119.《ネタバレ》 これぞフランス!って感じの映画。 淡々と静かに進んでいく。 エロさは確かにあったけど、 いろいろとツッコミいれたくなるようなストーリーでなんだかなあと思いました。 最後の自殺はよく分かりませんね。 【らんまる】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-04-22 22:09:45) |
118.《ネタバレ》 まぁ独特の雰囲気は理解したけど、どーにも全てにおいて唐突だよなぁ。いきなり結婚してくれだし(苦笑)。というか仕事場で何してんだかまったく。おまけにオーデコロン飲んじゃうし(苦笑)ちょーっとここら辺は理解に苦しむとこですなぁ。まぁいろいろな愛のかたちがあるという事なのでショウネ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-04-11 08:29:23) |
117.《ネタバレ》 これを封切で映画館で観た数十年前はアンナ・ガルシアの美しい笑み顔と音楽に説得された記憶がある。切ないわあとか思ったんだった。そして現在再び鑑賞したら一ミリも心が動かないのに自分でびっくり。中年男のエロ願望を延々描いているとしか思えない。おっぱい触りたいとか体臭がどうとか何が官能だあ。ヨメの仕事中に後ろから手を出す場面なんかAVかと見まごうよ。あれは無い。女の心理描写が一切無いあたり、フランス版失楽園といったところ。アンナみたいな若い美人がなんの躊躇なくおっさんと結婚する。何故。あげくあの意味不明なラストはもしかして女房が古狸になる前に死んでくれるというのが監督の理想なのかしらとも思ってしまう。昔の感動はどこへやら変わった私が悪いのか。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 1点(2013-01-11 12:10:21) (笑:1票) |
116.《ネタバレ》 結婚生活とは何か? 本作の定義は、好きな人と好きなだけ好きなことをヤルための環境整備です。モチロン、目的は下半身の欲情を満たすこと。子孫の繁栄や子育てに対する興味など、これっぽっちも視野に入っていない。エンディングでは、その愛欲関係に賞味期限まで設定してしまう。危険な空気を孕んでいますが、もの凄く真っ当な解釈のひとつだと思いました。 「バニラ味のレモン」とは、主人公が幼い頃に嗅いだ豊満な理髪師の体臭だったのだと思います。そこには、肉欲への憧れと共に儚い死の予感が同居していました。年老いて優しさだけが残る関係は嫌だと書き残して、彼女は死んでしまいました。あの時、すでに下降線に入っている自身の、あるいはお互いの肉体の「バニラ味のレモン」が、死の方向へ傾いてゆくことを実感していたのだと思います。 世の中の夫婦は愛欲関係が無くなっても、普通は結婚生活を維持しますが、ここに描かれるのは性交の切れ目が結婚の切れ目という夫婦です。この10年は刹那的だったのか、それとも十分な蜜月だったのか。こんなテーマの映画は観たことがありません。欧米に比べて、早々に交渉が無くなると言われるニッポンの夫婦には理解しがたい映画なのかもしれません。 本作の面白いところは、このAV的、あるいはロマンポルノ的な結婚解釈をお上品な文学調にまとめたところではないでしょうか。私は共感しましたよ、結婚していないからだと思いますけど。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-01 21:33:06) (良:2票) |
【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-02 08:56:23) |
114.《ネタバレ》 "髪結いの亭主"が「妻の収入で暮らす夫」のことを指す言葉だというのは映画を見た後に調べて知った。 それは世間的には情けない話だけれど、この夫婦にとってはいつも一緒にいれて最高に幸せなんだろう。 子はなく、旅行もしない。ただ同じ毎日が過ぎていく。 官能的で美しい髪結いとお茶目な亭主。この映画は本当に大きな事件らしい事件は起きずに話が進んでいくのだけれど、アラブ音楽と美しい照明に撮影、夫婦のキャラクター、それらが独特の温かく妖艶で、どこか切ない魅力的な空気を作り出していることで見てて飽きない。また、その空気感がラストの青天の霹靂のような出来事をよりいっそう衝撃的なものにしている。少なくともあのラストに僕は呆然としてしまったし何が起きたのか一瞬理解が出来なかった。賛否は別れるものと思うけれど大人の寓話として見ればなかなか良くできた作品だと思う。 【マー】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-20 10:03:09) (良:1票) |
