6.《ネタバレ》 官能小説サークルの紅一点で、小説の取材のために新入りの童貞君と寝る真山。
男っぽくサバサバとしてちょっとぶっ飛んだところのある女に、江口のりこがピッタリ。
決して美人ってわけじゃないけど妙に生々しくてエロい。
Sっ気たっぷりにチェリーボーイを弄ぶさまが地じゃないかと思うほど。
真山の小説の主人公の行動とともにセックスに耽る田所は、上半身と下半身は別人格ということを自覚せざるをえない。
好きな女にデリヘル嬢とのセックスをセッティングされた上に観察され、つらくて泣きながらも勃ってしまうという男の哀しさ。
サークルの男全員に取材目的で手を出していた真山はまさに肉食獣、若葉マークの男の手に負えるような女ではない。
愛情のない肉体関係から、恋愛感情が芽生えていきそうな二人の行く末が気になる。
エロだけが売りでストーリーがとってつけたようなC級作品ではなく、ちゃんとしたラブコメになっている。
この女性監督、作品を初めて観たが要チェックか。