32.SF映画には、どこかワクワクさせるところがあるし、予告編を見てかなり期待したのだけれど、実際に見てみて、思わず「えっ!これでお金取るの!?」と驚かされる出来の悪さだった。ワクワクさせられる所など全くなく、盛り上がりもなく、エイリアンの古びたアイデアを工夫もなく使いまわしているだけ。理屈に合わないシーンも満載で、いちいち突っ込む気も起きない。リドリースコットも、老いたということか。さっさと引退してもらいたいものだ。 【駆けてゆく雲】さん [映画館(字幕)] 1点(2012-08-31 17:52:30) (良:1票) |
31.《ネタバレ》 説明不足なところが多すぎて、観終わってもすっきりしない感じ。とりあえず監督はエイリアンの誕生をやりたいんだなっていのはわかった。あと、1番テンションが上がった場面は閉じ込められたクルー2人が彷徨う中、西の方で生物らしき反応があったぞ!という場面。こういうのは思わずキターーって叫びたくなりますよね。一気にテンションが上がります。でも、実際その生物が出てきてからは興ざめでしたが・・・。 【ヴレア】さん [映画館(吹替)] 4点(2012-08-30 03:28:38) |
30.《ネタバレ》 個人的には評価が難しい作品。 鑑賞する側に必要以上の推理や詮索を強い、張られた伏線の殆どを回収せず今後公開されるであろう「特別編」や「続編」に委ねる脚本はハッキリ言って期待外れもいい所。 また、登場人物の「薄さ」も致命的。1作目は言わば宇宙のブルーカラー的立場の人が運悪くALIENと遭遇する設定だったが、本作は初めからかなりの高い確率で人類初の知的生命体との遭遇が予想される事が判っている航海なのに、あの様なクルーを選考するとはとても思えない。 例えば、まがりなりにも生物学者の肩書きをもつ程の人物が、未知の惑星で初めて遭遇した蛇(人間が最も生理的に嫌悪感を催す容姿)に似た生物に対し安易に手を伸ばす事などするだろうか? 他にも行動原理がまるで判らない意味不明なアンドロイドや、異星の「何か」に侵食された影響なのか突然凶暴になり人間離れした運動能力を発揮し暴れだす元クルー達等々、「これって一体どういう事だよ?」と思わざるを得ない描写ばかりで有り、鑑賞し終えてから数日経過した今でも感想の整理が難しい状態だ。 その一方、稚拙としか表現の仕様が無い脚本とは恐ろしい位に真逆な程、映像は素晴らしい。 IMAXで鑑賞した効果が大きいのかも知れないが、全く違和感の無いここまで深みの有る3D映像は本作が初めてでは無いか? だからこそ、余計に脚本の酷さが惜しくてならない。 最後に、これから鑑賞される方は、一切の予備知識を捨ててまっさらな気持ちで鑑賞して頂きたい。下手に過去のALIEN作品の知識が有ると楽しめないかも。鑑賞環境は可能な限りIMAX。吹替版は避けるべき→他作品であれだけ多くの映画ファンから批判されていながら、吹き替えに素人とも言える流行のタレントを起用する製作会社の意図が私には全く理解出来ません。(アメリカの関係者も怒っているのでは?) 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-08-28 15:43:26) (良:2票) |
29.《ネタバレ》 ブレードランナーを最高の映画と思っているので期待していましたが、ブレードランナーのその後のディレクターズカットに至るまでの評価、つまり、デーカードが人間がレプリカントかという論争が評価を集めたという成功体験(?)がこの映画のシナリオに悪影響を及ぼしていると思います。冒頭の白い巨人のシーンは舞台が地球なのか他の惑星なのか、メレディスがアンドロイドなのかなどなど、曖昧にしすぎ。一番曖昧のなのは、コールドスリープから目覚めた巨人と意思疎通も出来ていないにも関わらず、巨人が人類を滅ぼすために地球へ向かうと断言するエリザベスさん。私は、古代語をしゃべりかけたディビッドがアンドロイドだと気が付いた途端に、巨人さんが怒り心頭になったように見えました。つまり、詰まらんものを創世した人類に対しての怒りなんじゃないかと良心的に解釈しましたが・・・。しかし、到着して予備調査もなしにいきなり本番の探検隊って・・・。他にも、ピラミッドが4つくらいありましたが、そっちにも宇宙船やらブラックオイル(Xファイルかい!)がいっぱい詰まっているんでしょうか。 映像は最高でした(IMAX)。シナリオを脳内補完するのが楽しい映画なのかも。 【けごや】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-08-27 22:44:44) |
