341.評判の作品だったが、やっと鑑賞。でも心理状態の変遷が理解できず。 デ・ニーロの細身の姿、フォスターの10代半ばの若い姿も楽しめた。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-03 21:42:30) |
340.ここの評価基準に当てはめると評価が難しいんですが・・・自分的にはなかなか面白いけど他人には薦めにくいかなということで6.5点。トラヴィスの表情はいつも捉えどころがなくてポーカーフェイスにも思えるのに、デニーロが冷静・敏感・繊細に何かを感じている目をしているのが上手いなと思います。 【失言さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-06-30 21:25:55) |
339.《ネタバレ》 上映されて30数年、今でも色褪せない名作だと思った。現代にも通ずる人間の心情を抉り出している。26歳のトラヴィス。タクシードライバーをやっているが、自分は社会や人間にもっと認められてもいい人間だと感じている。若い男なら誰でも抱くであろう自己顕示欲と焦燥感と孤独。『オレは、このまま人生を終わるような人間じゃないんだ。今に見ていろゴミどもめ』という感情がひしひしと伝わってくる。孤独は、自分の内面に向かう刃である。だが彼には、それを癒してくれる友達も、女性もいない。決して消極的ではないし根暗でもないのだが、人との付き合いが不器用であるが故に、孤独は癒されない。いつもから周り。そんな彼は、タクシーで街を走らせ、腐敗しきった社会の闇を覗く。女性にもフラレる。NY夜の闇に溶け込むにつれ、次第に彼の孤独は、外面に向かう刃へと変わっていく。銃を手にすることで自己有能感が姿を現し、身体を鍛えることでナルシズム的な陶酔を味わう。自分が認められないのは、社会が悪いせいであり、他人が悪いせいであると思い込む。彼は、不満や焦燥の本当の原因に気づいていない。それは、心の奥底で自分で自分が嫌いという感情から発せられるものである。何とも暗澹たる気持ちになる。 鏡のシーンは歴史に残る素晴らしいシーンだと思う。鏡は、主観的視点を客観的視点にする特徴的なものであるし、自分というものを認識するのには重要なものだと思うからだ。彼が内省もせずに自己正当化とナルシズムに浸ってるのは、滑稽であり、同時に観る者の心を抉る。それでいて、映像的にかっこよすぎるのだから始末が悪い。 彼が起こした事件は、現代でも世間を賑わしている無差別大量殺傷事件などの容疑者の心情と大して変わらないだろう。この映画は犯罪の動機付けに正義(見せ掛けの)を仕込むことによって、彼を英雄化する。英雄になった彼は、最後、一度振られた女性の優位に立つことで自己満足に浸る。スコセッシは最後のシーンで強烈な皮肉で彼を突き放し、タクシーから見た風景は、孤独なニューヨークの闇に溶けていく。全編に渡りダウナーで娯楽映画では全くないのだが、余韻を強烈に残す作品だった。 【Nujabest】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2009-06-24 14:26:14) (良:4票) |
338.《ネタバレ》 デ・ニーロが狂っていく感じがすごかったし、あのモヒカン+サングラスは衝撃でした。また、夜のニューヨークの描き方が素晴らしいと思います。 【エムシュー】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-26 20:19:34) |
337.《ネタバレ》 遠い昔に一度観賞したのですが、改めて観賞。一度目の観賞当時とは大分印象が違いました。『海軍の栄誉除隊』がそもそもどういう事を意味しているのか、とか詳細が良く判らない箇所も在りますが、最後まで飽きずに観る事が出来ました。これはハッピーエンド…なの?全然話は変わりますが、KMFDMのサシャはトラビスみたいですナ。 【キノコ頭】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-25 09:21:58) |
336.《ネタバレ》 世捨て人なのか、英雄気取りなのか、はたまた狂いの類なのかよく分かりません。見てて居心地が悪いというか、頭の中で不協和音鳴りっぱなしでした。音楽が渋すぎで、この音楽に合うのはウイスキーかな、バーボンかなとか考えてました。全体的に、変です。主人公以外も、何か変な感じです。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-05-08 19:58:44) |
335.《ネタバレ》 閉塞した時代の、閉塞した生活を送る人間にとってのヒーロー像を、デニーロが見事に演じています。ラストの展開も非常に素晴らしいと思います。 【TM】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-24 19:52:04) |
334.《ネタバレ》 主人公は病んでます。内容的に30年以上前の映画とは思えません。楽しめました。 【ファンオブ吹石】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-17 19:34:39) |
333.《ネタバレ》 狂気にかられたデニーロが加速していく展開といきなりのモヒカンに衝撃を受けました。 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-01 14:46:51) |
332.《ネタバレ》 結局この映画をすべて理解することは無理なんじゃないでしょうか?主人公の孤独や思考は彼にしかわからないし、結果は彼が予想した通りでもなかったと思う。初デートにポルノにいく気持がわかる人は少ないでしょう。ジャズと街並みがかっこいい映画ですね。 【東京ロッキー】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-02-04 11:51:16) |
