3.《ネタバレ》 マックG監督、『T4』の舞台挨拶で本人を見たのですが、深夜の通販番組で健康機器でも売ってそうなハイテンション筋肉バカ(失礼)って感じなんですよね。その人柄が毎度よく作品に反映されていて、でもそれが毎回嫌いじゃないです。今回もステキにハイテンション筋肉バカ映画として仕上がっています。冒頭のアクションシーンで何が映っているのかハッキリしないブツ切れカット大量繋ぎで不安にさせたものの、中身は軽快なコメディで。一人の女を二人の男が取り合う他愛もない、すぐに忘れちゃうような映画。でも、それでいいんですよね。シリアスな部分はほんの少し、お笑いシーンをたっぷり盛り込んで、見ている間だけ楽しめればそれでOKって映画で。ダサい選曲も他の映画の脳天気な引用も狙ってやってるでしょ?みたいな感じ。個人的にはバケツ被ってくるくる回ってる少年が好き。最初はクリス・パインがエージェントにしては若過ぎ甘過ぎって思いましたけど、それも気にならなくなる程度のどーでもいい感がむしろ心地良いです。最後まで気になっちゃったのはリース・ウィザースプーンが名倉潤みたいになっちゃった事ですか・・・