113.これまでフランス映画とは相性が悪かったのですが、この作品は良かったです。全体に流れる空気感が妙に魅力的で、最後まで引き込まれました。ストーリーや表現にそれほど興味を感じたわけではないのに、フランス映画+アラブのダンス音楽が創り出す独特の雰囲気に酔ってしまったようです。マチルド役の女性もすごくきれいで妖艶で素敵でした。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-08 17:47:58) |
112.《ネタバレ》 以前見たときは評判通りの良さを感じ取れなかった映画だが、改めて見ると今は逆に評判以上の良さを感じる。10年の歳月はこうも変わるものか。 映画の中の二人も結婚して10年、変わらぬようで天井のヒビが二人の愛の行方を暗示していた。いつかは老い、いつかは消えてしまうだろうと・・・。 突如の夕立に、妻は「あなたが先に死んだり、私に飽いてしまう前に・・・」と書き残し、身を投げてしまう。これが10年前の私にはまったく受け入れられないことだったのだが、今はそういう愛の表現もあるのかと・・・。 ところで、髪結いの亭主なる言葉、日本にも西洋にもあるのだと改めて痛感。ただ違うのは、こちらではまったくのヒモみたいな意味だが、この映画ではそういう低俗なものではなく、文字通りの理髪師の旦那。 理髪師夫婦は日夜生活を共にできるうらやましい職業、仕事はもっぱら妻任せと思ったら、亭主にもちゃんとした役割があった。あの奇妙なるダンスで和ませ、むずかる子どもさえ魔法にかけるという仕事。 この映画の奇妙なダンスを支える音楽がまたすばらしい。すばらしいはず、マイケル・ナイマンだ。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-06-18 09:31:25) (良:1票) |
111.《ネタバレ》 十年間を夫婦二人っきりでラクして過ごしちゃったから、夫婦愛、家族愛には育つはずもなくて、存在したのは性愛だけ。それなら後は飽きるか色褪せるだけというのがマチルダにはわかったんじゃないかと。またはそれぞれが「相手を愛する自分」大好きだったってところかな。ある意味理想で、ある意味拒否感。何ともやるせない。 【りゅうちゃくん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-06 04:08:15) |
110.《ネタバレ》 アントワーヌのように少年の心のまま過ごせられたらどんなに幸せだろう。なんて思ってたら…時間は止められない現実を突き付けられた思いだ。静かな空気感とシュールな笑いが楽しい。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-10 11:19:54) |
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109.パトリス・ルコントを世に知らしめた作品。 ゆらゆらとした空気に満たされ至極映画らしいが、最後寂しさはあっても哀しくも切なくもないのは、彼らが所詮自身の幸福しか頭になかったからか。 偶像を崇拝する男は夫とはなりえず、注がれる愛だけが命の糧である女も妻とはなりえないのだろう。 濃密な肉体と希薄な精神から成る変化を赦さない愛は、閉じているがゆえに育つこともない。 マチルダにとり重要な言葉を告げる客の髪を洗う彼女に触れるアントワーヌは「官能的な理髪師である女を愛する男」を象徴するシーンなのだろうけれども、画的には珍奇でいただけない気がする。 マチルダは満月の欠けるのを畏れた女、年を重ねても少年のエロスを抱き続けたアントワーヌは彼女との10年のためだけにそれまでを生きてきた蝉のごとき男。 彼の人生の夏の日は永かったのか、短かったのか。 「天井にひびが入ってる」僅かな亀裂を気に掛ける彼の言葉には予兆の響きが感じられた。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-09 00:00:03) (良:1票) |
108.仏蘭西製人情ドラマ。 が、見終わった後とても鬱になる。 【せかいのこども】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-12 11:02:48) |
107.当時、職場でこの映画が話題になり3回は見たが、なかなか登場人物の心理を理解するのが難しい。特に妻のとった行動を職場の女性に解説してもらったが、それでもすっきりしなかった。 ゆえに、とても奥の深い作品であることは間違いなさそうだ。 余談ですが、「妻の働きで養われている夫」を「髪結いの亭主」ということを後に知って、少し賢くなった気がした。 【きーとん】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-07-18 00:24:29) |
