16.最後の展開が途中でわかってしまうのが、残念。 流れはいい感じです。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 7点(2021-09-27 16:12:37) |
15.《ネタバレ》 例えば、2LDK、下妻、恋愛寫眞、20世紀少年、乱暴と待機、八日目の蝉など。 小池栄子の特異なキャラ作りにはいつも感心させられる。 そして主演を張ってたここでも当然小池栄子は素晴らしい。 接吻で鬱憤晴らして終焉。 とんでもはっぷんな展開にて終焉。 更には犯罪者:遠藤京子として第2章なる続編が作られていてもよさそうなもんだが今のところは封印。でもそれがベストなんだと思う。ずっとこのままの余韻を保ちつつ永久終焉であってほしい。 【3737】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-10 17:45:16) |
14.何度も観たい映画ではないが、小池栄子がとても良かった。まったく共感ができない役だけれど引き込まれた。 【movie海馬】さん [地上波(字幕)] 5点(2012-04-08 17:33:28) |
13.実際に起きた事件をモデルにしているようだね。 切り口は面白いと思ったのだが、後半からの展開がつまらない。 まあこういった変人たちのお話を、誰もが納得するように回収すること自体困難だとは思うけど、 誰を中心に何を描きたかったのか、よくわからなかった。ラストはちょっと陳腐すぎ。 このシーンてどこかで見た覚えがあるし、とてもあり得ない。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-08-25 10:45:40) |
12.社会的に不適合者だと常に感じ、いつも孤独を感じている。 そのような人間が自分をどう見つめているか。 それは、自分のことを不適合者だと思っていない人には知る由もないことであり、そこには大きな溝がある。 不適合者が抱える心の闇。 不適合者同士しか理解し合えないこと。 しかし、不適合者同士とは言え、他人である以上すべてを理解できるとは限らない。 そこにはおのずと限界もある。 「この人なら私を理解してくれる。この人のことなら理解できる」 そう思っても、ちょっとした考え方のズレが、決定的な絶望感と孤独感を創り上げてしまう。 愛し合っている男女の関係にも同様のことが言え得るのではないか? お互いのことを完全に理解し合っていると信じている男女が居たとしても、ちょっとした価値観のずれが深い絶望感をもたらす。 深い絆で結ばれた人間同士でさえも、ひょんなことから深い溝が生まれる。 人間の関係性の難しさ、そして完全に理解し合うということの不可能性を本作を観て、痛烈に感じさせられた。 最後になったが、小池栄子は女優としてのプロ根性を発揮し、迫真の演技で実に素晴らしかった。 ついでに巨乳も相変わらず素晴らしい。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-17 02:40:07) |
11.役者の力に頼り切り、凡庸なカメラワークや地味な演出は眠気を誘うばかり。 ほとんどが静かな会話ばかりで、ラスト以外はひたすら静。 高評価なのにも納得できなくはないが、面白がらせる努力をしてないような映画ってあまり好きではない。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-07-05 00:46:58) |
10.《ネタバレ》 元々、通り魔殺人犯の身勝手な心情やそいつと獄中結婚するDQN女にも共感できるわけないので、ここら辺はスルーだ。で、最後の接吻なんだが、俺はディープキスに持ち込んで舌を噛み切って殺すつもりでやったと解釈したんだけど、ここのレビュー読んだら自信がなくなってきた。あそこまで、殺人犯に共感し死刑というか死に対して一種の憧れを持っている女なんだから何かしでかすとは思っていたからな。元々、トヨエツは好きなんだけど小池栄子も意外といい味出してた。でも、いろんな役をやるなら逆に爆乳が邪魔になるかも。報道陣に見せた笑顔や獄中で殺された家族が立ってるシーンなどは、下手なホラー映画よりも怖かった。 【パオ吉】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-05-10 02:05:59) |
