機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編

[キドウセンシガンダムスリーメグリアイソラヘン]
(機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 特別版)
Mobile Suit Gundam III: Encounters in Space
1982年上映時間:141分
平均点:7.78 / 10(Review 104人) (点数分布表示)
公開開始日(1982-03-13)
アクションドラマSF戦争ものアニメシリーズものTVの映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-03-31)【イニシャルK】さん
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監督富野喜幸(総監督)
富野由悠季(総監督)(特別版)
安彦良和(アニメーションディレクター)
演出藤原良二(演出協力)
古谷徹アムロ・レイ
鈴置洋孝ブライト・ノア
古川登志夫カイ・シデン
鈴木清信ハヤト・コバヤシ
白石冬美ミライ・ヤシマ
井上真樹夫スレッガー・ロウ
井上瑤セイラ・マス
鵜飼るみ子フラウ・ボゥ
村田光広オスカ
三輪禎大マーカー
村山明カムラン・ブルーム
清川元夢テム・レイ
村松康雄レビル
細井重之ゴップ
藤城裕士ティアンム
木原正二郎ワッケイン
山田俊司バンマス
西川幾雄サンマロ
屋良有作タムラ
小林通孝ジョブ
池田秀一シャア・アズナブル
潘恵子ララァ・スン
柴田秀勝デギン・ソド・ザビ
田中崇ギレン・ザビ
小山茉美キシリア・ザビ
玄田哲章ドズル・ザビ
広瀬正志ランバ・ラル
塩沢兼人マ・クベ
池田勝ドレン
島田彰アサクラ
加藤治コンスコン
松岡文雄フラナガン
塚田恵美子ゼナ・ザビ
滝沢久美子侍女
二又一成兵A
小出童太兵B
佐藤正治兵C
島田敏兵D
戸谷公次トクワン
市東昭秀TVアナ
永井一郎ナレーター
宝亀克寿ドレン(特別版)
大原さやか(特別版)
星野充昭フラナガン(特別版)
長嶝高士マイヤー(特別版)
福山潤マーカー(特別版)
緒方文興(特別版)
河合義雄(特別版)
高塚正也オムル(特別版)
大山高男(特別版)
田中正彦(特別版)
堀勝之祐レビル(特別版)
稲田徹ワッケイン(特別版)
宮田浩徳(特別版)
銀河万丈ギレン・ザビ(特別版)
岸野一彦トワニング(特別版)
岸尾大輔(特別版)
原作矢立肇
富野喜幸
富野由悠季(特別版)
脚本星山博之
荒木芳久
山本優
松崎健一
音楽渡辺岳夫
松山祐士
作詞井荻麟『めぐりあい』/『ビギニング』
売野雅勇『めぐりあい』
作曲井上大輔『めぐりあい』/『ビギニング』
編曲鷺巣詩郎『めぐりあい』/『ビギニング』
久石譲
主題歌井上大輔『めぐりあい』
挿入曲井上大輔『ビギニング』
撮影旭プロダクション
三沢勝治(フォトグラフィーディレクター)
東京アニメーションフィルム
製作岸本吉[工刀]
サンライズ(日本サンライズ)
バンダイビジュアル(製作協力)(特別版)
企画山浦栄二
伊藤昌典
プロデューサー植田益朗
岩崎正美
渋江靖夫
吉井孝幸(アシスタントプロデューサー)
配給松竹
作画安彦良和(キャラクターデザイン)
大河原邦男(メカニカルデザイン)
板野一郎(アニメーター)
美術中村光毅(アートディレクター)
編集鶴渕友彰
片石文栄
録音浦上靖夫(オーディオディレクター)
鶴岡陽太(音響監督)(特別版)
その他東京現像所(現像)
講談社(協力)
あらすじ
宇宙世紀0079、ホワイトベースは再び宇宙へ。数々の戦場を潜り抜けてきたアムロは、人類の新しい形「ニュータイプ」への覚醒を遂げようとしていた。そんなアムロの前に、ジオンのニュータイプ・ララァが現れる。戦場で敵として出会いながらも、二人は互いを理解し合うが…
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104.《ネタバレ》 絵は古いんです。前半部分はザンボットやダイターンの直系という感じです。後半部分は安彦さんの手が入り、新作カットも多くてそこまで古いとは感じないようになってます。
絵は古い、でもね、これは当時、一つの革命でした。
