118.《ネタバレ》 扱っているテーマ自体はスケールが大きいし、興味深い。 何しろ、アメリカが米ソ冷戦時代に、国家の威信をかけて臨んだ、世紀の嘘っぱちプロジェクトだ。 それを暴露というか、嘘という設定で描いた本作は、間違いなく問題作。 アポロ計画の嘘という仮説にまで、影響が及ぶからだ。 当のアメリカに、心当たりがあったとしたら、これこそマズイ作品だろう。 ま、そんなアメリカの国家威信なんてのは、実際のところ、どうでもいいわけで。 どうでもいいことに2時間以上付き合わされる訳だから、さすがにダレる。 特に終盤の展開たるは、強引過ぎ。 あんなにサクサクと事が運ぶかよ!! 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-03-01 02:52:59) |
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116.《ネタバレ》 昔はこんな独創的なストーリーがあったんですね。まぁ陰謀ものと言えば、言えなくもない。映画しょっぱなから、グイグイ引き込まれます。ラストの空中アクションは、観てる方が軽く酔っちゃうほどのカメラワーク。今ではアトラクションとかで珍しくないですけどね・・。この時代にこんなシーン、撮影してたってとこが凄い。💮8点! 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2014-04-29 18:00:14) (良:1票) |
115.見る時期に左右される作品か。 公開当時としてはタイムリーでリアルなんだろうけど、今見ると粗が目に付き、鮮度を失う類の映画に思える。 偽装工作は子供騙しに見えるし、追っ手の詰めの甘さも相当ご都合的。 車の暴走やヘリとの空中戦は見応えあり。 ラストはその後の展開が容易に想像できるのであの切り方でもアリかと。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-02-16 20:59:30) (良:1票) |
114.《ネタバレ》 ジェリー・ゴールドスミスの躍動感ある主題曲が印象的。朝焼けに浮かび上がる発射台の冒頭シーンの臨場感は正統派のSFスペクタクルの幕開けを予感させる。 観覧席における政治家同士の皮肉の応酬も現実にありそうで、開始15分ですっかり引き込まれてしまった。 その後の展開は、迫力あるチェイスシーンや渋いゲスト陣の好演によりメリハリのあるものだったが、国家陰謀を描いた部分の完成度は、随分と隙や手落ちがあった感も否めない。 異変に気がついたNASA職員の消され方に比較して、FBIまで動員しながらエリオットグールドを抹殺しきれない展開や、フェイクの撮影をしたセットをそのまま残しておくなど、もう少し丁寧な描き方(ネタの回収)がされていればサスペンス物としての完成度も更に上がるはずなのに。多少残念。 だだ、多くのレビューの中で比較的評判の良くないラストシーンの描き方に関しては、自分としてはすごく好印象。 新聞記者と、生き残った宇宙飛行士のがスローモーションで走り寄って来るシーンを、テレビ局のカメラが一斉に捉える。火星着陸のトリックを信じ込まされた国民が、今度は有り得ない現実をまた生中継で目にする事に。その後起こった騒動を想像するだけでもカタルシスを味わえる。 何故今さらこの作品を鑑賞したかと言うと、最近カレン・ブラックさんの訃報を知り、彼女の迫力ある風貌を見たくなった為。出番は僅かだが、発するセリフがとても粋で、テリーサバラス同様、とても輝いていた。 【こた】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-31 09:05:41) (良:1票) |
113.《ネタバレ》 公開当時に劇場で観たのですが、その時から複雑な想いでした。久しぶりの再見でもやはり同じように感じました。 サスペンスとしては高質です。印象に残る絵が多く、ストーリーと動感が上手く噛み合っています。終わらせ方も味わい深い。 なぜ複雑なのかは、ほとんど余談です。大気圏突入の失敗によって隠蔽側を追い込み、パイロットを亡き者にしようとするシナリオ。こうなると計画推進派は完全な悪役です。製作側の真意は分かりませんが、見かけはNASAの活動に否定的なスタンスです。非生産的な事業より福祉に金を回せというのは、当時の(今でも?)彼の国の世論でした。私はいわゆる天文ファンで、アポロ計画などに心を躍らせた少年でした。その少年の目から見た本作は「宇宙開発の意義の否定」と映りました。鑑賞者に夢を与える媒体であるべき「映画」で、宇宙開発を貶すなんてひどい、と思いました。でも、面白かったのです。だから「複雑」でした。 現在の私はエンタテイメントと割り切って鑑賞できますが、感受性が豊かな頃に覚えた印象はなかなか拭えないものです。「はやぶさ」を扱った邦画諸作でも、予算の捻出は頭の痛い問題として扱われていましたが、概念でしかない未来へ投資できるとしたら、経済大国と言われる国以外にはないと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-01-31 02:25:26) (良:2票) |
