15.《ネタバレ》 デトロイトの刑務所にて仮釈放の審査を巡って対峙する定年間近のベテラン管理官(ロバート・デ・ニーロ)と放火犯の囚人(エドワード・ノートン)。そこへ割り込んでくる囚人の妻(ミラ・ジョヴォヴィッチ)との三角関係を通じて「信仰とは何か」というテーマが徐々に浮き彫りになっていく。とても宗教色が強くて寓話的なストーリーなのでかなり取っ付きにくい作風ではあるものの二人の演技派俳優の応酬には思わず見入ってしまった。魔性の魅力を持つ囚人の妻の誘惑によって上辺だけ塗り固めてきた今までの信仰を引き剥がされていく管理官と、刑務所内での殺人を目撃した事をきっかけに妻と距離を置いて本物の信仰に目覚めていく囚人との対比が面白い。長年まじめに働いて教会に通い続けても真理に一歩も近づけない者もいれば、突然に俗世の価値観を超越した啓示の様なものを経験して悟りに至る者もいる。結局のところ“自分にとっての戴くべき神”を見出せるかどうかはそれぞれの心持ち次第であり、それまでの品行や置かれている境遇なんかにはまるで意味がないって話なんでしょうねぇ。 【オルタナ野郎】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-03-23 23:57:36) |
14.《ネタバレ》 デニーロ、ミラ、ノートンという出演者で観て見たけど、最初のシーンから結構「?」で(何を言いたかったのかナ)後半も宗教色?が強くなってきて、なんだかな~的印象でちょい物足りない。そんな感じでゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-12-16 13:36:26) |
13.《ネタバレ》 デ・ニーロとミラが好きで何の前情報も無しに観てみたら、重いこと重いこと。でもその重さにうんうん唸りながら堪能するデ・ニーロも悪くない。特定の宗教を持たない自分は、この手の映画を観る度に「宗教は果たして人を救うのか?」という疑問が浮かぶ。救われたように見えるジャックでさえ、結局は非常に危うい位置にいるように思えてしまうのだ。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-01-25 03:48:19) |
12.《ネタバレ》 何これ!? 神、哲学、宗教など終始漂っている映画はオイラにとって退屈な1時間45分でした。 内容、オチもイマイチ、イマニですな~ 4人の役者は、とても良い演技だと思うんですが… 特にノートンはいいな~、ただ役柄が「アメリカンヒストリー」と少しダブってるかな。 C.イーストウッドの後味が悪い映画って感じ。 【狂童】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-12-10 23:40:13) |
11.《ネタバレ》 デニーロ、ノートンのクライムサスペンスと聞いて期待して観たのだけれど、宗教的、哲学的な内容に理解ができず、全然楽しめなかった。ストーンが突然、神の啓示で人間が変わるのも、厳格だったジャックがすぐにルセッタと寝るのもなんだかおかしい。ラストもこれで終わりって感じだし。もっと単純に楽しませて欲しい。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 3点(2012-07-21 16:03:19) |
10.《ネタバレ》 「人生に首根っこ押さえられたか」ジャックに放たれたストーンの言葉が胸を抉ります。チンピラに見透かされる屈辱。でもジャックにはどうする事も出来ません。図星だから。自分でも薄々分かっていた事だから。自分の中に生きるための“基準”が無いこと。そんな空虚な人間が、偉そうに罪人に指導する滑稽さ。気付いてしまったら、もう元には戻れません。彼は絶望したに違い有りません。終着点が見えてきた残りの人生、このまま逃げ遂せたかもしれないのに。ところが最終18番ホールにきて、アドレスにさえ入れぬ大醜態。そんな時、彼の耳に聞こえてきた神の音叉は、ハエの羽音。ジャックはこれから自身の“基準”を手に入れるつもりでしょうか。これは痛い物語でした。ジャックが陥った“熟年男性の危機”は、他人事とは思えぬリアリティを持って自分の心を捉えました。仕事と家庭。積重ねてきた“真実”の価値に自信が持てるかどうか。そういう意味では、紛い物だろうとペテンだろうと、基準を手に入れたストーンは間違いなく強い。羨ましいとは思いませんが。実際に人生の土壇場で躓くとしたら、きっとこんな“小石”なのだろうと思います。今のうちから、足腰をしなやかに鍛えておかねば。くわばらくわばら。宗教色が強いため、自分にとっては少々敷居が高い作品ではありましたが、本筋は実にオーソドックスなヒューマンドラマであったと思います。ミラが予想外に上手くてビックリ。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-10 20:14:16) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 もっと下世話な映画を期待してたので、宗教色が強い内容にはげんなり。特にほとんど良心を持たなかった服役囚が、あからさまにインチキくさい宗教に出会うことによって、「啓示」を受け内面的に変化していく内容にはうんざり。 宗教国家のアメリカならしかたないけれど、最近は日本までこういったスピリチュアルと称する屁みたいな戯言がもてはやされ、逆に信じ無い方が貶められる雰囲気にはいい加減うんざり。 芸能人を食い物にするインチキ占い師とか、いつまでも「尊師」の教えから抜けれない元信者とか。「目に見えないもの」を100%否定するつもりはないけれど、99%くらいはインチキだと思われ。 この映画見て、感じちゃった方、餌食にされる可能性大きいんで十分ご注意をw 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 1点(2012-06-20 14:22:58) |