9.《ネタバレ》 漆黒の背景に浮かぶ「接吻」の赤い文字。エンドロールをしばし呆然と眺めました。意味が分らなかった。でも改めて彼女に自分を重ねてみると、おぼろげながらその行動が理解できた気がします。以下自分なりの京子の心情の解釈。誤読ご勘弁ください。彼女が坂口に惹かれたのは、彼に共感したから。同じ虐げられてきた仲間。初めて出合った同胞でした。バッシングに立ち向かう私。悲劇のヒロイン。彼女は自らの境遇に酔い痴れます。ところが坂口は控訴すると言い出しました。なんで?世間が私たちを無視してきたように、今度は私たちが世間(司法制度)を無視する番じゃないの?彼女の想いは裏切られた。失意の中、京子は坂口を殺すことを決意します。彼と同じ人殺しの心境を味わうため。当初の計画通り、世間に復讐するためでもある。“2人を殺して死刑に”。それが彼女の新しい筋書きでした。ところが坂口を刺した瞬間、彼女の中の枷が外れた。もうどうなってもいい。錯乱状態の中、抑圧されていた願望が露になります。それは長谷川への愛。本能は彼女に接吻を命じました。交わりたい。一つになりたい。坂口との間で適わなかった同一化を、長谷川との間で成し遂げようとします。思い返してみると、京子が長谷川を意識した台詞は随所にありました。いつも自分を気にかけてくれた人。それが彼の職務だとしても、彼女は嬉しかったに違いありません。それに京子が坂口に傾倒したのは、辛い現実から逃れるための、ある種の逃避行動。一方、長谷川への好意は交流の中で芽生えた自然な感情。縛るものが消えたとき、彼女は自分の本当の気持ちに気づいたのだと思います。京子の去り際の言葉は、戻ってきた理性が言わせた偽り。本心は「助けて欲しい」「愛して欲しい」。以上です。タイトルにすっかり騙されましたが、こういう裏切りなら大歓迎。トヨエツの演技は圧巻でした。小池も及第点以上の出来。女優の素質十分でしょう。今後の活躍を期待します。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-01-07 18:23:36) (良:1票) |
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8.《ネタバレ》 以前、小学生8人が犠牲になった死刑囚と獄中結婚した女性の心境がずっと頭から離れなかった。その女性は恐らくクリスチャンかスピリチュアルなものに洗脳された人間だとしか思えなかった。 それに加えて本作のテーマは、秋葉原殺人犯に対する世間からの同情の声も断片にあると思う。 ヒロインはテレビに映った犯人を自分と重ね合わせ、白馬の王子を発見した。 ところが、白馬の王子は自分の考えた通りには動いてくれない。 自分に相談せず弁護士と控訴を決めたことを「裏切り」と判断したヒロインは、愛しの王子に制裁を下す。 仕切りのない部屋のハイライトは突然現実味に欠けてしまったようにもみえるが、台詞、構成、役者も完璧である。 小池栄子はバラエティーなんか辞めて女優業に専念すべき。両刀は絶対駄目。 なぜ弁護士の鞄の中身をチェックしなかったか?なんて考えてはいけない。 本当に完璧な映画なんて存在しないのだから。 でも、弁護士に渡したプレゼントの中身が何だったのか、ほとんどの観客が、ヒロインが鞄から出した時点で分かったと思う。 本作の女性に類似した映画で、ヴィスコンティの「夏の嵐」がある。女性を裏切ると本当に怖い。 【クロエ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-11-02 06:00:38) |
7.小池栄子も立派だったけれど、彼女の放つ不気味な波動を静かに受け止めていた豊川悦司のほうが一枚上手だった。初めてトヨエツをいいなと思った。物語は、主人公京子が時を追う毎に妄想と独り善がりでギラギラする様子がなんだか気に入らなかった。弁護士の正義感も妙な感触で、これでは近づきたくない変わった人達を映しただけの映画になってしまう。京子がもうちょっとそこいらに居そうな身近に思える子なら、寒々しさもリアルだったと思う。 【のはら】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-07-25 01:18:46) |
6.《ネタバレ》 ラストは豊悦と小池栄子の接吻で終わるんだろうと思っていたが、そんな簡単な話ではなかった。自分の持論として女性に一人暮らしをさせちゃいかん!女性は壊れる。映画では、孤独な女性が一人ではなかったと思い、ブラウン管越しの殺人犯人を好きになってしまう。はじめてパートナーを得て、一体感を味わうが、彼は彼女の相談なしに控訴してしまう。そこで彼女はひどい幻滅を感じ、ラストへとつながる。ただ中村トオルとの接吻で、映画のテーマは獄中結婚のピュアな感性からずれて、孤独な女性の恐さになってしまった気がする。ただ見応えはあった。 【トント】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-05-19 14:13:59) |