ヤマトが旧世代の革命を起こし、ガンダムが新世代の革命を起こした。この感覚は同時代を過ごした者にしかわかりません。本当にアニメ革命黎明期(それは同時にパソコン黎明期にも重なるんですが)の、変革の時代でした。
今から見直すと古臭いし、ちゃちかもしれません。でも、間違いなく日本のアニメ史、映画史に残る名作です。
これは、戦争のミーム、膨大な戦争の記憶、こういったものが基本になければできなかった物語です。
これ書いてるのは2024年です。34年前の1990年はバブル期でした。だからまだバブル期の記憶がある人は多いと思います。
そしてこのガンダムは1978年が初出です。1978年の34年前は1944年、敗戦どころか戦中なんです。
ガンダムを作った人たちには、現代の我々がバブル期を覚えているレベルで、太平洋戦争の記憶・経験があるんです。
だから重い。
転生ラノベ、KPOPやヒップホップ、こういうのが流行っている時代で、それがいいという人にはわからないと思います。
凄まじい人類の戦争の歴史の積み重ねの上に出来上がったストーリーなんです。
もっとも、Z以降の続編は本当に要るのかなあという思いはあるんですが。
えんでばーさん [映画館(邦画)] 10点(2024-07-02 19:11:38)(良:1票)
103.《ネタバレ》 ガンダムファンではない。当時さほど乗れずほぼ見てない人です。哀戦士編から続けた見たせいかこちらの絵が素晴らしい。サービスショットがえぐいというかそこまでアニメファンに媚びを売るのかと思った。ニュータイプのインフラ傾向は恐れていた通りだった。ついにはとてつもなく巨大なレーザー兵器とか出現し。ドラゴンボールの強いやつインフラと似ていると感じた。切りがない。シナリオの組み立てが良いせいか有名台詞がさらに際立つ。特に、カスであると、がいい。これは売れるアニメだと思った、今更だが。西部劇のような、捨てられた砂漠のコロニーで穴が開いたら誰が塞ぐんだろう、捨てられているのにメンテナンス要員はいるのかと考えてはいけない事を考えてしまった。
ほとはらさん [DVD(邦画)] 6点(2024-04-06 14:39:27)
102.令和に見たのもあると思うが、全く魅力的なシーン、音楽はなかった。
へまちさん [DVD(邦画)] 4点(2023-03-18 12:07:32)
101.《ネタバレ》 初見は劇場公開時、人生初の単独上映観賞作品。
新規作画多数。新設定でナンバリングされたガンキャノンが2機に。ギレンに美人秘書が、ララアの軍服、セイラの入浴シーンと見どころが多い本作。
オープニングのキャメル艦隊戦、スクランブル発進の慌しさに対し静かな音楽、やけに落ち着いたアムロと鳥肌モノの演出が映える。
ただ、初期の第2次世界大戦みたいな世界観から、ニュータイプが連呼されてオカルトっぽさが増してきたのと、登場人物がほとんど軍属で、戦場が舞台になっているので、サイド6編はあるけど、一般人目線での楽しみは少なく思う。
“白い奴”。敵が恐れる程の怪物となったアムロは、行方不明だった父と再会するが、父は自分や母への関心をすっかり失っていた。
守るべき人も故郷もなく、ようやく出来た愛する人を殺してしまったアムロは、自分の能力を戦争を終わらせるため、ザビ家を倒すために使うことにする。
一方ララアを失い、アムロにも勝てなかったシャアにとって、キシリアを殺すことは目的ではなくなっていた。ザビ家を倒すことよりニュータイプの未来を見てみたいというのはシャアの本音だったと思う。
若者が社会で突出した能力を発揮すると、自分よりちょっと劣るが有能だった先輩に、突然ヤキを入れられることがある。最後にシャアがアムロに挑んだ白兵戦がそれかもしれない。『究極のセールスマンは、落ちている石ころすらも売れる』と言うが、言い換えると『商品・売り物に依存しない』と言う意味らしい。ガンダムの操縦能力だけがアムロの考える自分の存在理由だったから、それを使って世の中の為に戦争を終わらせ、ララアのもとに行く。まるで社会人が、退職後のハワイ旅行だけを楽しみに休みも取らず会社のために命を削るようなもの。戦争の元凶が滅び、アムロは父の作ったガンダムを捨て、母に会いに行ったコア・ファイターすらも捨てて、生きて帰るべき所、自分にとって本当に大事なものを見付けられたエンディング。『ビギニング』そして『めぐりあい』と、挿入歌のタイミングも神がかっている。

