33.《ネタバレ》 こういう作品はめちゃくちゃ嫌いですね。 気持ち悪い。 話も結論ありきで二人の老夫婦がバカ過ぎる。 原作者の両親をモデルにしたらしいがちょっと馬鹿にしすぎじゃないかな。 ちょっと同情できない。 まずこんな田舎に核ミサイル落すかな。 目的としたら全人類抹殺とか民族浄化とかかな。 核ミサイルを大量発射できて民族浄化したい組織や国って有り得るかな。 有り得ない気がするんだけど。 同じ反戦映画なら 有り得ない話より有り得る話を見たかった。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 3点(2020-05-05 16:53:25) |
32.《ネタバレ》 普通の中年夫婦の元に、被曝が襲いかかった作品。お父さんは理屈がとにかく多く、今回も事前に書見を調べているのだが、割と大雑把なお母さんには何も言えず、結局被曝してしまう。無知とは怖いと見て知らされるのだが、呑気にしている様は非常にリアルだ。最後2人が目に見えて弱っていくのが残酷だ。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-02-06 15:15:55) |
31.《ネタバレ》 「スノーマン」もちょっぴり切ない話だったけど、この話も凄い切ない。でも、凄く良い作品だと思う。 コレが“コメディ”だと言われてちょっと驚いた。だって、確かにシェルターが簡素すぎて、政府の言う事を真に受ける姿はブラックだなあと思ったけど、二人が放射能で徐々に力尽きていき、ずた袋被って、互いに手を取り合うでもなく狭く暗いシェルターの中で静かに息を引き取っていくところなんてもう・・・俺さあ、子供ながらに泣いちゃったワケよ。 関係ないけど、何故かこんな事を思い出した。 いつだったかガキの頃、水の中で溺れた時があってさ。口や鼻に水がどんどん入ってくるじゃんか?それを水泳の帽子で顔を被って止めようとすんだけど、帽子は網目で水が止まるワケないのにさあ。子供ながらに必死だったよ。何でもいい、誰か助けてくれって・・・あれが死を感じるって事なのかな。 劇中の二人も、解っていても“何でもいいから”すがりたかったんだと思うよ。多分。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-29 22:45:11) |
30.《ネタバレ》 この作品は戦争や核兵器の恐ろしさを描いていますが、一番怖いのは無知なのだと私は感じました。考えさせられる映画だと思います。でも人にお勧めしたいとは思わなかったので、真ん中の5点で。 【川本知佳】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-05-24 16:13:01) |
29.子供の時分に見て怖く悲しい映画だと思った。その印象はいま見てもそのまま。この作品のキモは生きるか死ぬかの事態になっても、壁の張り紙の心配をしたり、庭の植木の話をしたり、まるで危機感がない二人の姿であろう。無知というか脳天気というか、そんな二人の姿に胸が締め付けられる。 【椎名みかん】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-04-11 18:47:30) |
28.《ネタバレ》 この作品から伝わってくるもの、それは人間は如何に情報という物に頼って生きているか。しかもその情報が誤っていたりした結果によって悲劇的な結末を迎えてしまうがそれは誤った情報を信じる自分自身によって起こることの恐さ。色んな意味でこの作品から伝わってくる恐さを老夫婦の姿から感じることが出来る。情報を頼り過ぎてはならない。だからといって情報を頼らないで何が出来る?核戦争の恐さと情報による恐さとを描いた作品として一度見たら忘れることは出来ないぐらいとにかく強烈な印象を与えます。喉が乾いても何も飲み物がない時、見つけたたった一つの小さな飴を分け合う二人の姿に人間としてあるべき姿が感じられます。この作品を見て何も感じないようでは人間失格と言っても良いぐらいの力強いメッセージのある作品です。 【青観】さん [DVD(吹替)] 8点(2012-12-01 11:03:03) (良:1票) |
27.《ネタバレ》 数年探し回ってようやく見つけた悲願のDVD。体に班点ができたり、髪が抜けたり…小学生の頃に観て戦争・原爆への強烈な恐怖と衝撃を植えつけられた忘れられないアニメ戦争ドラマです。米ソ戦勃発、被爆した仲のよい老夫婦によるコミカルな会話が続きます。放射能の身体への影響が色濃くなるにつれて次第に重たくなっていきます。そして防護シェルターで夫婦肩を寄せ合い天へと召されるのです。美しい夫婦愛。日本語吹替の森繁久彌の柔らかい語りが老主人の優しさを引き立たせていました。 【獅子-平常心】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-06-11 01:09:12) |