106.《ネタバレ》 切ない終わり。愛し愛され、何もいらない、どこへも行かない24時間一緒にいても不安になることはある。切ない。 【HRM36】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-12-13 22:18:23) |
105.愛し、愛され幸せすぎた故に、それを維持する事の難しさを考えると前途は無いのも同然と何とも贅沢な悲観に苛まれ自ら死を選ぶ美しき妻のまさかの行動にはビックリ!実際にこんな夫婦がいたら素晴らしいと思いますが!? 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-12 22:55:45) |
104.《ネタバレ》 主人公アントワーヌに、竹取りの翁を思った。不意に訪れたかぐや姫が成長していくのを喜びながら、別れの予感の不安とともに見守っている。今現在の幸福を忘れさせるほどの、時間の経過に対する不安。翁はついにその時間との戦いに敗れ、姫の昇天を目にしなければならなくなったが、このフランスの竹取りの翁も同じだった。彼は自分の理髪店から時間の流れを感じさせるものを排除していく。目の前で成長していく子どもは作らない、思い出になる旅行には出かけない、今日が昨日とまったく同じ日であるように心がけ、また明日が今日と同じ日であるように理髪店に立て籠もり、同じ音形を繰り返すアラブ音楽を聴きながら時間を溜め続けていった。しかし常連客は少しずつ老けていく。目を背けていても、時間は室内に溜まり続け、そしてついにマチルドが夕立の気配のなかで「人生って嫌ね」と呟き、自分たちの敗北を認めた瞬間、溜まりに溜まっていた時間が濁流となって溢れ、彼女を押し流していってしまう。この映画の中のアントワーヌは少年か初老かだ。夫婦の愛の日々を描く映画でありながら、少年の憧れと老年の思い出だけがあって、そのなかの壮年の人生が抜けている。つまり、「まだそこには存在しない」と「もうそこには存在しない」ものとしてのみ、夫婦の愛の日々は捉えられるのだ。幸福であるとは、なんと不安なことだろう。この映画で最も凶々しいシーンは、オーデコロンを飲んで酔い潰れ“死んだ”ようになって迎えた朝、少年時代のアントワーヌがこの店を覗き込んでいるところ。憧れの女性理髪師の死を夕立の予感の中で発見したときのポーズで。これは妻である女性理髪師マチルドにも昇天の日が近づいていることの予言なのだろうか。アントワーヌは自分の戦いが負けることを最初から、少年の時から分かっていたのだろう。それを承知しながら、彼は幸福を究めようとした。人生とはこういうものなのだ。ほんの80分ほどの映画なのに、しみじみと人生の詠嘆を描ききって感服させられた。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-07-02 12:22:12) (良:2票) |
★103.《ネタバレ》 床屋の旦那になっておっぱい揉みまくりてー!という純粋な妄想超特急だった少年は、おっさんになり映画の序盤で運命的な出会いをあっさりモノにします。ソコにいたる苦難は毛糸のパンツが乾きにくかったことしか描かれません。夢を叶えたおっさんと美しい嫁さんの完璧なまでの円満な夫婦生活。これがこの映画のほとんど。映像や雰囲気は上品なのにおっさんはエロエロでコミカル。短いけれど若干退屈。 終始オッサンの独白を聞かされるものの、意地悪なことにラストだけは聞かせてくれません。嫁さんの行為は、自分のための最善の選択だったのかもしれませんが、それに対し旦那は何を思ったのでしょうか。さて、この映画は悲劇だったのか喜劇だったのか・・・。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-11 12:10:58) |
102.奇妙な暗黒舞踏も、艶かしいエロ描写も、フランス映画というフィルターを通して見るとなんだか哲学的に思えるから不思議です。 願いは思い続ければ必ず叶うというあり難い教訓の込められた素晴らしい作品でした。 僕も髪結いの紐になりたいと思いました。 あと、おっぱいは素晴らしい。 【もとや】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-05 12:12:31) |
101.美しい映画だった。熱烈な恋程、悲しくなる。どうしようもなく、切ない映画だった。 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-02-01 18:11:46) |
【ネフェルタリ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-12-24 12:15:21) |