アムロの脱出を誘導するカツ・レツ・キッカ。戦場で能力に目覚めたという解釈が一般的だろうか?彼らはこの誘導以前に、Ⅱでガンダム工場の爆弾を全部外したり、アムロに爆発のタイミングを叫んだり、脱走するコズン少尉を先回りしてトラップ仕掛けたり、そもそもⅠのサイド7で一緒に行動していた親が死んだのに、この歳の子どもがピンピン生きていたことも、彼らこそが本当の意味(殺し合いの道具じゃない)での生まれながらのニュータイプだったからだと思う。ジオン・ダイクンが提唱し、両軍が研究している謎の新人類ニュータイプ。アムロら少年少女が、悩み苦しみながら覚醒する能力。でも次世代の幼い子どもたちは、当たり前に、生まれながらのニュータイプ(しかも無自覚)だった。というのがこの作品最大のオチだと思う。

『宇宙世紀0080、この戦いの後 地球連邦政府とジオン共和国との間に終戦協定が結ばれた』
TVと共通のナレーションが、戦争の終わりをアッサリと伝える。これでガンダムの物語は終わった。その後は戦争(グリプス戦争とかネオ・ジオン紛争とか)の無い、ニュータイプの作る平和な世界が生まれた。
…だけど再放送から爆発的な人気になり、アニメを見ない大人までも巻き込んで社会現象になる。ガンプラ、グッズ、SF考察、コスプレ集会。そんな中で作られたこの三部作映画の最後、富野監督から英語のメッセージが入る。
~そして、今は皆様ひとりひとりの未来の洞察力に期待します~
という意味だそうだ。大人にまで広がったこのブームは、監督には予想外だったんじゃないだろうか?少年少女の成長のために作ったものを、大人の事情でほじくり返して、また作らされる。自分の意図しない売れ方は面白くなかったに違いない。
だとしたらあの英文は「みんな誰でもアムロみたいなニュータイプになれるんだよ」と言う優しい言葉というより、「さぁガンダムブームは終わったよ。アニメに夢中になるのはやめて、学校や会社で頑張るんだよ」という、歪んだ社会現象に対する監督からのメッセージに思える。
当時は今以上に英語が生活に浸透してない時代。辞書片手に英語が読める歳になったら、俺の言いたいこと解るだろう。というメッセージ。
だから、富野喜幸(本名)が作りたかったガンダムは、ここで終わり。
以降作られる富野由悠季(ペンネーム)のガンダムとは、切り離して観てください。
K&Kさん [映画館(邦画)] 9点(2021-01-09 20:03:54)
100.《ネタバレ》 ガンダムの劇場版は、1~3までよいデキですね!
TV版を観ていないと、ちょっと解りにくいところもあるかもしれませんが。

このファーストガンダムの後もいろいろなガンダムシリーズありますが、やはりファーストが一番「戦争してるんだな」感がありますね。
オルフェ●ズなんて、ただの●●●で終わってしまったからなぁ・・・おっと、他作品の批評はこれくらいで。

見どころもたくさん
登場キャラクターの成長はもちろん。
最終決戦なので武器をありったけ装備して出撃するガンダム、これだけでも「あぁ、ほんとに最後の決戦なんだな!」と感じさせてくれるイイシーン。
そのガンダムもジオングとの戦いで、ウデやアタマがもげて痛々しい姿に・・・からのラストシューティング。
かっこいい。

