★9.《ネタバレ》 いつものイーストウッドって感じは受けなかったんですけどディカプリオは熱演! イーストウッドの映画って淡々とした中にも底に流れる信念やヒューマニズムや 深い愛情が感じられるんですけど・・。 それにしてもディカプリオ、アカデミー賞に無縁ですねえ。 いつか取ったときに、シャーリー・マクレーン→芥川賞受賞者のように もらって当たり前、って言うのかな? ブラピと比べて、作りすぎ、って評論家さんが書いてましたが、 ホント、演技の評価って難しいですねえ; ナオミ・ワッツ、老け役も無難です。 トルソンとの長い愛情・・家族的には恵まれなかったなかで深くうなずかされるものがありました。 【AKO】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-02-07 11:40:19) |
8.《ネタバレ》 フーバー長官の人生が血気盛んな若き時代と成熟した年輩の時代の同時進行で描かれていました。メイクを施し二つの時代を見事に演じ分ける名演を見せるレオ様。淡々としたイーストウッド節は影を潜めていましたが当時の時代背景と共に味のあるドラマが展開されていました。フーバーと部下の同性愛描写は目も当てられませんな。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-02-07 00:54:41) |
7.《ネタバレ》 FBIを作り上げ、画期的な科学捜査を導入し、今日のような強大な組織にしていく、とフーバーの年表をたどるだけの映画をイーストウッドが撮る訳が無いとも思っていましたが、いやいや、見応えのあるフーバーという一人の人間のドラマでした。 晩年の彼が自伝の口述をする。その度に作品は若かりし頃の彼へと移動していく。その度に彼の口からはFBIを創り上げていった自身の活躍が語られていくのですが、最後の最後で実はそれは違う・・・。という事実が生涯を共にした男の口から語られる。 同性愛者であることを匂わせマザコンであるとも言えるでしょうか。違法すれすれの情報収集やフーバーのファイル、キング牧師への脅迫の手紙など、表の姿と一般国民には見えることの無いウラの姿が、FBIを創り上げ50年近くもそのトップの座に君臨した強さと共に弱さが描かれる。 一人の男の伝記ものでもあり、フーバーを通して見せる人間が併せ持つ表の顔ともう一つの顔。(こちらが実像か・・・)そんな複雑な男を演じる主演ディカプリオの熱演も見応えがありました。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-02-06 17:53:52) |
6.《ネタバレ》 アメリカの史実がよくわかってないと内容を理解するのが難しいかもしれない。全体的に淡々とみせられてる印象で観ているこっちもフーバー長官の内面をいまいち感じ取ることができなかったです。 【しっぽり】さん [映画館(字幕)] 4点(2012-02-04 14:24:13) |
5.とってつけたような特殊メイクは残念。当時のアメリカの状況を知らないとあまり楽しめないかもしれない。「市民ケーン」へのオマージュが所々に感じられたが、一人の一生を時間軸をずらしながら追いかけていくという手法は、考えてみると市民ケーンそのものだ。しかしフーバーの描き方は誰がどう見ても表面的なものに写る。イーストウッドが描きたかったものはフーバーというよりも、当時のアメリカなのではないか?リバタリアンのイーストウッドらしく、フーバーの強烈な自由主義(とそれに伴う弾圧)とそれが修正を迫られていく過程はアメリカの盛衰を思わせるものがある。しかしそれにしても見所が少ない。時間軸操作も、あれほど複雑なものはイーストウッドは不得手なのではないか? 【Balrog】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-02-03 10:46:52) |
4.フーバー長官の人生を表面だけをなぞったような映画。内面に踏み込むことなく、伝記物語でも読んでいるような単調な印象を受ける。オリバー・ストーンなど社会派映画を得意とする監督に撮ってもらいたかったところ。 【カワウソの聞耳】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-02-01 21:17:41) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 アメリカFBIの今日の組織を築き上げたフーバー長官の回顧録の裏話。国家に敵対する組織根絶を大義名分として、強固な組織にFBIを仕立てるために、自分の意のままになる人材を集めた。時には大統領の弱みさえも武器にして。独立した権威を作り上げるためには虚栄心が欠かせなかったのだろうか。 【cas385】さん [映画館(字幕)] 4点(2012-02-01 17:08:17) |
2.本国で不評と聞いてあまり期待せず鑑賞したら結構面白かったです。 ただ社会派、同性愛ものと考えると日本人に受けることはないと。 当時のアメリカのバックグラウンドをある程度知らないとついて行けなくなる部分も多少あります。 でもやはり、エドガー・フーバーという男の人物描写に関してはさすがイーストウッドと言わざるを得ません。彼独特の陰影を巧みに使った撮影方で上手くフーバーの裏表、本音と建前を表現していたのが印象的で、レオナルド・ディカプリオの熱演に、より一層の深みを与えていました。あとイーストウッド作品で注目するは彼自身が担当している音楽です。どことなく哀愁漂うメロディは強力な権力を手にしたフーバーの孤独や寂しさといった人間の本質的な部分を表現していたのではないでしょうか?さて主役のディカプリオですが、今回もアカデミー賞受賞とはならず、しかも今回は前評判に反してノミネートすらしてもらえないという屈辱的な展開でした。確かにこの作品は伝記、同性愛、特殊メイクという見え見えのオスカー狙い、更に去年の「英国王のスピーチ」におけるコリン・ファースの役どころと若干被る部分もあって選定側としてはこの役で受賞させたくないという気持ちもあったのかも知れません。でもさすがにガン無視は酷過ぎだと思いましたね。まぁでもディカプリオは若く、年々その演技にも渋みや深みが備わってきて、まだまだ伸び代が沢山ある俳優だと信じています。オスカーが俳優のゴールだと本人もファンも思ってないでしょうが僕は是非彼には一度と言わず、2度も3度もオスカーを手にして欲しいと思っています。 【関白宣言】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-02-01 13:41:45) |
1.《ネタバレ》 ほかに観るものがなかったので、ディカプリオ主演という理由だけで予備知識無しに観ました。実話なのかもしれませんが、びっくりするぐらい面白くないです。偉人伝みたいなものかもしれませんが日本人が観てもあまりピンとこず、ヘタすればただのホモ映画です。 【アフロ】さん [映画館(字幕)] 4点(2012-01-31 03:48:55) |