56.モニカ・ベルッチがいつものファムファタール役で…と思わせておいてからの、意表を突く展開の数々が待ち受けており、なかなかに面白かった作品。今から見ると、キャスト全員が若い。モニカとヴァンサンなんて、ガリガリに細い。制作年代は90年代半ばで、予算の制約もあったのか、序盤の映像は日本のトレンディドラマを見ているようだった(あと中盤のすれ違いシーンも! こういうところはまさにトレンディドラマ)。映像のチープさに慣れてしまえば、物語がぐいぐいと動き出して面白くなっていく。 ただ、ツッコミどころは満載の映画である。まずヴァンサン・カッセルよ、さっさと東京に行きなさい。昔の女に会うためだけに、大口の国際取引をすっぽかす営業がこの世のどこにおるんじゃい(笑)。あと最後の最後で、もとのガールフレンドと空港でばったり会うって、どんだけの偶然じゃい。そういうアンリアルな場面が多いので、7点評価で。 【nakashi】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-05-05 20:42:07) |
55.《ネタバレ》 なんとも不可思議な作品、というか私には完全に理解出来なかったんで、何度かみかえしました。リザが主役かと思いきや実はアリスが主役。この女がいい女なのかと思いきや実は自己中のとんでもない女。男は女どもに振り回される。でも最後は婚約者の元に収まるという、結局ワケがわからん話でしたね。まーでも、映画の雰囲気良いし、女優さん達は皆美人で謎も多いがスリリングな展開が最後まで続いていて、よかったんじゃないかな。本当に評価に困る不思議な作品。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-07-28 01:56:32) |
54.《ネタバレ》 結婚する予定の女と元カノ、そして新たに現れた一途な女。 3人の間で揺れる主人公。 一途な女の家に元カノと同じ種類同じサイズの靴があった。 主人公は一途な女に靴のプレゼントをするが小さくて入らない。 主人公はピンと来た。といった話。 サスペンス物なのであんまり話書けないですね。 謎としては ・元カノが主人公を捨てて突然いなくなった理由と行方 ・一途な女の部屋にあった元カノのとまったく同じ靴は何か ・元カノと一途な女の関係 ・仕事を放置して女の探し回る主人公の鋼の心臓 途中でネタバレあるんですけど最後まで緊張感保っててなかなか良かった。 フランス映画つまらんと思ってたけど良作でした。 【Dry-man】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-06-25 00:12:14) |
53.アメリカにはない雰囲気だけど、それほど面白いとは感じなかった。 |
52.《ネタバレ》 もう絶対無理なタイプの映画でした。ってゆーか、マックス、早く仕事しに日本に行ってください。大口の契約なんでしょ。いきなりダメ人間っぷりを見せつけないでください。仕事にプライドもって頑張る人物であればもっと感情移入できたのに・・・。 そしてアリス。本当にあなたは最低です。映画が面白くなるのであれば何しても良いわけではありません。アリスのことを心から信頼し、大切に思う人達の心を騙し、裏切り、踏みにじり、自己愛に溺れるあなたに全くついていくことができません。あなたのせいでリザは死んでしまったのですよ。 そしてマックスの友人君。自己顕示欲が強い一方で、実は結構情けないタイプのそこのあなた。あなたの存在はこの映画の中で、リザと並んで僕をほっとさせる貴重な人物でした。だから・・・まじドンマイ! とゆーことで、ミステリー調なストーリーはとても好きです。(中盤くらいでアリスの正体がわかっちゃっうのは残念ですが)断片的なシーンや伏線を少しずつつなぎ合わせ、少しずつネタバレしていく演出なんか最高です。だけど僕はこの映画が大キライです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 3点(2014-04-10 05:08:46) (良:1票) |
51.《ネタバレ》 時間軸が行ったり来たりで混乱する。 ただ、そのおかげでサスペンス性はうまく演出されている。 謎解きで引っ張られるが、ストーリーの内容自体は物足りない。 以前恋人だったリザを追いかけていた男が最後にアリスを選択したかと思えば、婚約者とって何じゃそりゃ…。 婚約者のいる男の節操のなさに引いてしまう。 モニカ・ベルッチは綺麗だった。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 5点(2014-03-30 02:06:58) |