5.《ネタバレ》 ヒロインのキャラクターが、私にはもひとつ焦点が絞りきれなかった。一種の片想い物語だ。ブラウン管ごしに一目惚れし、法廷へ、そこで声を聴き、さらに接見ガラスごし、そして抱擁に至る、と順々に接近していくドラマ。近づくにつれて男に対する幻想が高まり、そして幻滅も高まる。世間に対する共犯を夢見るまでの孤独の物語という流れは一貫しているし、サスペンスドラマとしては充分楽しめたが、ときどき彼女の振舞いにつまずいてしまう。たとえばテレビクルーに見せた笑い、かつて男が見せた笑いを反復しているわけだが、男のふてくされたキャラクターと彼女の一途なキャラクターは対極な訳で、またそこがドラマの緊張にもなってたんだけど、ああいう笑いは、馬鹿にしているからこそ世間に対しては見せないのではないだろうか。男のふてくされぶりを一途に反復したってことなのかなあ。あるいは弁護士に「やり場のない怒り」なんて世間に流布している陳腐な言葉を吐くところも、彼女のイメージをしぼませてしまう。自分も世間の一部なんだというおぞましい認識をあわせ持っていれば、こんな言葉は使わなかっただろうし、彼女の世間への嫌悪をさらに深く示せただろう。もちろんこれは小池栄子の責任ではない。彼女は、かつて西田敏行とビールのコマーシャルやったときなんかすごく良かった、こういう感性を映画ではまだ生かしきってないんじゃないかと思ったものだ。あれとこれとで彼女の幅の広さも分かったことだし、今後のご活躍をお祈りしております。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-05-14 12:10:53) (良:1票) |
★4.《ネタバレ》 最後までピリピリした雰囲気で引き込まれた。今の世の中、主人公の様な普段、感情・本心を表に出さず、独りよがりな人は実際、多くて近くにも結構いるかも・・・と思いながら観ていた。坂口を刺すところまでは解るが、なぜ長谷川に「接吻」したのかは、やはり解らなかった。 【より】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-10 00:10:17) |
3.やばい、面白かったです。小池栄子があの豊満なBODYを隠すような服を着ているのが、妙にリアルで、それだけでも不気味でした。彼女の演技・魅力あっての作品ですね。感服いたしました。 【グレース】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-03-31 21:39:10) |
2.トニー・スコットの「デジャヴ」や、この「接吻」が教えてくれるのは、画面の向こう側にいる人物に恋をするということが如何に命を賭けた行為であるか、という事であって、擬似的に過ぎない視線の取り交わしの埋め合わせに奔走するデンゼル・ワシントンや小池栄子の姿を見つめる我々観客はこう思う。「こいつ、頭おかしくね?」と。とはいえ、彼らの行動原理はいたってシンプルであり、こと「接吻」においてはそんなシンプルな行動原理のぶつかり合いが、過剰な、日常会話の枠には収められないようなセリフによって繰り広げられる。映画はやがて衝撃のラスト(という言葉が何の衝撃性も持ち得ない事を認識しつつ、それでもそうとしか言いようがなく、映画を言葉で伝達する事の徒労を感じる)を迎えるのだが・・・久々にたまげたよ。小池栄子が凄いのはいうまでもないが、「UNloved」でも凄かった仲村トオルの弁護士としての熱意がほとんど職権乱用状態だったり、篠田三郎と小池と仲村によって交わされるレストランでの会話の不気味さだったり、この映画では皆が皆一様にテンパっている。唯一、我々の生きる現実世界と交信(≒感情移入)が可能と思われるのが、一家皆殺しを実行したトヨエツというのも、おそろしい。 【Qfwfq】さん [映画館(邦画)] 10点(2008-07-29 18:38:13) |
1.最初から最後まで緊張感が途切れず独特なこわーい雰囲気が漂っている映画でした。自分はトヨエツはどの役をしてもトヨエツに見えてしまうのですが、今回の小池栄子さんは小池栄子さんではありませんでした。鬼気迫る演技で表情からセリフの言い回しにしてもものすごい迫力にもかかわらず自然な演技で京子そのものでした。問題のラストシーンについてはどのように解釈していいのか自分はやっぱりよく分かりませんでした。事件を扱っている映画なので衝撃的なシーンが映し出されたりとしんどいため2回目はまだ当分見たくはありませんが見終わった後、あらゆるシーンが頭に浮かんできてしばらくいろいろ考えてしまう映画です。 |