16.《ネタバレ》 手錠かけた男に警察まぬけすぎるやろ。 【ケンジ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2024-11-12 15:44:16) |
15.《ネタバレ》 今から見ればたいへんな豪華キャストなので、それだけでもけっこう楽しめます。しかし小川真由美の存在価値はよくわからないし、竹下景子の設定はあまりに強引だし、蟇目良と神崎愛のコンビは健全かつ健康的すぎて雰囲気に合わないし、傍若無人な松坂慶子の居候を許す佐分利信も不自然。結局、無理やり頭の中で作り上げたお話という感じでした。 ただし、ずっと深窓の令嬢として振る舞っていた栗原小巻が最後の最後に見せた表情には、なかなか鬼気迫るものがあります。この1シーンだけでも、見る価値はあるかなと。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-05-02 02:13:50) |
14.萩には数年前に行ってとてもいい街だったのでそれを思い出しながら見たのだが、原作が洋物サスペンスなせいか内容的にちょっと乾いた感じがあって、伝統的な城下町の雰囲気とはミスマッチな印象を受けた。もうちょっと日本風な味付けにしてもよかったように思える。 |
13.《ネタバレ》 クイーンの中でも、国名シリーズでもレーン・シリーズでもなく、それでいてファンの間では評価の高い「災厄の町」に挑んだ心意気は買いたいが、評価できるのは心意気の点だけだった。●これだけのキャスティングを揃えていながら、ほとんど効果を発揮していないというか、もやもやしっぱなしというか。一番のミスは、松坂慶子が登場時点から怪しさ全開なこと。なので、かえってミスリードとして機能していない。それから、事件発生までに1時間半くらい経っているんだけど、一体どういう時間配分なのか?●だから、原作の中盤のクライマックスである裁判シーンはもちろん全カットだし、したがって真相との落差によるインパクトも表れてこない。●そんなわけで、最後の方なんかは延々とウジウジグダグダと進んでしまい、何とも締まらないフィニッシュとなってしまいました。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 3点(2016-06-22 02:09:14) |
12.《ネタバレ》 「名探偵、皆を集めて「さて」と言い」などと言う戯れ句があるが、解決編を明確に示すというこの儀式は、結構大事なことなのかもしれないと、ダラダラと事件の謎が解ける本作を見ていると思わざるをえない。 戸籍制度というものが有り、良家の子女の結婚には相応の調査が行われる日本において、本作は成り立つのかどうか非常に危うい。 また、真犯人が何時の時点で犯意を持ったのか、よく分からない。というか、夫を陥れたかったのかどうかすら、いまわの際の錯乱状態によって余計判らなくなっている。彼女の心理こそ、この物語の中で一番興味深く、ドラマになる部分だと思うのだが。 ちなみにフィアンセが物語の最初から最後まで、突然現れた男と行動を共にし、あまつさえ二人だけの北海道旅行などされてしまう、峰岸検事がかわいそうだった。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-09-16 12:05:58) |
★11.《ネタバレ》 【人間を描く】特殊な事情の下での復讐的犯行であり、もっと犯人に同情できるように描かれていれば余韻が残ったろう。犯人が結婚直前に婚約者の男性に捨てられた失意の様子、その後の3年間の喪失の日々、婚約者が戻ってきてからの和解の過程、楽しいヨーロッパでの新婚旅行、満ち足りた結婚生活、これらの動機に関する重要なことが簡略にしか描かれていないのが不満だ。犯人の内面に踏み込んでおらず、女の情念や嫉妬といった感情は記号的にしか伝わらず、感情移入ができない。また夫は二人の美女から死ぬほど愛される役柄である。それなのに男性的・人間的魅力に乏しい。神経質な顔に軟弱そうな体、言われるまま義父の会社に勤務するが勤務評価は低い、感情的に女に手をあげる、酔いつぶれて「あの女を殺す」と叫ぶ、別れてくれない女を毒殺しようとする、妻や妻の姉に金を無心する…、ダメ人間である。