28.《ネタバレ》 以前より故トニー・スコットとリドリー・スコット兄弟の映画は、まったく別々に好きだったので、大いに期待し3Dで見てきました。しかし、映像は3Dで見るべき映画とそのスケール感に感心しましたが、脚本がかなりぶっ飛んでいて、理解不能でした。▼冒頭の白い巨人が何故、滝つぼ(そもそも何処の惑星なのか??)の上で奇妙な死に方をしたのか?ピラミッド内では、酸素が作られていた(?)、ロボット手術(帝王切開術)であれば、子宮を切り開かねばならないのに、開腹しただけで、エイリアンが飛び出してくるとは??アンドロイドが、カプセルから原虫(?)を持ち込み科学者に飲ませてしまう理由は? 「エイリアン」との関連がありそうな事は映像から理解できたのですが、この映画のエンディングとどのような関係があるのか(これは続編であきらかにされる?)、ウェイランドは結局不老不死の何かを求めて1兆ドルもかけたプロジェクトを立ち上げたのか?等々です。▼スコット兄弟はその映画の中で、美しいクラシック曲を流します。今回は、女の子がヴァイオリンで弾いていました。曲は多分マスネの「瞑想曲」だと思ったのですが?▼シャーリーズ・セロンのアンドロイドと思わせるような感情を殺した美しさも、土壇場での取り乱しが人間臭さを呼び戻してしまい、少し残念でした。 【亜酒藍】さん [映画館(吹替)] 5点(2012-08-27 19:17:44) |
27.《ネタバレ》 おそらくキングダム・オブ・ヘヴンの劇場公開時のように重要なシーンがばっさばっさ切られているのでしょうね。 クルーの行動がことごとくおバカだし、船長はセリフで説明的しちゃうし、キャラクターの描写が浅い。リドリーは帝王切開のシーンだけで満足しちゃったのかと疑います(笑) ネットで「PETER WEYLAND 2023 TED TALK」という特別映像が公開されていますが、この若き日のウェイランド(ガイ・ピアース)の台詞は本編のデイヴィッドが見ているアラビアのロレンスとリンクしているものであり、本編に入れるべきだったのではないでしょうか。Youtube等で日本語字幕付きもありますので、未見の人はぜひご覧になってみて下さい。 神話プロメテウスの火と神の下した罰。 地球に自らのDNAを散布したスペースジョッキーさん一族が「神の火」を盗んだ(人工知能を創造し神になったと豪語するウェイランド?)プロメテウスを岩場に括り付けてエイリアンに腸をつつかせるという訳ですね。 ではプロメテウス=ウェイランド?それともショウ?神の火=デイヴィッド? この意欲的なテーマは残念ながらこの粗雑な脚本では消化不良に終わっています。 伏線の回収も出来ていません。 チェーホフの銃に反するというより、続編に丸投げという印象すら受けます。 この映像美を台無しにする脚本のダメダメっぷりが本当に残念です。 ディレクターズ・カットで焼き直すのでしょうか。 【kiryu】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-08-27 15:04:56) |
26.《ネタバレ》 『エイリアン』シリーズとは別のシリーズだと聞いていたのだが、結局の所、前日譚じゃん。いや、まぁ、エイリアンファンとしては文句はないがw エイリアンの謎がある程度解き明かされてはいるが、新たな謎もでてきており、このまま終わりじゃないですよね。リドリー・スコット監督? どこかで観たような展開もあり、次作(または、ディレクターズカット版か)で全ての謎が解き明かされることを期待して7点を付けたいと思う。 シガニー・ウィーバーを彷彿させるノアミ・ラパスの強さ、凛としたシャーリーズ・セロンの綺麗さが良いね。 本作とは関係ないけど、リドリー・スコット監督の弟のトニー・スコット監督が先日(2012/8/19)亡くなられたようですね。ご冥福を。 【あきぴー@武蔵国】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-27 01:18:21) |