26.《ネタバレ》 田舎で平和に暮らす善良な老夫婦。政府が作成したいい加減な核兵器使用後の放射線対策を何の疑いもなく信じ、国は迅速にして適切な対応でもうすぐ自分達を助けに来てくれるとひたすらに信じ続ける夫婦のどこかコミカルな描写が冒頭から続きますが・・・。 少しずつ体に異変が出始めるにつれ、終盤は見ているのが辛くなってくる。悲しみと共に核や放射線の恐怖を感じずにいられません。本作は今こそ多くの人たちに、政治家達にも見てもらいたい映画です。政府の発表をひたすら信じ、助けに来てくれると信じ続ける夫婦の姿からはそんなことも感じました。本作の背景にある東西冷戦は終結したけれど、今を生きる僕たちにもズシリと重い問題提起を投げかけられた思いです。 今回吹替版で見ましたが、森繁さん、加藤治子さんの声の演技が本当に素晴らしかったです。 【とらや】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2012-02-05 12:05:06) |
25.《ネタバレ》 主題は「核の恐ろしさ」なんだろうが、個人的にはむしろ「無知・不勉強の恐ろしさ」の方を強く感じた。 ■はっきりいって、前半の夫婦のやりとりはギャグにしか見えなかった。扉外してシェルターとか作っている段階であれは「秘密基地ごっこ」と同一地平。あれは「無垢」というよりは「無知」でしかない。もっとも、「アトミック・カフェ」などを見ると、こういうのが案外普通に信じている人が多いのかもしれないが。 ■そして被爆地にとどまり続け、結局放射線障害で死ぬ(のだろう)。ほのぼのした彼らの生活はしかし、恐ろしいというよりも無頓着という印象がぬぐえない。無知であることは時に自らの命をも奪う。「目で見ればわかる」というのは近代以前であり、現在は科学も発達し見えないところにも悪魔は潜んでいるようになった。そうした悪魔は「無学」の頭に住み込んで彼らを内から蝕んで殺す。我々には無知でいる権利はない。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-07 23:58:56) |
24.原作を読んだのがこの映画の公開1年前で、原作を読んで泣いちゃったクチです。 夫婦二人に人物を絞ることによって核がどういうものなのかというのを端的に現した良作で、アニメーションだから気楽に見れると考えた反面、その、観終わった後の反動も大きいんだよね。「はだしのゲン」に大きく衝動を受けた一人としては、この映画はそれに匹敵する反核作品だと思います。 【奥州亭三景】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-11-22 12:43:21) |
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23.《ネタバレ》 ほのぼのとした絵柄と夫婦の会話が逆に核の恐ろしさを我々に伝えてくれます。はっきり言って悪趣味で残酷な作品であるともいえます。 主人公夫婦の姿は決して呑気なわけではなく、核の力の前では人間は全くの無力であることを教えてくれます。 「だから核兵器は絶対に使ってはいけない!」と思わせてくれる作品でした。 【TM】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-09-14 23:55:15) |
22.原爆というテーマを抜きにしても、この夫婦の関係性は非常に微笑ましくて興味深い。 ここに至るまでの日常生活の些細な出来事を30分アニメで1クールくらい描いてもいいくらい。 その最終回がこれだったら衝撃的ではあるけど、この作品に限って言えば冒頭からバッドエンドが予想される展開ではあったので、心の準備は出来ていました。 それでも、ちょっと来るものがあったので、原爆の悲惨さは充分に伝わっていたと思います。 但し、起きてもない架空の核戦争が題材ということもあって、ややファンタジーの色合いが強いような気がします。 こんなこと起きるはずないよねっていう感じで、現実に起きた広島や長崎を舞台にした作品よりもインパクトが弱い気がしました。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-08-15 21:35:05) |
21.原作の持ち味を生かしつつ、美しく映画化されていた。核戦争の恐ろしさという意味では、絵本の方がよりシビアに表現されていたが、見えない死に神の恐ろしさを伝えるには十分な内容だと思う。はだしのゲンやらその他のグロ描写ありの原爆絵本等を幼少時に見てトラウマになった人(私もその一人だ)にとっては、ちょっと綺麗すぎないか?と思えるかもしれない。でも、より悲惨でリアルな被爆描写を知っているからこそ、一見穏やかに過ごしている老夫婦の無知さに背筋が寒くなる感覚がチリチリと骨身に伝わる気がする。世界の核保有国の全国民に見て欲しい映画。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-16 11:48:18) |