いったいどこに魅かれるのか。彼がどうして結婚破棄をして逃亡したのかも説明されない。過去の苦悩や苦悩が描かれなにので、この男が自殺しても観客の心は動かない。脚本は米国青年が日本にやってきてからの出来事を律儀に時系列で進め、ジョギングや陶芸やフルートなど不要なものばかり描いている。加害者の不幸な人生を描くことに成功して名作となった「砂の器」と好対照をなす。ただ被害者である元恋人の不幸な人生は描けている。 【サスペンス】登場人物の少ない家庭内殺人事件である。夫が犯人であるかのようにミスリードしているのは見え見えで、苦笑を禁じえない。三女と居候の青年は探偵役、長女は本筋に絡まない、父親も母親も影が薄い。となると残るは妻と夫の妹だけで、意外性がないのだ。三女の婚約者や長女、父親などを容疑者候補にするくらい練らないと良質のサスペンスをはいえないだろう。警察の捜査も不信で、どうして被害者の身元を真っ先に確認しないのか。素人探偵に先を越されている。警察の不注意で無実の容疑者人が逃亡、自殺させてしまった責任は重い。逃亡を幇助した容疑者の妹も見逃している。事件の真相を明らかにせず、闇に葬るのは検事としてあるまじき行為である。証拠がないというが、ヒ素の入手経路を調べれば真相が明らかになるはずである。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-11-21 22:44:41) |
10.キャステングが豪華な上に監督が「砂の器」をはじめとする多くの傑作を生み出している野村芳太郎監督に脚本が監督でもあるけど脚本家としても素晴らしい作品を多く生み出した新藤兼人ということで期待しすぎたか?凄いサスペンスを期待しすきだせいかもしれないけど何だか普通のサスペンス映画的な感じの印象しか残らない。そして、犯人が誰かは予想できるけど、その犯人についても同情出来るだけのものがさほど感じられないのも「砂の器」との大きな違いである。つまらなくはないけど、だからと言ってそう何度も繰り返して見たいと思わせるだけのものも感じられない。それなりに楽しめたから一応は6点付けてみるけどこの監督とこの脚本のコンビならもっと面白い作品に出来たはず。 【青観】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-06-28 21:54:06) |
9.本格的な推理もののドラマで、あまりにもお話の出来がいいので、 鑑賞後に調べたら、原作がエラリー・クイーンと知ってびっくりした。 当時は横溝正史が流行っていたせいか、雰囲気がやたら暗くて、演出のほうは今イチ。 それが良かったのか悪かったのか、一種独特の雰囲気を醸し出している。 アガサ・クリスティーの映画に、横溝正史の色を加えたといったイメージ。 バランスという点で、観る人によって評価の別れる作品だとは思うけど、 ストーリーはしっかりしているので、推理ものが好きな人にはお薦め。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-08-18 20:47:55) |
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8.《ネタバレ》 さすがエラリー・クイーン、さすが野村芳太郎と言わざるを得ない。この映画は米国屈指の推理小説家と日本の社会派を代表する監督の二人の出会いから生まれた。 サスペンス要素とともに、愛する男性を巡っての二人の女性の心理描写が見事である。結婚を目前に男に逃げられたにも関わらず、3年経ってもなお愛し続ける女性栗原小巻、男を追いかけ妹になりすました女性松坂慶子、どちらも大変好演である。しかし、私は栗原小巻を褒めたい、彼女が演じた女性の妻紀子は、大詰めで解き明かされるように命をかけた大芝居をうったわけだが、それを彼女は見事なまでにやってのけたと思っている。 この映画では小川真由美や松坂慶子が日本アカデミー賞の候補にあがったらしいが、私は栗原小巻の名前がなぜ候補にもあがらなかったのか、不思議でならない。 不思議といえばもうひとつ、私はアガサ・クリスティの推理小説にはまる前に、エラリー・クイーンにはまったのだが、アガサのの小説がいくつも映画化されているのに、エラリー・クイーンの小説が映画化されないのも不思議でたまらない。 