12.《ネタバレ》 評価低いですねえ。原作やアニメを基準にしたらそうなるのかもですが、
自分は、リセットして、新作として鑑賞しました。 タチコマは必要ではないし。
少佐のアクションがイマイチですが、ステイサムじゃないしロボコップよりは人間らしい。
荒巻課長が、単独でも敵と撃ち合うのは、この映画の味付けとして認めても良いのでは?
なにしろ、愚連隊のボスなんだし。原作から変更しても気になりませんねえ。
桃井かおりの登場がビックリでしたが、日本人・草薙素子を取り戻す展開で納得。
結果、開発名目で非道な人体実験を繰り返していた黒幕と、その実験体の戦いという
昔からよくあるベタなストーリーになっていましたが、その潔さも好感です。
あのジェイソン・ボーンシリーズも、その類だし。
押井版の捻った脚本よりは、一般受けするでしょう。それでも元が取れるかは不明?
セリフの多いトグサに日本人希望でしたが、英語圏の日本の若手が不作なので諦めです。
芸者ロボが美しくないとの意見、確かに違和感でした。あれにお酌されても・・??
荒巻だけ日本語で話すのは、翻訳ソフトが常時走っていると理解可能。そこはどうでもいい。
クゼが、元カレだった事は、お話がシンプルになったので良しとします。
結構変更あった割りには、押井版のオマージュ満載で目尻が下がりました。
結果として、攻殻機動隊のビギニング作品としての仕上がりですので、売れれば次回作も
可能性ありますが、興行は苦戦中だとか・・今はディズニー他のアニメが売れてるから・・。
ラストの音楽は川井憲次氏のあのテーマが採用されて、嬉しい限り。
お馴染みの声優さん達の吹き替え版も是非見たいなと思います。そして次回作にも期待。