居合いのシーンはたまらなく息を呑むかっこよさです。

ただ昔の娯楽作品、時代劇等に共通するように、
時間が90分と短いこともあってか、
特に師匠の過去から現在に至るまでの変化に関する描写が浅く、物語の深みを削ってはいるなと思った。

映像は、市の寂しくも哀しい人生を表すように陰影があって、カラーの色味も綺麗だった。
祥子さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-13 13:10:02)(良:1票)
5.初期の座頭市シリーズは市の過去を掘り起こすようなエピソードが物語の中心だった。これもそのひとつ。シリーズの最初の二作の色を引きずりつつ、でも一方で後の娯楽路線の可能性とも両立させている。その分新鮮味はないけど、安心して見られますね。
いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-06-18 22:54:13)
4.《ネタバレ》 シリーズ第3作。ヒロインの求婚が若干唐突に感じて入り込みにくいが、それ以外は、賽の目で見せる男気とか、なかなか観ていて面白い。あまり殺陣シーンがないのでその分地味めではある。
MARK25さん [DVD(邦画)] 6点(2007-01-08 22:51:21)
3.《ネタバレ》 第3作。見る前は全然期待してなかったけど見てみるとシリーズでも最高クラスに面白かった。恋愛中心で市と対決するのがヤクザじゃないのも珍しい作品だと思う。失恋してすぐ旅立とうとする市が「男はつらいよ」とたぶって見えた。あとなんと言っても坪内ミキ子がかわいい! まだデビューまもない頃でほんと初々しい。珍しく善人役の須賀不二男も印象的。
バカ王子さん [DVD(邦画)] 9点(2006-04-10 23:39:44)
2.《ネタバレ》 勝新、座頭市の3作目にあたる最初のカラー作品!座頭市の親分との最後の戦いを遠くから見つめるお嬢さんの姿が何とも痛々しく感じられました。戦いを終えて、お嬢さん、わっしはこういう男です。と去っていく勝新の後姿が哀しくもあり、またかっこよくもあり、けど全体的に一番最初の作品と比べると前作同様、落ちる出来という印象!それでも結構、楽しめたし、たけしの座頭市なんかよりもずっと良いし、近年のどうしようもなく駄目な時代劇よりはずっと良い!残りの座頭市シリーズも全部、観たくなりました。
青観さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-09 22:11:44)
1.お、この作品の舞台って茨城じゃないか!茨城出身者としては、なんか嬉しい。子供のころ、歴史上の人物で自分と同じ苗字の人を発見した感じ。なんて話はいいとして、「座頭市」シリーズ三作目、市を仇と付け狙う島吉がいい味出してます。ただ、これもプログラムピクチャーとしての時間的制約のせいかもしれないけれど、市の剣の師匠の人物描写をもっと掘り下げて描写してくれたら、もっと物語に深みが出たんじゃないかなあと思います。
ぐるぐるさん 7点(2004-01-14 18:13:58)
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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 7.21点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6214.29%
7857.14%
8321.43%
917.14%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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