この映画はエラリー・クイーンの小説で、日本で映画化された唯一のもの、それだけに貴重である。 この映画は、映画館、ビデオ、DVDと3回目の鑑賞だったが、何度見てもすばらしい。初めて映画を見たときは、唐突に神崎愛がフルートを演奏したことにびっくりしたが、あとで聞いてみたら本職のフルート演奏家だったとのこと、今だから言える初心者の恥。ついでにもう一つ、この邦題もすばらしい。この邦題ゆえにこの映画がある。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-05-17 23:06:05) |
7.野村芳太郎監督によるサスペンス映画。「危険な女たち」と同様に外国文学の映画化作品で、印象としてはそれほど深みもなく分かりやすい2時間ドラマ的な映画で、はっきり言って凡作なのだが、期待していなかったからか思ったよりは面白かったかな。(物足りなさもだいぶ感じるけど。)出演者も豪華でそれぞれの役者の演技を見ているだけで安心して見ていられる映画なのだが、中でも、終盤の栗原小巻の演技はかなりのインパクトで印象に残り、この女優のうまさを感じさせる。神崎愛がフルートを吹くシーンはなにかストーリーと絡むのかと思っていたが、たいして意味もなく、ただのサービスカットだったみたいで無くてもよさげに思う。彼女と一緒に手紙の謎を追う日系人のキャラクターもいかにもという感じだった。松坂慶子はうまいんだけど、今年既に何本か出演作を見てるせいかこういう役柄というのはちょっと違和感を感じる。その母親を演じる北林谷栄を見ていてつい「となりのトトロ」で声を演じていたカンタのばーちゃんを思い出してしまった。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-07-21 13:50:05) |
6.内容はTVの~曜サスペンスと同レベルでしたが、キャストが豪華で楽しめました。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-06-29 00:58:13) |
5.《ネタバレ》 エラリー・クイーン原作になっていたので、期待しましたがサスペンスってほどハラハラ感が少なかったかも。怪しげな兄妹と奥さんの三角関係と、神崎愛と外国からきた従兄弟(?)との探偵ごっこで進めていくところがTVドラマでもやっていそうな雰囲気でした。 【うさぎ大福】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-05-27 16:03:03) |
4.この時期の野村芳太郎監督は作品によって凸凹がありますね。この映画は、残念ながら凹の方だと思います。ミステリーとしては弱すぎるので、人間ドラマとして見た方が少しはましなのかな。怪しい日本語を流暢に操る日系人役の蟇目良のキャラクターは面白かったです。 【KYPA】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-01-11 13:39:15) |
3.一流と云われていた人達を集めて、この程度のものしか作れないというのは、大変嘆かわしいことです。 【みんな嫌い】さん [DVD(邦画)] 3点(2006-12-07 13:07:37) |
2.《ネタバレ》 出演者は豪華。なかでも、〇〇〇〇さんの顔に似合わない半狂乱の演技にはびっくり!内容はちょっと、メリハリがないかな。各々登場人物の心情が絡み合いすぎて、かえって全て中途ハンパになっちゃった感じがしました。松坂慶子はキレイすぎて、あの役はミスキャスト?神埼愛の“お約束”フルートに苦笑い。 【いわぞー】さん 5点(2004-06-29 23:00:24) |
1.原作はエラリー・クイーンの「災厄の町」。昔、よくゴールデンタイムにテレビでやってたんで何回も観ました。出てる人が何気に豪華なのでお茶の間にぴったりって言ったらいいか。出演者の顔ぶれで何となく犯人がわかってしまう、わかりやすいサスペンス映画です。余談ですが自分はガキの頃、この映画と「郵便配達は二度ベルを鳴らす」のタイトルがなかなか区別がつきませんでした。 |