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8.宗教色が強くてちょっと・・。ただ、ミラ嬢はお美しいです。 【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-03-14 22:18:12) |
7.《ネタバレ》 どんな話か全然知らずに見たが、思っていたよりは良かった。 宗教のことはよくわからんがね・・・ 【虎王】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-19 13:32:13) |
6.《ネタバレ》 豪華なキャスティングの割りには、非常に地味で淡々と進んでいく作品。テーマは重いですね。 2人の男の精神的な変化が劇的過ぎるような気もしますが、この一見対照的な2人が実はともに振り返りたくない過去を引き摺っていて、ルセッタという魔性の女によって思うままに操られてしまうというところを考えれば、意外に納得させられてしまいます。2人の男とも、実は弱く、頼るものなしには生きていけない人間なんですね。 そして、忘れてはいけないのはジャックの妻マデリン。2人の男と1人の女の物語のようでいて、ジャックの荒れた心を宥め慈しみながら、自らの心の崩壊を信仰心で押し留めて生きて来た彼女の人生の在り方も、この作品の大きな要素であることは間違いありません。 程度の差こそあるにせよ、誰の人生にも投影できるテーマ。佳作です。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-10-23 02:04:04) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 全体的に地味で、サスペンスな展開があるわけでもなく、しかも暗いエンディングでとても大衆受けするような作品ではないですが、鑑賞しながら様々な思いや示唆が巡る、奥深い秀作だったと個人的には思います。ジャックがストーンに初めて出会う場面では、観客はストーンが「手に負えない危ない奴」だという認識をするわけだけど、いつのまにかジャックとストーンの内面が入れ替わっていくような感じになる。元々は、クリスチャンラジオを毎日聞いて教会に通うほどの信仰心の深い、論理的な男であったジャックが、魔性の女と交わったことで神に背いて自分から逃げ続ける、なにも信じられない男になってしまう。逆に、宗教的なことなどそれまで考えたこともなかったストーンが、一冊のうさんくさい本と出会い、スピリチュアルな体験をすることによって内面が変化していく。言ってしまえば、実はジャックは信仰心が強いというよりも、「神の教え」を自分に都合良くとらえ、言い訳にしてきたわけだ。それが露呈した時、彼の人生は崩壊する。ストーンはあるがままを受け入れ、人生に意味を見いだしたとき、別人のように生まれ変わる。本当の信仰とは、ストーンの啓示のようなものなのだろう。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-07-05 21:51:43) (良:1票) |
4.サスペンス・・・なのかな?人物への共感ができないため、ラストの音の場面もイマイチ感情は動かず。 【noji】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-07-02 11:58:08) |
★3.単純明快なのが好きだし、たいして信仰心もないので、この手の映画は理解できず退屈でした。 デニーロはミラ・ジョヴォヴィッチなんかの誘惑に負けるな!と一言いいたい!でも実際に誘惑されたら負けるんだろうなぁ... 退屈ながらも、そんな人間の心の弱さに共感してしまった映画でした。 【かすお】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2011-06-29 20:06:40) |
2.とりあえずジョヴォヴィッチはエロ過ぎ。 あまりにもエロ過ぎて、この物語に信憑性を与えてる。 この世に神が居るのかどうかはよくわからないけど、女神が居ることだけは確信できた。 宗教色の強い作品ではあるけど、僕のような信仰心のない人間にも訴え掛けてくるものがあった。 信じるものがない人間は不安定なもんです。 ラストはもっと大変なことになるのかと思ったけど、意外とスマートに纏めましたね。 面白いとか言うのとは違うけど、なんだか深い映画を見た気分です。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 6点(2011-05-09 16:02:57) |
1.《ネタバレ》 エドワードノートンが出演という事で鑑賞。豪華キャストによる主要人物の4人の心理描写がうまく伝わってきました。特に、仮釈放管理官であるジャックの論理的な感情がストーンの妻ルセッタの誘惑によって崩壊していく所と、放火犯であるストーンが神の啓示によって考えが変わっていくさまは、2人の心理が入れ替わっていくようで面白い。善とはなにか、悪とはなにかが問われるような作品でした。 後は、エドワートノートンの演技はやはりいいです。 |