25.《ネタバレ》 前夜、十数年ぶりに1972年公開の「エイリアン」第一作目を鑑賞し直した。 改めて見直してみて、30年以上前の作品とは思えない映像世界のスタイリッシュさと何度観ても揺らがない恐怖感におののくと共に、秘められた「伏線」に気づき、よくもまあ30年間もその伏線の回収を放っておいたなと思えた。 そうして満を持しての最新作の鑑賞。 結論から言うと、30年前の伏線の解明は成されている。 しかし、更に新たな謎が幾つも生み出され、それらが放り出されたまま映画は終わってしまった。 全編通して荘厳な映像世界に感嘆する一方で、この映画そのものの完成度という面においては、大巨匠の神通力の低下を疑わざるを得なかったというのが正直なところだ。 製作上において、何か致命的な失敗があったとしか思えないほどに、映画を振り返ってみると、登場人物の言動からあらゆる設定に至るまで説明が成されていない部分があまりに多く、「穴」だらけに見える。 観賞後しばらくは不満と満足の狭間で困惑してしまった。 しかし、「続編」が既に決定しているとの情報を得て、その困惑はすぐに一転する。 詰まるところ、部分的な満足感も全体的な不満感もすべては一介のCMクリエーターから現在の地位までのし上がった巨匠の強かさによるものなのだろう。 プロモーションにおいて、敢えて“エイリアン”というキーワードを極力避けながら、歴史的大傑作の“パート0”を新たに生み出すことで、「謎の解明」という新たな「謎」を描き出す。 そうすることで、過去作への注目を効果的に高め、更なる「続編」への期待感を増幅させる。 ハリウッドの第一線を年齢と逆行するように精力的に突っ走る“現役巨匠”の目論見はまさにそういうことだったのではなかろうか。 当然、「続編」の公開前には、この監督の“得意技”とも言える「ディレクターズカット版」もリリースされることだろう。この映画のあからさまな穴あき具合から、未公開の映像が山のようにあることは容易に想像できる。 映画としての完成度は決して高くない。でも映画世界に対しての興味と期待感は更に深まる。 今回は取り敢えず巨匠の衰えない強かさを感じつつ、ひたすらに続編を待つとしよう。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-26 22:46:19) (良:1票) |
24.《ネタバレ》 IMAX3Dにて鑑賞。初挑戦ながらリドリー・スコットは見事に3D技術を使いこなしており、3D料金を払う価値のある映像に仕上がっています。この辺りの柔軟性、技術に対する積極性は、さすが巨匠といったところです。。。 本編もまた、良くも悪くもリドリー・スコットの映画でした。とにかく映像美は完璧で、VFXの使い方も完璧。『アベンジャーズ』でコテコテのCGを観た直後だっただけに(あれはあれで楽しいのですが)、ロケーションとVFXが違和感なく融合し、あたかもそこに存在するかのような映像のリアリティには驚かされました。『ブレードランナー』以来30年ぶりのSF映画ですが、この監督のセンスはまったく衰えていません。その一方で、脚本はかなり適当。『エイリアン』の登場人物が7人だったのに対して本作の登場人物は17人に増やされているのですが、不要な人間が何人もいます。特に要らないのが科学者グループで、専門性を発揮することもなくただワァワァ騒いでいるだけ。肝心の研究・調査は同行したロボットがたった一人で進めているという有様であり、これならば科学者グループを丸ごと切ってしまい、代わりにプロメテウス号の操縦クルーを主人公にしてしまった方が映画全体のまとまりが良かったように思います。創造主に会えば寿命を延ばしてもらえると思ったウェイランド社長や、せっかく育てた人類文明を滅ぼそうと考えたエンジニアの行動原理は理解不能であり、これらについてはより突っ込んだ説明が必要だったように思います。