112.《ネタバレ》 宇宙飛行士のひとり、サム・ウォーターストンの逃亡中のひとりごとがすばらしい。「屋根の上」が「崖の上」につながるというオチ。‥‥意外とカメラとかがんばっていて、思いもかけない長回しとかクローズアップに惹き付けられてしまった。むかしのハリウッドは意欲的だったんだなあという感慨。ヘリコプターのオペレーションとかも、観ていても「そりゃあ危険だろうが」というギリギリのところをやってる感じで、この「ヤル気」には感銘を受けた。カレン・ブラック、ブレンダ・バッカロ、そしてテリー・サラバスらの客演もみごと。脚本でいえば、エリオット・グールドは(本来ならば)もっとかんたんに抹殺されちゃうことが想像できるからアレだけれども、皆さんに不評のラストは、コレでいいんだと思ってます。 【keiji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-17 16:55:11) (良:1票) |
111.《ネタバレ》 国家の陰謀が非常に恐ろしく表現されており、緊迫感があります。セットや模型など、古臭いのは仕方ないし、設定に無理も感じるが映画として考えると良作。ブレーキの利かない車のシーンなんかはゲームセンターにいるような感覚でしかないが、スピード感があります。エアチェイスは本作の見所で、ギリギリの攻防を楽しめました。気に食わないのはラスト。黒幕の正体がばれて、追いつめられていく過程を10分程度で良いので加えて欲しかったです。どうも消化不良でスッキリしません。 【マーク・ハント】さん [地上波(字幕)] 7点(2014-01-15 19:10:24) |
110.《ネタバレ》 火星着陸偽装プロジェクト―政府による「大いなる陰謀」。その全貌を知る宇宙飛行士たちの逃走劇。大胆な着想を得るきっかけは当時政府の陰謀として世間を賑わせていたヴェトナム戦争やウォーターゲート事件。緊迫の追撃戦、特に終盤のスカイチェイスは映画史に残る名シーン。高揚感ある主題曲。ただ、今この作品を観るとインパクトに欠け物足りないですね。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-01-02 00:54:45) |
109.カースタント、エアチェイス、国家の陰謀等が70年代の雰囲気のなかで派手に繰り広げられて見所満載。台詞も気が利いてて楽しいよ。「俺たちは死んだぞ」→「いい奴だったのに」もっぱらボケるのはO・J・シンプソン。風体からして堂々たる存在感だ。NASAを模したコントロール室の機器等もさすがに本家の協力あってちゃちさを感じない見事な美術。音楽もかっこいいし、娯楽映画としてはほとんど完璧。これ観るとやっぱり頭をよぎるアポロ11号・・、ほんとに月に行ったんだよね?もしかして?? 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-11-13 23:56:49) |
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108.《ネタバレ》 長い。90分でまとめてほしい。 【わんたん】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-09-27 00:13:37) |
107.《ネタバレ》 期待度が高すぎたか、ちょっとイマイチだったなぁ。前半はまだしも 後半の3人が逃亡するあたりは、退屈で眠くなってきた(でも寝てませんよ!)。なーんか小さいけど重要(と思われる)シーンの詰めが甘くて、醒めてしまうというか古臭いというかね…。カレン・ブラックが出ていて「おおっ!」となったけど思ったほどはストーリーに絡んでこずに残念。おまけに微妙なラスト、、、えぇっ?ここで終わっちゃうの??的な(苦笑) しかし、そういいつつ当時とても話題になったアポロ計画と東西冷戦時代を伺える内容でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-09-05 10:15:02) |