20.20年前の学生当時に観たときは強く印象に残っていました。久しぶりにテレビで改めて視聴しましたが、重い内容をコミカルな絵で描かれておりとても印象深い作品だと思います。20年前は単純に、イギリス人はそんなに核兵器について無知なのかな?と思いましたが、今改めて見ると、話の中では核兵器に対する正しい知識と間違った知識が(意図的に)混在しており、よく考えてみれば自分自身もそれらのハッキリとした線引きができないことを自覚してしまいます。おそらく私自身も劇中の夫婦と50歩100歩の認識しか無いような気がしてなりません。核兵器に対する意識の喚起という意味においては、とても効果的な作品であると思いました。 【もんでんどん】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2009-09-03 13:45:56) |
19.怒られそうですが、ある意味、ハッピーエンドではないでしょうか。 もし原爆症に詳しかったとしたら、残された時間はもっと残酷だったかもしれません。 「明日になればなんとかなる。」 人間がいかんともしがたい災害にあった時の姿勢としては理想的だったのかも。 【ぱふ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-08-10 19:02:31) |
18. 登場する老夫婦は核ミサイルに備えて必死に勉強している。にも関わらず、このような展開。 優しいタッチのアニメにじわじわ押し寄せる残酷描写。反核映画の最高峰だと思う。 もしも、このストーリーをサザエさん一家に当てはめたら日本での衝撃はもっと凄いだろうと思う。 字幕もよかったが、吹き替えでも観たくなる。 でも、デビッド・ボウイの曲はイマイチ。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-27 15:10:17) |
17.核戦争の恐怖を、いち夫婦の視点から丹念に描いた作品。 この夫婦は、爆風や熱線による一次被害をなんとかまぬがれた後も、 実体のつかめない恐怖に晒されることになった。 淡々とした雰囲気のなかにも、核攻撃ののち夫婦が破滅に向かっていく過程が 誇張ではないリアリティを伴って描かれており、 これを観たときは、寒気がするほど恐ろしくなった。 絵柄に似合わず、これは今までに観たどんなホラー映画よりもヘヴィーで恐ろしい。 この作品が出た頃は、東西の冷戦に加え、チェルノブイリ原発事故が 起こった後ということもあり、世間は大いに反応したらしい。 核の恐怖がアニメで平易に表現された、ポピュラーな反戦映画として意義深いと思う。 しかしアニメとはいえ内容は相当に残酷なので、R-15くらいでもいいと思う。 【且】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-26 10:07:40) |
★16.《ネタバレ》 観ていて無知は恐ろしいな、と思いましたが、最後の祈りながら逝く姿を見ると、知らぬが仏だったのかな、という気もしました。 かなり衝撃的ですが、一度は観るべき作品だと思います。 アニメだから、昔の作品だからといって侮ってはならない。 【eureka】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2008-03-14 00:26:45) |
15.戦争の状況も、爆弾の落ちた場所も、爆弾の種類や威力も、全て分からないまま、柔らかなタッチで「老夫婦の現状」のみを追っていきます。どこまでも全く救われない物語ですが、夫婦が最期までお互いを気遣い合っているのが救いでした。この映画を核開発をしている全ての国に流して欲しいです。 【selene】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2007-12-18 16:08:22) |
14.《ネタバレ》 核戦争の恐怖を描いた映画の中で私にとってもこれがベスト。死の灰によって命失われる老夫婦の最後を描いたこのアニメ、原作が「さむがりやのサンタ」「スノーマン」のレイモンド・ブリックス=明るいパステルカラーの絵柄の特徴の彼が黒や茶色の線を多用し、日常の平和な生活がだんだんと蝕まれ老夫婦の体が衰弱してゆく様子をただ淡々と描いているのだからインパクトは凄い。もともと核戦争の恐怖が取りざたされていた1982年の出版とはいえテロや戦争が絶えない今現在でもこの映画の印象は変わらないはず。点数でいえば絵本の方が凄すぎたのでちょっとパワーダウンするのは仕方が無いか。小学校の時トラウマになった友達、私の周りにも結構いました。それでも必見でしょう。 【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-08-18 22:52:39) |