製作スケジュールに余裕がなかったためか、スコットは映像表現に全精力を注いで物語は二の次・三の次としているようです。ジェームズ・キャメロンのような完璧主義者とは違い、ある程度のところで割り切ってしまう適当さがスコットらしいと言えます。。。 人類の起源とエイリアンを結び付けようとするそもそものアプローチが、個人的には好きではありません。「出会ってはならない二つの種族が出会ってしまったことによる悲劇」というオリジナルシリーズのアプローチの方がしっくりきます。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-26 01:28:24) (良:2票) |
23.《ネタバレ》 確か企画段階では『エイリアン』のリメイクという話がでていたと思うが、蓋を開けてみれば、今流行りのエピソード0的な内容だった。しかし、『エイリアン』の焼き直しとしても観ることができ、79年当時では技術的に映像化不可能だった部分も改善されている。犠牲者の腹を突き破るチェストバスターのシーンは手術ロボットの帝王切開シーンに置換され、本作での最も「痛い」見せ場になっている(レーザーで腹を切り開いてエイリアンの幼虫を無理矢理取り出した挙句、ホッチキスでバスバス傷口を縫い止める。あんなことして内臓が傷つかないか?)。人類の起源という話から始まり、唐突にエイリアンが出てくるのだから、予告編を観て『2001年宇宙の旅』のような内容を期待していた観客はビックリしただろう。ヒロインのノアミ・ラパスはシガーニー・ウィーバーの再来を思わせる熱演、シャーリーズ・セロンの美しいビッチ振り(コントのような死に方が最高)、ガイ・ピアースは終始老人メイクで誰か分からんよ!(てっきりエンジニアに若返らせてもらってご尊顔が拝めるものかと思いきや、あっさり殺られてるし!)結局エンジニアの行動原理が分からないので、中途半端な感じで終わってしまうが、この後、貨物船ノストロモ号が信号を探知してLV426に来るのかと思えば感慨深いものがある(でもその場合、『エイリアンVSプレデター』はなかったことになる?)。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-25 10:50:12) |
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22.《ネタバレ》 凡作。個人的にはかなりつまらなかった。【ネタばれ注意】3Dで観たが、ところどころミニチュアかと思うような場面があった。もともと3Dは苦手だけれど、2Dで観たかった。本筋は、さらにガッカリ。リドリー・スコットには「宇宙船の乗組員はバカじゃないといけない」という信念でもあるんだろうか。宇宙船飛ばすのに1兆ドルもかけたんなら、もうすこしまともな乗組員を選び放題だと思う。そもそも宇宙空間で“たまたま”地球の大気と同じ部分があったからといって、どんな事象が起きるのかわからないのにヘルメットを外すのは変。何がいるかわからないところで“はじめてみつけた”生物にちょっかいを出すというのも、ありえない。だいたいデビッドが、さもわかったように行動していたのはなぜなんだろう(とくにチャーリーに変なものを飲ませた場面)。実は、事前調査済なのかと思ったけど、そんな背景は説明されていなかった。結局、「人類の起源」は何でもなかった。 【mohno】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-08-25 01:44:51) (良:1票) |
