1. 今日は、初日なので観てきた。
――バービー(2023年)吹き替え版
前情報は殆どない感じだったので…ある意味ベスト・コンディション。
だが、悲しい事に客があまり居らず、1/3程度しか入っていない…若干劇場ごとに誤差があるのかな?
そして親子づれが居たんだが、小学4~5年生くらいの女の子が「大人ばっかりだね~」と、席に座ろうとする俺を見ながら言い放ってて、少し恥ずかしい気持ちになった次第。
オトナを虐めんな。笑
そして、例によってネタバレ厳禁。
まず、俺は「マテル社」のバービー人形は全然詳しくない。
それを念頭に置いて貰ってになるんだが…いや、確かにこの映画って攻めてると思う。
作り手の気持ちっつーか、テーマも含めて。
ただ、このテーマってのが若干”難解”だろうと思う。
難しいって意味じゃなく…いわゆる”テーマを心の何処に置くのか?が難解”だ。
人によっては、ザックザクとハートにぶっ刺さるだろうし、そうじゃない人間にとっては「はぁ?」って感じの肩透かしになるだろう。
何でもアメリカでは、かなぁぁぁぁぁり受けた内容らしいが日本ではどうだろうか?
んぅ~…俺は色々と考え過ぎて、観ながらも思考がグラングランに揺れ捲った。
価値観って言うか…うぅぅ~~~ん。
過去と未来の価値観、男と女の価値観…もうフェミニズムの交差が壮絶でTwitterでの論争を観てる気分になって来る。
更にはジェンダー系の問題も(勝手に)俺の脳裏に出てきたりして、もう何か「触れたくない映画なんかな…コレ。」とか意気消沈もしてしまった。
正直、俺自身がこの辺の情報を、まだ自分に固定化が出来てないっつーか…
フェミニズムの問題も、ジェンダーについても「これをされたら嫌だな…」くらいしか考えてないので、余計に考えがグラングランになってしまう。
そして、ここで答えは書けないけど「それぞれの希望する世界観」についても、どれが自分に合うだろう?なんて考えるから余計に脳が揺れる。
――女性の自立か?
――男性が主軸となる世界か?
――更には新しい道か?
その距離感のベストなんかも考えたが…色々と迷う。
だって人其々の好みだし、その理想系って自分で決めるのは非常に困難だ…ある意味で教育の指導と似てるなーなんて思いつつ…人は、男・女のどっちであれ、所詮は「自分の事しか分からない事もある」だろうから。
いや、過去の仕事なんかも想い出して来たぞ……嫌な思い出もあるから忘れてたけど。
ただ――アレだ。
揺れなかったのは「マーゴット・ロビー」のキュートさ…だけ。
特にTwitterで騒がれていたキノコ雲の事は(本作の中では)描かれて無かったしね。
あ、バービーのボーイフレンドの「ケン」ってブレードランナー 2049のライアン・ゴズリングなんだね…うん、いい演技してたわ。
ともあれ、子供向けのコーティングをしてるが、バリバリのオトナ用の映画だった。
近くに居た子供が余りにも退屈なのか、ペットボトルを指で押さえてパッコンッパッコンッ!って音を立てて時間を凌いでたし(怒れ親よ!w)
でも、まぁ…俺は観ながら、アレコレ考え過ぎて、今までに無いくらいの「自己喪失に陥りそう」だった(←若干大袈裟)
最終結果っつーか、俺的な評価は敢えて言わんでおく。
時期っつーか、何年か経った後なら、俺はこの映画に対する評価もかなり違ってくるだろうし…そこは俺個人として楽しみにしておこう。
けど、何も考えてない映画じゃないし「好き・嫌い」の好みは置いても…内容は詰まってる映画だったのは事実だ。
ただ、価値観ってものは…この世界にゴマンとある。
俺は人の価値観を聴き過ぎて「自分を変化させ過ぎた」と思ってるんで、アレだ。
これからは自分の在り方を…もぉぉぉ~~っと中心に置きたいと思う。
最終的に合わせる覚悟があれば別だが…結局は、合わせる事だけで終わるのは…悲惨な事になり兼ねんからね。
まずは己の確立…そこからだな。
人と合わせるのが必要な世界。
けど、そこも加味しつつ…まずは「自分の考え」だ。
己の確立…うん。
我儘に見えても、己の確立。
もう「俺は完成してるぜ!」と思っていても…常に。
世界の中で自分を確立させて征こう。
それでいいんだ。
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