106.《ネタバレ》 これ実話ですか? エンターテイメントとは思えない真実味があります。 ここまで陰謀の姿を浮き彫りにした映画はなかなかないと思います。 っていうか陰謀ふざけるな。 読解力のない自分に字幕映画は向かないです。 この映画はシリアスで、前半ではけっこう話が長かったので吹き替え版がほしかったです。恥ずかしい話ですが。 宇宙とか政治の話って字幕で読むにはちょっと難しいところがありますし。 お話自体は真実味があっておもしろかったです。 逃亡のサバイバルとか飛行機アクションとか、暴走した車のシーンとか断片的に面白かったです。 てか陰謀こえええ。ほんとに実話じゃないんですか? 「陰謀はこうして起こされる」ということを的確に伝えていると思います。 ま、これがもしホントにあった陰謀を事実のまま映画化したなら この映画は制作の段階で陰謀によって消されていたでしょうけど。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-21 00:49:43) |
105.《ネタバレ》 初見、予備知識ゼロ。書き下ろされた脚本が素晴らしい。車の暴走シーンとヘリVS農薬散布機シーンの手に汗握る迫力が素晴らしい。あの(失礼)カレン・ブラックに秋波を送る朴訥さと勝ち目のない相手に怯まない鋼の意志が同居する、魅力全開のエリオット・グールドが素晴らしい。己の卑劣さと姑息さを言葉で取り繕うご都合主義者どものツラが目に浮かぶラストシーンが素晴らしい。鑑賞直後は文句なしの10点でしたが、一呼吸おいて、宙返りしても振り落とされないのはちょっと・・・など幾つかのシーンを思い返してこの点数です。 |
104.《ネタバレ》 某レンタルショップの発掘良品のコーナーで見つけました。面白い。観て損はないですね。ただ、ラストがあっさり過ぎるので先に捕まった2人の生死が気になって夜も眠れません…、昼寝することにします。 【SIN】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-02-23 00:37:18) (笑:1票) |
103.「アポロ11号の月着陸はねつ造」説の元ネタのひとつ。前半は快調で、テンポよく進み面白いのだが、後半は意外性のない展開で、残念な結果だった。ちなみに、アポロのねつ造説は、”この映画を真似て月着陸シーンを製作した”とされているが、もしこの説が正しいのなら、ねつ造そのものよりすごい「世紀の発見」ですよ。なぜって、この映画の製作は1970年代、アポロ11号の月着陸は1960年代ですからねえ・・・。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-12-22 18:58:26) |
102.《ネタバレ》 なかなかよかった。基地からの脱出が意外と簡単だったのが-1 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-07-14 03:14:02) |
101.焦点を当てるべき宇宙飛行士はひとりに絞ったほうがよかったのでは? 3人いるのでそれぞれの区別がつかなくなり、途中から整理しきれなくなりました。 【K】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-06-23 17:02:46) |
【Balrog】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-06-02 09:01:24) |
★99.《ネタバレ》 これって映画自体のできは時代的に真っ当なんだが、インターネット普及後に粗がびっくりするほど大きくなるタイプの映画だと思う。 アイデアや設定は非常に優れていたし、出す時期も逸していなかったと思われる。
月面着陸自体は69年で、この映画が77年。今の8年とは科学や技術での意味合いが異なるスパン。置き換えるとすると3,4年程度前っていう感じの科学的な出来事が映画化された的な位置づけではないだろうか。
そういうことを頭の片隅に置いて観ると、必ずしも陳腐ではない。観客にどの程度まで嘘や粗さが許されるかという駆け引きは、格闘技の過去の戦術のような現在では通用しないやり方が垣間見えるけどそれも含めて77年という時代にしっかりと作られている映画だった。いろいろな見所があるが、そこに興味があるか無いかになってしまうのは仕方がない。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 7点(2012-03-31 15:20:40) |