21.《ネタバレ》 「エイリアン」では背景でしかなかった異形の宇宙船と化石化した異星人にプロフィールが与えられた。なぜエイリアンの卵が積まれていたのか、それをどのように使うつもりだったのか。それが徐々に明らかになって来るに連れて、人類の起源なんてどうでも良くなって行きました。その宣伝文句に魅かれて観た人には不満が残る内容かもしれないけれど、自分には永年の疑問が解消してスッキリした気分です。リドリー・スコットが作るSFの世界観は、厚みと色気があってとても魅力的でした。謎の宇宙船の中味はもちろんだけど、それ以外にも「エイリアン」と似たシチュエーションが多用されていて、たぶん意識してやっているのだと思います。当時の技術では出来なかったことをやり直しているような印象を受けました。生き残った女性のモノローグで終わるあたりにニヤリとします。登場人物たちに安易な行動が見られることが残念だけど、それを差し引いてもこれほど先の読めない映画は珍しく、終始ワクワクしながらスクリーンに見入りました。シャーリーズ・セロンの人工物のような美しさが異彩を放っていました。それだけに、彼女の最期は残念でしたね。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-08-25 00:44:02) |
20.《ネタバレ》 『エイリアン』として作れば??鑑賞後すぐそう思ってしまった。同じ監督の作品だとは知ってたけど、そんなやり方・・・。なんにも前知識なしにこの映画見た人の立場は??本来娯楽目的のSF大作というジャンルの映画に、そんな「わかる人にはわかる」映画の作り方してたらろくなことにならないと思うが。 とまあここまで書いてもわかるように、ひどい映画だと思いました。作中の人物たちの行動の意味も、なぜその行動にいたるのかもわからない。アンドロイドがエイリアンの種仕込む理由も、最初殺されたクルー2名のうちの1人が凶暴化する理由も、船長が最後特攻する理由も、全てが理由として弱すぎるし意味不明。特に特攻の場面は、船長だけならともかく他の二人があっさり船長に同調するのもわからない。彼ら何??実際ドーム内部に入ったわけでもないのに命捨てるほどやばい状況ってわかるのか??エリザベス博士のあんな説得では命まで投げ出せない。自分なら絶対地球に帰ってるわ。 シャーリーズ・セロンさんの死に方もあまりに雑。横に2m動けばかわせるのに、ずーーっと船が倒れてくる方向に逃げる二人。一人はでんぐり返って(苦笑)助かり、ひとりはそのまま死亡、っておいおい!! この内容なら『エイリアン』絡みの映画って宣伝しておくべきだったと思います。隠す意味もわからないし・・・。「実はそうでした」なんて観終わってから言われても困る。映画という商売形態上、「見せれば勝ち」とでも思ってるのでしょうか。内容より興行収入目当ての宣伝の仕方しか考えてないように思えるやりかたに、個人的には怒りすら覚える。 映画界・・・もうちょっとしっかりして欲しい。 【TANTO】さん [映画館(字幕)] 3点(2012-08-24 21:24:26) (良:4票) |
19.意外と辛い評価に仰天。今年観た映画の中では、今のところピカイチだ。王道中の王道を歩むストーリーは退屈に感じる向きもあるかもしれないが、人間や機械や惑星の造形がどれも素晴らしいし、何といってもアンドロイドであるデヴィッドの存在が大きい。可愛すぎる。「エイリアン」を観てから、再鑑賞したい。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-08-23 23:44:39) |
★18.《ネタバレ》 エイリアンじゃん!リプリーじゃん!プロメテウス乗組員は壮絶な無駄足をさせられたあげく、悲惨な殺され方をされ、観てる方も人類の起源の解明、人類を作った者との接触を期待したんですが、いきなり殴られちゃうもんなー・・・リプリーじゃなくてエリザベスは最後の通信で来るなと言ってましたが来るなと言われたらまた来ちゃうのが人類というもので、プロメテウス2期待してます。プロメテウスはもうありませんが・・・ 【Yoshi】さん [映画館(字幕)] 4点(2012-08-23 16:51:21) |