50.《ネタバレ》 時間軸が入り組んでるわりに、観やすく整理されている脚本に拍手。しっとりと落ち着いた色彩のフランスの街並みにも見惚れます。個人的に、アリスのような女子が超絶苦手なのでマックスが彼女を選んだ(一時的にだけど)のには仰天しました。そしてさらに男の小ずるさ炸裂の、ラストのちゃぶ台返しに二度唖然、と。いろいろ見ごたえあったなあ。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-03-01 01:07:16) |
49.謎めいたままの映画進行が実に良い、といっても最初見たときは謎だらけに近かった。 過去の部分と現在が何度も入れ替わったりするので紛れやすいのだが、DVDで繰り返し見たりするうち、少しずつわかるようになった。映画全体の雰囲気も良いし、サスペンスに似合わないようなアズナブールの軽快な歌もまた良い。 ところでちょっと気になるのは冒頭の3つの指輪だけど、あの3つの指輪が登場する3人の女性を象徴しているように思うのだが、考えすぎだろうか。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-07-22 00:21:44) |
48.主人公を中心に、三人の女性との人間模様が複雑に絡み合うラブ・サスペンス。 内容は即ネタバレになるので詳しくは書けないが、シナリオや演出が変わっていて面白かった。 モニカ・ベルッチという女優さんは、透明感があってとてもきれい。強い印象として残っている。 鑑賞後はちょっと釈然としない部分も残るんだけど、娯楽映画として鑑賞すれば、 こういう展開結末もまたありなのかなと。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2012-04-20 02:44:00) |
47.時間とタイミングを利用し過ぎの感、大有りの、一種のコメディ。 体裁はラブストーリーかサスペンスか。 いずれにしても、一風変わった作品だ。 役者陣は、いずれも個性派ぞろい。 皆、インパクトのある演技をしていて見応え十分だ。 娯楽に徹していて、なんというか、飽きさせない演出は素晴らしいのだが、それが先行し過ぎている。 真剣に観るタイプの作品ではなく、単純に映画を楽しみたい人向けの内容だ。 粒揃いの女優陣についてだが、最初と最後にしか登場しない、主人公の金髪彼女が一番美しい。 何故にこんなに美しい金髪女性がいるのに、わざわざ仕事を棒に振ってまで、おかしなゲームに首を突っ込むのか疑問だ。 別に金髪美女でいいじゃねーか! 主人公の野郎は、好奇心が悪い意味で旺盛で、欲張りである。 私も欲張りになりたい(笑)。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-04-08 00:39:19) |
|
46.高得点だったので鑑賞したが、う~ん、面白くない。 【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-02-06 19:36:55) |
45.《ネタバレ》 人間の情愛というものは、必ずしも綺麗ごとで済まされるものではない。愛するという行為はこの世界において最も美しいことだが、その行為は往々にしてすれ違い、報われない想いが時に悲劇を生む。 久しぶりに観たフランス映画は、まさにフランス映画らしいねっとりと絡み付くような情感と、各々の情愛が絡み合う類い稀なサスペンスに溢れた隠れた傑作だった。 映画の冒頭、先ず若かりしヴァンサン・カッセルの風貌と、彼の安い演技に対して思わずきょとんとしてしまう。 「これは駄作を引いてしまったか?」と懸念を大いに抱いた反面、何故だか妙に画面に惹き付けられていた。 何も起こっていない安い演技と演出の中に、何かが起こり得る要素はすでに含まれていて、それは巧みに隠されると同時に、絶妙な塩梅によるほのかな香りとして印象付けられていたのだと思う。 他人との何気ない“すれ違い”の中で、すでに情愛のもつれは始まっていた。目の前に居る人間の言動は、自分が知る由もない思惑を孕んでいる。 真実をすべて知った時、辿り着けるものは、真の愛か幻想か……。 どうも言葉で飾るほど、この映画の本質はぼやけてしまい、よろしくないようだ。 正直、うまく説明することが出来ない。 それは、この映画が、人間の根本的な愚かさを表しているからだと思う。 序盤、安い演技を見せていたヴァンサン・カッセルは、映画の展開と共に雰囲気が一変する。 ラストシーン、婚約者と抱き合いつつ、別の女性を見つめるその眼には、男の艶やかさが満ち溢れている。そこには愚かさを超え、狂気すら感じる。圧巻。 P.S.この作品を経て結ばれたのであろうヴァンサン・カッセルとモニカ・ベルッチ。ヨーロッパを代表するこのセクシーな夫婦が、離婚なんて必然的とさえ言えるあの世界において、今尚「夫婦」を保っていることが、物凄く奇跡的なことに思えてならない。世界一格好良い夫婦なんじゃないかとさえ思う。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-09-18 02:15:21) |