ホワイトベースが沈む時も帰る家がなくなるような、悲しい気持ちに。
クルーが撤退するまでがイイデスネ。


最後に・・・
第1話でジーンが暴走しなければ、ジオンは勝ててたかもしれないよね。
(ジーンが暴走しなければ、アムロがガンダムに乗ることもなかったかもしれない)
・・・と、つくづく思います。
みけらさん [DVD(邦画)] 9点(2017-09-27 01:10:49)
99.《ネタバレ》 明らかにアムロが強くなり、シャーが押され気味?になってきて、若干緊張度合いが下がったかも。まぁそういいつつもシャーとのガチンコタイマン勝負はすごかった。3部作を通して観た印象は、ある意味容赦ない戦争ものの内容で、結構えげつない描写もありの意外にあまり救われない内容(人の死ぬ数もすごい)であったかなと。ボロボロになったガンダム、ホワイト・ベースの最後は「あ~~~~」な感じでしたね~、いやー内容が濃い!ナカナカのものでありました。
Kanameさん [DVD(邦画)] 8点(2016-12-23 10:01:53)
98.《ネタバレ》 いつの間にやらアムロがやたら強くなっていて、敵とつり合いが取れず、ガンダムの戦いがあまり盛り上がらなくなってしまっているのですが(やっぱり互角の戦いをしてこそベストバウトも生まれる訳で)。それでもやっぱり第2作よりも第3作が盛り上がるのは、そりゃ何といっても、ミライさんの入浴シーンよりはセイラさんの入浴シーンの方がいいもんね。とか言うのは抜きにしても。兎にも角にも、このラストの壮絶な戦い。ホワイトベースの最期、そしてガンダム「RX-78-2」(って言うんですね、先日ガンダムスクエアで初めて知りました)の最期。これらすべてを思い切って葬り去ることで、寂しさもあるけれど、なんかちょっと晴れ晴れした気持ちにもなる。いい幕引きです。
鱗歌さん [DVD(邦画)] 7点(2016-11-02 22:48:29)
97.《ネタバレ》 ガンダム、私の世代は虜になった人も多いんじゃないでしょうか。なんといってもララァを巡るシャーとアムロのやり取りがこの作品の見どころです。最後のシャーとの攻防は、今でも鳥肌もんですね。
SUPISUTAさん [ビデオ(邦画)] 9点(2016-07-03 09:21:50)
96.《ネタバレ》 俺が子供の頃、猛烈に熱狂したのがこの「ガンダム」だった。
小2の頃にやったBSでの劇場版三部作再放送。BSは「パトレイバー」や「七人の侍」、チャップリンやヒッチコックにも出会えた感謝してもしきれないチャンネルだ。
俺にとっては劇場版のスピーディーな展開が「ガンダム」だったし、小5の頃に見たTV版の「ガンダム」はちょっと退屈してしまった(それでもグフ戦とかズゴック戦とかギャン戦とかスッゲーのよ!)
古ぼけた画面がかえって新鮮だったし、今見ると変テコリンな服装や髪型、モビルスーツのデザインも良い意味で“時代”を感じた。
デブのオッサンかと思ったリュウが誰よりも仲間思いで、チームを引っ張って、後輩のために死ぬ覚悟もある男の中の漢だったり、
ブライトが白目の無いクソ野郎かと思ったら、苦労を背負い込む本当は優しい大人だったり、
スレッガーの覚悟を決めたセリフと行動・・・・ガンダムからは色々学んだ。あの頃は。
ガンダムが起動するシーンは今見てもワクワクするよ。
ビームサーベルがザクの心臓部に深々と刺さっていく描写、テキサスコロニーでの一騎打ち、エルメス戦、ソロモンでの死闘の数々・・・そして倒れ様に敵を撃ち抜くガンキャノンのカッコ良さよぉ!!
「ラスト・シュート」が一番の名場面だけど、俺は心も体も成長したカイの奮闘が一番心に染みるぜ。
俺個人は富野の最高傑作は「イデオン 発動篇」だと思っているが、終わり方は「∀」や「ザブングル」と並んで一番好きだ。
ラストの曲は最高に卑怯だ。安彦の美しい絵も卑怯だ(80年代の安彦は神)。あと永井さんのナレーションも。合唱・・・。
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-20 19:01:26)
95.《ネタバレ》 10回観て10回泣いた。ラストシーンはありえないほどの感動が。