17.《ネタバレ》 2001年宇宙の旅のHAL9000が出てきてびっくりした! そう、あいつこそHAL9000の変形である。 そう思うとあいつの謎の行動も理解できるはず。 感情のないはずのあいつがなにを求めていたかである。 そのようにいくつかの点においてエイリアンの前日譚というよりは 2001年宇宙の旅的な印象。テンポも。 生命とはなにか。老境にさしかかったリドリーの本音、心境かもしれない・・。 そして、謎がいっぱい、未消化という人がネットに多いが、 「なぜエンジニアは人間を作り人間を滅ぼそうとしたのか」というセリフと タイトルが「プロメテウス」もうこれだけで私は、謎の答え、もろバレだと思ったんですが(笑) ちゃんと答えをはっきり言わないとだめなんでしょうか、今の人は。 とはいうもののストーリー、脚本はいまいち躍動感に乏しく 音楽もいまいち心を騒がせてくれない。予告の悲鳴のようなBGMはいったいどこいっちゃったの? 特筆すべきは美術。 CGの進歩ではじめてギーガーの創造物がまともに動いたという感じ。 全く古臭くない。改めてギーガーのものすごさを思い知った。 プロメテウス2があるなら是非ちゃんとギーガーを参加させて欲しい。 3Dもすばらしい。 アバターにしろ、空間・奥行きの不連続感、歪み、目の疲れなどがあったが なんと大幅に改善されてる。 今のところ最強の3Dだろう。 見せドコロもすごい。3Dで見る未来3Dホログラフィック映像という二重構造には驚き。 絶対IMAXで見ることをオススメします! 【うさぎ】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-20 00:44:36) |
16.《ネタバレ》 舞台が固定されているのは遺跡宇宙船が母体で登場人物達が精子のメタファー。あの内包された宇宙船、子宮みたいなデザインだものね。何度も何度も宇宙船から遺跡まで出かけてゆく単調な同じ移動の映像を反復してみせるのも受精のイメージを執拗に強調するがゆえ。目玉からシッポ出てるのも判りやすいメタファーね。んで、性行為や出産のイメージから生命の起源までを語ろうとしちゃってる映画ではあるのですが、とにかく登場人物がバカ。『エイリアン』に繋がってゆくビジュアルにワクワクする愉しみを大きく上回るバカが生み出すストレス。単に死にに行ってるような連中に感情移入などできる訳もなく、プロフェッショナルの仕事など一切見せてくれる事もなく、愚かな連中の騒々しいドタバタに延々と付き合わなければならないのは、正直なところかなり苦痛。「ヘビのようなもの」っていうのは本能的に危険だって刷り込まれてる訳じゃないですか。それに「どうぞ噛んで下さい」とばかりに手を差し出すようなバカにどうしたら同情できるのか教えて欲しいもんです。もう少しアタマのいい人々って設定できなかったのかなぁ? 映画全体も『エイリアン』と言うよりはジョディ・フォスターの『コンタクト』のホラー版劣化コピーみたいになってしまって、ビジュアル以外に見るところはあまり無い感じで。でも、そのビジュアルにしてもせめてギーガーの創造した世界だけは大切に守っておこうよ・・・って感じでして。アレがヘルメットは無いわな、ヘルメットは。台無し。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-08-19 14:29:38) (良:2票) |
15.《ネタバレ》 ぶっちゃけ娯楽作品として評価するならば失格の作品だとは思います。結論を言いますと脇のキャラクターの描き方が杜撰です。序盤ではビクビクしてるのにエイリアンの巣にまで進んじゃう2人(最初に襲われる人たち)や、終盤で急に男気見せて特攻かます船長の行動に全く納得できない。また会社を第一に考える嫌味な女がいますが彼女も悪役としてキチンと育てない。あれだけ利己的な行動をしているのだから脱出用ポッドに潜んでたフェイスハガーに殺されるんだろうなあと思っているとそんなことも無くまさかの圧死。そこは『エイリアン2』のバークみたく観客に「自分のことだけ考えてそれみたことか」と思わせないとダメじゃないの?ただアンドロイドのデイヴィッドの行動に関して文句言っている方がかなりいらっしゃいますが、彼は結局社長の命令で行動してますから乗組員に不利な行動をしていても不思議じゃないと思いますよ。それからこの映画の素晴らしい所はリドリー・スコットらしく圧倒的な映像美を見せてくれる点とエイリアン1作目の様にエイリアンを単なるモンスターとして描いていない点にあると思いました。