6.《ネタバレ》 ウイルス感染でなく放射能の影響でゾンビが増える、というのが私には新鮮でした。噛まれても感染はしないのね~、しかしゾンビの首輪が実用化に耐えられるレベルじゃなかったり、口枷くらいはめておけよ!というツッコミは止める事ができません。車運転シーンの背景合成っぷりに噴いた。主人公ティミーは可愛いようで可愛くなく、ママも世間体を気にするばかりの駄目な人。で、途中このママが唐突に「普通のいいママ」に変わってるのがよくわかりませんでした。色々と設定や描写が不条理で、ツッコミだしたらキリがない…けどまあ多分いいのでしょう。グロい部分はかなりきちんとグロいので、いたいけな子供やおばあちゃまが出演してるところにちょっとドキドキしてしまう。 【えむぁっ。】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-09-01 05:32:04) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 ゾンビと人間が共存するずれまくった世界観のゾンビ映画です。ずいぶんとシュールなのですが、ホラーコメディの枠を使った風刺映画なのか、もしくはファミリードラマで感動させようとしてるのかわからないが、ストーリーはカオスティック。緩やかで緊張感がない中でバタバタと人が死んでいくのに、それをたいして気にしない人々…なんなんだこれは?思いつきでいい加減に作ってみたらそこそこ面白くなっちゃったようなテキトーなさじ加減にクスクス笑ってしまいますが、なんかモヤモヤしてしまいます。お前らそれでいいのかっ!? つまらない原題をこんなお茶目な邦題にした人はなかなか偉い。『ファイド』じゃ、手にも取らなかっただろうな。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-15 23:43:11) (良:1票) |
4.予告編で展開された原色でウキウキな世界がゾンビという「支える存在」「労働力」によって支えられ、特権的に人間は楽しく暮らしているのです。しかしいったん制御できなくなると、人間とゾンビとの境界は脅かされ、家族でも恋人でも冷酷に脳天を割らないと己は生きていけないのです。そして躊躇すると死ではなく奴隷化されるゾンビになるのです。さぁぁ、、あなたはどうする?ということでしょうかね?ゾンビを「人種」や「階級」「非正規雇用」とでも置き換えると解りやすいかしら?でもホラー系苦手な私にはちと難しかったです。ゾンビがジョニデあたりでラブスト系に流れたら理解できるかも・・と思ってしまう自分の不適応を反省するばかりです。。。 【グレース】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-05-24 20:03:54) (笑:1票) |
3.《ネタバレ》 変わったゾンビ映画。残酷なシーンは、人を食べるという「ゾンビとしての符合」を最小限表す程度の描写にとどめられており、製作者の意図がホラーとしてのゾンビ以外にあることは間違いない。「ゾンビは生きてるの?死んでるの?」との少年の問いかけがこの映画の主題で、ゾンビ=死ではなく、ゾンビもひとつの生の形?であるとして映画は進行されている。ただ、そのことを善としているわけでもなく、結局は「生と死をちゃんとわけないと問題が起きるぞ」と言いたいのかもしれない。昨今の医学の進歩で脳死という、生きてるのか死んでいるのかという論争が日本では起きた(今は死んでいるということでかたづけられたが、本当はそうではなく、受け入れられない家族も多いはず)、今後の科学と医学の進歩を揶揄しているのであろう。舞台設定が一昔前の幸せ、豊かなアメリカンファミリーで、ノスタルジックな雰囲気がいい。 現代のような複雑な医学科学環境がなかったあの時代でも「みなさんそのほうが幸せだったでしょう?」とそう問いかけているのだろう。 【小鮒】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-05-11 06:50:05) (良:1票) |
2.ゾンビがただのモンスターではなく、あからさまにメタファーとして描かれてあるので、その点でロメロの意志を正確に受け継いでいる作品ではないかと。同ジャンルの「ショーンオブデッド」なんかはそこが物足りなかったので、私はこっちの方が好きかな。でもその分完全な風刺映画になっちゃってるので、単純なバカ映画としての面白味が足りないと感じるかも。 |
★1.《ネタバレ》 もともとはロメロゾンビ登場以前は、ゾンビって人間に従順な奴隷のようなものだったらしいですが、今回は人肉を食らうロメロゾンビを基本にしながらも、特殊な首輪を付けると大人しくなり、奴隷やペットみたいにできるという、今までになかった発想がとても面白いです。ただ怖いとか面白いだけじゃなくて、色んな社会風刺も込められてるのがよく分かりました。劇中では、ゾンビが一家に1人いるのがステータスらしいですが、私はタダでもいりません(笑) 【かすお】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-17 13:52:11) |