個人的に。スレッガー中尉、もう少し軽口たたいて突っ込んでくれ。テレビ版のように。ここも泣くシーンだなあ。

誰かが「アムロは失って失って何を得たのか」と書いていた。私は「仲間」と答えたい。カツレツキッカも含めて。
JFさん [DVD(邦画)] 10点(2014-11-11 15:43:44)
94.三部作すべていい。ファーストガンダムが全てです。
nojiさん [地上波(邦画)] 7点(2013-03-14 00:09:13)
93.今のオジサン世代は当時、ガンプラ小学生。
どこをとっても名シーンなのは言うまでもないが、あえて挙げると、ギレン暗殺直前のカットは本当に今見ても素晴らしい。
ギレンとその背後に立つキシリアの長回し。
セリフ回しはもちろん素晴らしいのだが、二人の目と些細な動きだけで、二人の関係を表現し、緊張感を盛り上げる演出のうまさ!!地味でありますが、このシーンはアニメ史上屈指の演出だと本気で思ってます。激しい動きでもなく、キメのポーズでもなく、キャラクターに演技をさせるというのは、こういうことだというお手本だと思います。富野監督と安彦アニメーターのコンビでロボット物ではないジャンルをきちんと作らせてあげたら、ジブリ作品を凌駕するものが出来たと思います。今の自分がプロデューサーであれば、「ガンダム」ではない映画監督、富野由悠季作品を世に送り出したいです。この人は「ガンダム」ではなく本当の「映画監督」です。
どっぐすさん [映画館(邦画)] 10点(2012-02-01 21:42:37)
92.10点は特別な点数。私は決して安易にはつけない。私の40年近くの人生に於いて最高、また今後これ以上の映画に出遭う事が想像できない。だからこそ付ける10点。
もんでんどんさん [DVD(邦画)] 10点(2011-10-07 13:44:42)(良:2票)
91.《ネタバレ》 機動戦士ガンダム劇場版三部作の最終章。地上での激戦の後、宇宙へと出たホワイトベース隊は一年戦争終結に向けた激しい戦いを繰り広げる。そんな中、アムロはジオンのニュータイプ、ララァ・スンと出会い、本格的にニュータイプへと覚醒してゆく。ララアの死を通し、アムロとシャアの最終対決が描かれる。「めぐりあいそら」。アムロとララァ。アムロとシャア。キャスバルとアルテイシア。ホワイトベース隊の面々。「人は分かり合える」というテーマを全面に押し出したストーリーは感動の終幕を迎える。地球の重力の呪縛から解放された人間は、本当の意味で互いに理解しあえる存在へ進化してゆく、というテーマは深く重い。また、ガンダムシリーズでは、互いに理解しあえるようになったが故に互いを許容しがたくなり、また争うようになっていくという裏テーマがあるように感じる。とにかくアニメ好きには珠玉の一本となっている。
しぇんみんさん [DVD(邦画)] 8点(2011-05-22 10:30:24)
90.最後の戦いは圧巻。ミライさんをめぐる3人の男(ブライト、カムラン、スレッガー)の物語も良かった。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-11-26 22:07:31)
89.《ネタバレ》  ニュータイプとして覚醒したアムロの後半の働きが良かった。