勿論『エイリアン』を監督したのはリドリー・スコット自身なので当たり前なのですが。様々な場所で指摘されている通り『エイリアン』のテーマは望まれない性行為・妊娠・出産であり、口から入り込んだり、人間の体に卵を産み付けたり、いちいち生まれたての赤子の様にヌメッているエイリアンは全てこれらのメタファーです。リドリー・スコット以外の監督のエイリアンシリーズはアクション路線のテイストが強くなりこのテーマが上手く機能しているとは言えなかった。今回のプロメテウスはショウ博士のエイリアンの妊娠から出産まで全て見せ切る。小さいポッドの中でエイリアンの胎児を摘出する場面は生まれるべきでなかった生命のおぞましさ、気味の悪さを執拗に見せ付けており実にエイリアン本来の持つテーマが活きていた様に思います。その逆に宣伝文句でも盛んに使われている人類の起源について、なぜ人間は生き、死んでいくのかというような実存的な問いについてはやや薄味に感じました。話としてはキューブリックの『2001年宇宙の旅』の様な話にしたかったのでしょうがモンスターパニック映画としてのアクが強すぎてどうも乗り切れませんでした。何はともあれ続編で本格的にエイリアンが暴れるシーンが見れそうで楽しみです。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-19 00:37:01) |
14.《ネタバレ》 男のロマンであるSPジョッキーの正体がただのでっかい人(しかも笛を吹く!笛で飛んでく宇宙船てどーよ!?)だったことに驚きと少しの失望を覚えました。アンドロイドは何がしたかったの?あのじいさんは何なの?冒頭の白い人が人類の起源?続編を作るそうですが伏線を回収できるのか不安になるくらい、本作は謎だらけ。キモくて怖いんだけど、これが正統派エイリアンシリーズなのかと言われると演出的にも少し違うような…。何か中途半端、の一言。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-08-18 23:50:52) |
13.《ネタバレ》 確かに素晴らしい映像美だけど根本で脚本が破綻しているとおもう。地球人(ホモサピエンス)の起源を調べるという壮大な計画のプロメテウスに乗り込んだのは僅か10人にも満たない調査団。これは先遣隊なのか?この人数で何を達成できるのだろう?そして予定調和でいとも簡単に見つけた遺跡を思わせるスペースジョッキーの拠点。惑星探査をするにしては、まるでトレッキング仕様な軽装甲の車両や武装。遺跡内を探索するとクイーン・エイリアンを思わせる彫刻があるが、こーいった伏線の回収は一切無し。まるで「触ってください」と言わんばかりのスイッチに振れると過去を映し出すホログラム。 で、船内を逃げるスペースジョッキー数人。 なぜか1人だけドアに挟まれて首チョンパ。 おい?君たちは何から逃げていたんだ? 船内でなにがあっただ? 襲われるような怪物が発生したのか? それを知りたいぞ!!と思うが構わず話は進行する。で、ちゃっちゃと頭を持って帰ってヘルメット取って電気通したら意識が戻る(らしい)どーいう理屈なんだ、この不思議。 そんでもって、遺跡(船内)の黒い液体は何故かシリンダーから漏れだして、ナメクジさん泳ぎます。そんな密閉性の悪い容器で、かつ遺跡(船内)に空気があるならとっくに蒸発してません? で、まぁナメクジ育って人間襲います。ここらへん「エイリアン」のお約束。 でも、あれ?この人はインキュベーターにならないのね? え?エイリアンの種は黒い液、シンセティックから呑まされた旦那の遺伝子(スペルマ)なのか? で、しかも出てきたのは烏賊(蛸)? なにそれ? おいおい…、と、この後もエンドロールまで消化不良、欲求不満の連続だ。 小さな伏線や後のシリーズネタを仕込んでも回収しないで通り過ぎるどーしちゃったんだ?スコット監督ぅ!!! きっとディレクターズカット、特別版、そして決定版と出てくるんだろうなぁ…。 【crushersyu】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2012-08-16 08:32:28) |