44.サスペンスタッチのラブストーリーともいうべきか、とても斬新な傑作。 恋愛劇でこれほどのハラハラ感をよく出せたなと感心してしまいました。 確かにツッコミどころは多いし、ヴァンサン・カッセル演じるマックスの移り気はちょっと・・・ですが、何度も見直してみたくなる良くできた作品。 どうでもいいけど、モニカ・ベルリッチって若き日のイザベル・アジャーニに似てる気がしてならない。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-07-20 00:49:19) |
★43.《ネタバレ》 置いてかれないように集中して観てましたが結局、細かいところは良く理解出来ませんでした・・・もう一回観たら分かるでしょうか・・・? 【より】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-05-30 00:35:00) |
42.こんがらがった上に切ない展開がいいと思います。男優陣は気が抜けすぎですが、アリス役の女優は出色です。カフェのシーンで気が抜けてしまって、ラストが?でしたので、DVDでも手に入れて、もう一度挑戦してみたい気がします。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-17 23:10:55) |
41.ずいぶん前にハリウッドリメイク版を観て、オリジナルとそのキャストを知って「観たい!」で、この度やっと観賞しました。 大まかなあらすじは同じだけど見せ方が違うのね、フランス映画はやっぱりこうでなきゃいけない。 男女4人がすれ違ったり絡み合ったり、けれどアリス以外の三人は完全にアリスを語るために存在しているキャラと言ってよく、だから特にマックスは道化そのものという感じ。ここがリメイク版と大きく違う部分かな。 エゴと欲ですね、自己愛と保身もかな。どれもあって当たり前、でもそのバランスが悪いと厄介。リザに電話でカフェでマックスに語るとこなんて甘えとしか思えず、その上リザのあの結末を見ればアリスのしたことは許されないでしょ。結局成就しなかったのも仕方ないことです。私にとってはアリスのような人間は「ナシ」だわね、共感も切なさも感じませんでした。 なんといってもモニカ・ベルッチの美しさに参りました。黄色のニットの色目や風合いと着こなしに注目しました、こういうとこもやっぱりフランス映画のよいところです。 【envy】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-29 18:48:59) (良:1票) |
40.《ネタバレ》 確かに脚本・演出は練られていたけど内容がなぁ。やっぱり最初に付き合ってた奴と結ばれてほしかったなあ。ツッコミどころも多いし。にしても風呂場であんな燃やし方して火事にならないのか? 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-25 16:56:17) |
39.前半の一見ウダウダした話に集中していなかったのが、後で響きました。頭の中に?をいくつも残して映画は終わりました。 またいつか、頭がスッキリしている時に観るかな。 |
38.《ネタバレ》 一筋縄ではいかない、仕掛け満載、それぞれの恋模様が複雑に絡まる恋愛スパイラルサスペンス。フランス映画らしい洒落た雰囲気(ちょい苦手)でゆったりと始まる序盤には掴まれなかったものの、徐々に生じてくる不審な点の数々に気がつけば見入ってしまいました。登場人物は少なく整理し易いものの最後の最後まで着地点が予想できない構成、展開は巧みとしかいいようがない。恋は盲目ですね。主人公の男が何考えてるかわからないってのが、オチを読ませない仕掛けになってるのはうまいけど、結末にはイラっとしました。 【すべから】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-01-25 17:49:52) (良:1票) |
37.《ネタバレ》 良質の恋愛サスペンスでした。複雑に絡み合う4人の男女の関係と、その心理描写が巧みで、現在と過去が交錯するという手法は一つ間違うと支離滅裂になってしまうものですが、徐々に謎が明らかになっていき、最後は全ての謎を解き明かしてくれる語り口が見事でした。映像も音楽もとてもスタイリッシュで、どこかミステリアス。全編に漂うこの雰囲気も良かったです。この雰囲気にフランス語の響きがとてもよく似合っていました。途中、ヴァンサン・カッセルとモニカ・ベルッチがあと少しで出会えるのにすれ違ってしまうというシーンがありますが、こんなことって案外誰の人生にもあることかもしれないですね。本人は全くそれに気付くことなく。 【とらや】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-12-06 20:59:39) |