12.《ネタバレ》 P・オトゥールが出てる作品を制覇する目標のネックがまずこれ。
現在ふたつのレンタル屋さんの会員にはなっているものの、
ただでさえ困難な作品が多くネットDVDレンタルも利用しています。
このネットレンタルというのが意外と便利で、DVDボックス5枚組みのうちの一枚とかが
借りられるので「未知への飛行」「将軍たちの夜」はここで借りたのです。
この「カリギュラ」もそうです。レンタ屋には置いてない。R指定、置いてあったとしても聞けない。
というか(ポルノと知り)見たくなかったのですが、この谷を越えなきゃと決心(苦笑)
・・同じように全作品見れてない監督、俳優ももちろんいますが・・
なんでこんなジャンルによくまぁと思ったのだけれど、
うまくまるめこまれたらしいですね。ほとんどの出演者は知らずに真剣に演じ、
あとで関係のない映像を差し込まれたというから驚き。
しかもR指定になる前に劇場をまるごと借り切り大ヒットさせたとか・・
オトゥールさんは、まったくわかってなくて、監督がこの映画の意義を理解していない、
困ったものだったって・・主演は確信してたと思う。
あの、「時計じかけのオレンジ」の、アレックスことマルコムですから。
いや、映画の本質は時計じかけと近いものがあると思う。
でも一番激怒したのは、執事役?の俳優さんで、かなりな人です。
サーの称号を持つジョン・ギールグッド 氏。ていうかこの映画、俳優が豪華すぎ。
すごい投資してたんですね・・
ただね、この映画もしきちんと作ってくれてたらば、かなり私はいい評価をつけると思う。
この時代の残忍なシーンや奴隷の裸なんて、教科書や博物館でも目にするし。
巨額をかけたわりに舞台のようなセットとなぜか合う、豪華な舞台名優のオペラ調の演技。
マジうまいのですよ。この映画にこのひとらを、だまして使うのは悪いよなぁ・・
と思えるくらいエロ以外はまじめに作られていました。
ミュージカルは苦手だけれど、オペラや舞台劇は興味あるので残念。