 ララァとの共感シーンは素晴らしかった。
タックスマン4さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-10 12:43:37)
88.《ネタバレ》 ファースト・ガンダムは劇場版よりもTVシリーズ、というファンは多いと思うが、個人的には劇場版三部作のほうがだんぜん好き。最後アムロが脱出するときに流れる「めぐりあい」こそがこの映画の肝。いつ見てもここで号泣してしまう。 初見はビデオだったのですが、その後イベントや再上映で劇場で見ることができました。
MASSさん [映画館(邦画)] 10点(2010-06-12 18:41:44)
87.ガンダム・ファンの視点に立つと、劇場三部作はアニメーション・ディレクターの安彦良和氏のリライト原画鑑賞会みたいな色彩がありました。特にこの「Ⅲ」は安彦氏がTVシリーズの終盤で体調を崩して作画に参加できなかったこともあり、その意味合いが強かった。安彦氏の手によって描き直されたセイラさんは凛々しかったです。また、冒頭のムサイ艦隊との戦闘シーンも映像的には映画のオリジナルに近く、テンポの良さとガンダムの突出した強さに痺れましたね。「ニュータイプ能力を戦争の道具にされるだけだ」。これはシャアのアムロ評です。では、戦争の道具ではないニュータイプとはどのようなものなのか? 地球の重力圏を離れたところを住処にした人類が、その環境によって進化を促される。これがニュータイプ。その中味は知覚域の拡大。富野総監督曰く、分かり合う能力。ファーストがテレビで放送されていた頃は冷戦の真っ只中でした。米ソの軍縮協議のニュースなどを見ていて、自分は大国のトップがニュータイプだったら何が起こるかを夢想していました。それは、正確な嘘発見器を体内に標準装備したようなもので、他者の言動に対して中途半端な評価は存在しない。物事は、信用できるものと出来ないものに二極される。すると、少なくとも相手に害意が無いことが知覚できれば、疑心暗鬼の兵器製造などはしなくて済む。これが自分の「戦争の道具では無いニュータイプ」観でした。夢のある概念だと思ったものです。予知や透視や念動力などとは毛色が違うので、劇中では「超能力」という言葉を使わないように配慮していることが分かります。「ガンダム」以前のロボットアニメには超能力者は出てきても、人類進化が描かれたものは無かったでしょう。今作が「ファースト」という呼称でその地位を維持しているのは、やはりこのニュータイプ概念があったからだと思います。シリーズ全体の山場でもあるアムロとララァとの邂逅には、その戦闘シーンの迫力と心象描写の融合に鳥肌が立ち、アニメーション表現の新たな地平を観た気分でした。もう30年も昔の話です。惜しむらくは「Z」「ZZ」「逆襲のシャア」と連なる作品の中で、この概念を発展・展開できなかったことです。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 9点(2010-01-31 04:04:40)(良:1票)
86.テレビ版のダイジェスト感は払拭されないが、総じて普通に楽しめた。民間人も戦うという総力戦が緊迫感を伝えていた前作までとかなり違う印象だった。ノスタルジーに浸れたが今となっては内容も戦いも雑に見えた。 今作品をリメイクして欲しい。
Jane.Yさん [DVD(邦画)] 7点(2009-06-28 16:50:46)(良:1票)
85.《ネタバレ》 普通に面白かった。
戦闘の攻防バランスもよくて臨場感もあったと思う。

けどさ、白鳥がパアーット!みたいなシーン?アレの意図するところが全然解らない。
というか解ろうと思えない。
この人たちが超能力で考えてることがお互い解って、それがどうした?的な。
仕事とか教育でお互いの考えをのぞき見してなんか役に立ちますか?と思った。

終盤は作ってる側がそれに気づいたのか超能力の定義を少し変更したのか。
超人的な反射をそれに置き換えて、最後の攻防を盛り上げてたと思う。
でもまた最後の最後は超能力だもんなぁ・・・とにかく超能力でものすごく話がぶれたと思う。

大昔の日本のアニメは共産圏みたいな愛とかみんなが一つの思想がとにかくうるさい。
それを超能力と結びつけるから本当にやっかいだ。
せっかく官僚主義的な腐敗国家とテロリストの戦争のなかの少年少女達っていう面白げなテーマだったのに、
数人の超能力少年を広告塔にした、変な思想の映画になっちゃった。
黒猫クックさん [DVD(邦画)] 6点(2009-02-15 15:40:46)
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【点数情報】

Review人数 104人
平均点数 7.78点
010.96%
100.00%
200.00%
300.00%
421.92%
51110.58%
698.65%
72322.12%
81615.38%
91716.35%
102524.04%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review5人
2 ストーリー評価 9.12点 Review8人
3 鑑賞後の後味 9.44点 Review9人
4 音楽評価 9.37点 Review8人
5 感泣評価 9.14点 Review7人
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