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331.喜怒哀楽に乏しい映画って、駄目なんですよねぇ。登場人物が何を考えているのか掴みづらくて、感情移入できないんです。私の不得意な映画でした。ただ、見ていて飽きないということは、それなりには楽しんでいたんだと思います。けど、もう一度すぐに見直せといわれたら、勘弁してくれといいます。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-01 00:09:39) |
330.スコセッシの最高傑作。ロバートデニーロのキレ具合は半端じゃない。狂気が映像的美しさと相まってすごいことになってます。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-09-02 00:21:46) |
329.病んでるなー。この雰囲気、今の日本と重なるところがありますね。ジョディ・フォスター若いなー。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-30 00:14:21) |
328.魔力をもってますから。この映画は。あんまり観ると洗脳されちゃう、そんなちょっとアブないオーラでてます。この映画が好きだと言うと、心を病んでると思われそうで、あんまり言わないようにしているが、つい何度も観てしまう大好きな映画です。 ふつう、映画は主人公と観客は一体となれるように展開していくと思う。だいたい主人公ってのは心がキレイで正しく、分かりやすい行動をする。でもトラヴィスは、どこまでも不気味さが残る。約二時間、トラヴィスの風景ばかりにつき合い、トラヴィスの独白を延々聞かされるのに、トラヴィスの全てを理解することはできない。でもどこか共感してしまう部分もあるのが不思議なところ。 【きむねぇ】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-06-27 00:10:27) |
327.《ネタバレ》 初見で何が衝撃だったかっていうと、デ・ニーロのモヒカン姿だった。中でも鏡に向かって銃を構えるシーンなんかは記憶に焼き付いている。この作品が持つパワーは、それこそデニーロの存在感なくして成立しなかったとも思えるが、当時の社会背景を嫌味なく映し出している。若きデニーロ演じるトラビスの抱える心の問題、焦燥感は彼が生きてきた時代、街そのもの。自分の殻を破ること、時代を変えようと思うこと、他人から興味を持ってもらう事、彼の望みは、変えなければならないという強い思いが一番嫌いな暴力行為だった。一挙手一投足にそこに至るまでの微妙な変遷がみてとれる、そんなメッセージの込められた作品だと思う。 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-06-07 18:21:52) |
326.暗いし重いしテンポ悪いし話も面白くない。しかし圧倒的な訴えかけがあります。すいませんが、僕にはちょっと受け止められませんでした。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-05-29 17:28:11) |
★325.映像の美しさとか、作品の持つ雰囲気の良さは十分に伝わってきたけど、この作品持っている、私に語りかける意味がどうしても理解できなかった。この作品を十分に楽しめるということが真の映画ファンなのだろうか。それが解らない自分はヘタレなのか、悩まされる作品でした。と鑑賞直後は思ったけど、一晩たったら、主人公の理不尽な行動に行動にこそなにか感じるものがあった。考えさせることが監督の狙いだったのかな。理詰めではなく感じる映画。5点から7点に変更。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-05-21 19:11:13) |
324.《ネタバレ》 もう30年以上前の映画だけれども、今観ても少しも色褪せてはいない。俳優、映像、音楽、脚本、演出。すべてがこのように才能を開花させている映画はやはり珍しいと思う。とはいうものの、当時観たときは(´78)わたしにとっては何がなんだかわからない映画であった。全然先の読めない映画であったし、理解不能な映画であった。にもかかわらず、ものすごくすきな映画であった。こうして年月がたってみると、やはり自分のベスト1は「タクシードライバー」だなと思う。今観てみると、きちんと計算された脚本であることがよくわかる。マーチン・スコセッシもこの映画を超える映画はやはり撮っていないと思う(「ディパーテッド」なんてあんなの…)。ベッツィを自分のタクシーに乗せていくら?と訊かれ、ガチャッとメーターを倒すラストシーンにはいつも惚れ惚れする。ベッツィもふり返らずに行ってしまう。この映画でロバート・デ・ニーロがすきになって、このあと彼の映画をずっと追いかけたが、いつもどこかに違和感がつきまとった。自分はロバート・デ・ニーロをすきなのではなくて、トラビスがすきなのだと10年以上もたってから気がついた。 【はちかつぎひめ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-05-21 10:31:49) (良:1票) |
323.映像の格好よさに惚れ惚れします。 しかし狂人と英雄は紙一重かぁ・・・。 【njld】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-08 17:58:45) |
322.《ネタバレ》 相手が売春婦の売人だろうがあれだけ人を殺しておいて あっさり社会復帰して、ヒーローになって終わる??? なんのために大統領候補を殺そうとする? まったく主人公に共感できない。狂気なんだ、と言われればそれまでだが。 【あきんど】さん [地上波(字幕)] 4点(2008-03-28 05:58:46) |